台風の目を体験

台湾のレポートです。まずは、やはり台風のことから。
日本では台風は数字で表しますが、台湾ではアメリカのハリケーンのように名前がつきます。
台風５号は海棠（カイドウ）です。中国語の発音だと「ハイタン」。

実は４日間の旅で台風の影響を受けたのは、３日目の１８日（火）のみでした。でも午前中は雨が降り、風が多少あったものの、午後からは晴れ間も見えました。
それでも帰りの飛行機が気になり、テレビで台風情報を何度も見ましたが、地方によってはかなりの被害で、道路が川のようになっている様子、土砂崩れしている様子、なぎ倒されている木などが画面に映し出されました。そんな中、私の滞在した台北は「台風の目」にいたようです。そしてその後、台風の勢力は衰えていきました。

１８日はほとんどのお店は休業していました。学校や会社もお休みだったようです。
でもホテルにいてもすることがありません。なので、ホテル近くの地下街を歩いてみました。でも期待していた三越もお休み。やっているお店と言えば、セブンイレブン（コンビニ）ぐらいでした。

買い物はあきらめ、ホテル近くのマッサージ店へ。足つぼマッサージと全身マッサージをやってもらいました。マッサージ店もお休みの店が多いらしく、そのお店は大繁盛でした。（お客は日本人ばかり）

その後、雨が上がったのを見て、地下鉄に乗り（地下鉄は朝から動いていました）、台北の観光名所にもなっている「士林夜市」で買出し（ここはかなりのお店が開店していました）。それほど動いていないのに、しっかりお腹がすくのには我ながらびっくりしました。

こんなのんびりした１日を過ごし、心配をしていただいた方々には申し訳ありません。
買い物ができなかったぐらいで、予定通り帰国できたことはとてもラッキーだと思っています。
でも、台風の被害に遭われた台湾の方々、そして１８日に帰国予定だったのに、飛行機が飛ばずに延泊を余儀なくされた観光客（１９日に全員、搭乗できたかは定かではありません）のことを考えると、自分のラッキーを喜んでいるわけにもいきません。
ホテルのテレビで見た天気図がしばらく頭から離れそうもないです。

写真は「士林夜市」