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これも花・あれも花

草月流生花教室でのあれこれと
お花を通してのボランティアに参加する人
を募集中

浅井慎平 海岸美術館

2005-09-07 | カルチャー&イベント
千葉の千倉にあるこの美術館は、静かな森の中にひっそりと溶け込んで建っていた。
建物そのものがアートだ。庭園・植物もアートのひとつ!心安らぐ作品や、環境に包まれ至福の時を過ごした。

写真作品・ガラスのオブジェ・油彩との融合作品など50点ほどの作品が展示されている。

あまり知られていないのか、車がないと行きにくい場所のためか、見学者が少なく、もったいない。千倉に行かれる時は是非お勧め









深大寺 鬼太郎茶屋

2005-09-01 | カルチャー&イベント
何時からか分からないが、
多分2年前ぐらいから、奇妙な屋敷になった。
前は山菜を販売しつつ、山菜てんぷらや、甘味を
食せた茶屋だった。良く見ると、水木しげるさんの
鬼太郎茶屋。奇妙なわけだ。残念ながら休館日だった


                              鬼太郎を彷彿させる小物の数々が
                              樹木に吊るされたり置かれたり
 
深大寺門前にある蕎麦屋さんの入り口に
いつも、この顔に和まされて帰る
この数軒先に鬼太郎茶屋がある
    

水木しげるワールド
http://www.sakaiminato.net/mizuki/index2.html


野川灯篭流し(8月28日)

2005-08-31 | カルチャー&イベント
 灯篭を流す前に築地本願寺より雅楽奏者がみえ雅楽演奏、
 ご詠歌も歌われるなど、幽玄な世界に惹き込まれた

         
                      800余の灯篭に火が灯り準備OK      
       死者の霊を慰め、世界平和を祈り、様々な人々が様々な祈りを捧げた
                      灯篭が、次々に川に流されていく                      



 野川は四季折々楽しいイベントが行われている。
春は桜のライトアップ、夏は花火大会、そしてこの灯篭流し、
この行事は今年で4回目とか。
    私の友人が野川沿いのマンションに転居してから4年。
      その間事あるごとに招かれて、野川の行事や、自然を楽しませてもらっている。
           

第10回 高原のチャペルコンサート

2005-08-28 | カルチャー&イベント
今年もコンサートに行ってきました                                     

台風一過きれいな青空の小海駅
                           チャペルの周囲・秋の気配は?                           

奥様の伴奏で独唱する島田啓介さん 
シューベルトの「さすらい人」「ます」「セレナード」
声量のあるすばらしい歌声にうっとり
ワインを控えたので、今年はしっかり聴きました
啓介さんご夫妻を囲んで  啓介さんの姉上(右端)と従妹さん(左端)


大江 光 コンサート 大成功

2005-06-12 | カルチャー&イベント
大江健三郎氏の講演、率直さと優しさの中に、知的なユーモアに溢れていた。息子が再びよみがえってくれた喜びが、家族全体の喜びとして、言葉の端端から感じられた。私が聴いた今までの講演の中で、一番共感できた講演だった。

コンサート、光さんの音楽の特徴だと私は思っているのだが、人間に対する信頼と優しさに溢れた、静かで上品な曲だった。それは確かな大江光の音楽の世界だ。

また、演奏家の方たちも、光さんの音楽を愛し、理解していることが、観客に伝わってきた。
丁寧に敬虔な気持ちで演奏しているように感じられた。
会場の客と演奏家と作曲家が共鳴しあった素晴らしい演奏会だった。

最後に光さんが、舞台に上がり挨拶した。長い文章を、ゆっくり確かめ、確かめながら話した。
彼の魅力を存分に発揮していた。
彼の学生時代を、良く知っていた教員仲間6名で、固唾を飲みながら、彼の挨拶が終わるのを見守った。
終わったとたん、だれともなく、ほっとして「本当に本番に強いんだから」と、そして、割れるような拍手をみんなで送ったのでした。


ラリック美術館

2005-06-01 | カルチャー&イベント
5月、箱根仙石原にオープンしたラリック美術館

この正面を入ると、オリエント急行を再現したティールームがあり、
その横に庭園に面したレストランがある。
美術館巡りが終わったら、ここで一休みすことをお勧め。
箱根の山並みを借景にした広々とした庭園は、パリ郊外の美術館の
中にいるような錯覚さえ起こす。庭園を眺めながらのティタイムは
優雅な気分に。

美術館エントランス 
ラリックの初期からの作品が見られる。パリ社交界の工芸品や、
繊細で緻密な、女性たちの装飾品にため息がでる。

ここでとても残念だったことは、美術館入り口に
今花形の某男性華道家が生けた、どぎつい色彩の
造花が飾られていたこと。
ラリックの繊細で優雅な作品空間と合うのだろうか?

もう一度大江光

2005-05-13 | カルチャー&イベント
6月11日、12日に東京オペラシティで大江健三郎氏の講演と、光さんの音楽によるコンサートが行われる。チケットを購入しようと思っている矢先、大江健三郎氏から、招待状を頂いた。
嬉しい,体調がおもわしくなかっと、以前母上から伺っていたので、光さんが、音楽活動を再開したこと、そしてそれをCDに出してくれた事が、何より嬉しい。

大江家では、光さんの体調不調が何年か続いていたため、このまま音楽活動は終わってしまうのではないかと、心配していらっしゃったとか。
大江健三郎氏によると、「私ら家族は、うちのニルスが大きくなってかえってきたのを、驚きと喜びでむかえました」

「ニルスの不思議な旅」の最後の部分 ニルスがいたずらして妖精に小さくされて旅に出る、優しい心から、果敢な働きをしたニルス、気づくと大きくなっていて、両親に呼びかけます
ー私は、もう一度、人間になった...... コンサートのパンフレット抜粋

CDは5月18日に発売されるのが待ち遠しい。多くの人に聴いた欲しいと思う。
私も、光さんがもう一度帰ってきてくれた事を心から嬉しく思っています。CDを買い求めようと思われている方、ご一報ください。光さんのサイン入りをお願いできますよ。

葉 祥明 美術館

2005-04-07 | カルチャー&イベント
北鎌倉の名月院へ行く途中に、葉祥明美術館ができた。周囲は竹やぶや、小さな小川が流れていて、
なんとも素朴な風情だ。そこにモダンな赤レンガ風の建物が妙に調和している。

葉 祥明? 名前を知らなかった。なかに入り絵を観て、「あ、知ってる」と同時に友人と顔を見合せた。
夢の有る独特の絵だ。絵から物語る。物語から絵が生まれる?

カレンダーや、絵本挿絵、きっと何処かで皆さんも目にしているはずです。
特に地雷撤去キャンペーン絵本『地雷ではなく花をください』
『おなかの赤ちゃんとお話ししようよ』はお勧めです。

今年45歳で初めて妊娠した姪に、「おなかの赤ちゃんとお話しようよ」をプレゼントに購入しました。


http://www.kcn-net.org/kamakura/kitakama/kita-myo.html美術館のHPです。

吉野・熊野・高野の名宝

2005-01-23 | カルチャー&イベント
今朝は寒い朝。どんよりとした空。新聞読んで、お茶飲んで、「あ~ダメダメ、そんな一日にしては」とばかりに、軽い食事をして、相棒と世田谷美術館へ。砧緑地公園までウオーキング。
出発は1時20分。速歩で歩き40分。汗が少し出始めて頃に到着。緑地公園は東名高速の用賀インターの下に広がっている広い緑地帯。メタセコイヤの大木、桜の大木や、雑木林、梅がもう咲いていた。樹木を楽しみながら、お目当ての美術館に向かう。

美術館の中で先ずはお茶。本日最終日。混雑はしているものの想像していたより空いていた。
入場すると直ぐの場所に、身の丈4、5メートルを越す鎌倉期の巨像「木像 蔵王権現立像」が頭上から威嚇している。これは圧巻だ。「金銅 釈迦如来坐像」の柔和なお顔に見惚れる。熊の三山の一つ、熊の速玉大社から御神像三体が展示されている。日本最古・最大級のヒノキで作られた神像は
威厳と風格があり、思わず手を合わせたくなる。

「日本人は飽き易いから、熊の古道のブームが去ったら、ゆっくり行ってこよう」と相棒。
来年に行けるといいけど、未だブームは続くかしら?

織物

2005-01-19 | カルチャー&イベント
1月15日氷雨が降っている中、渋谷東急文化村のギャラリーで、
行っていた、友人の織り物展に行った。

退職する前から織物をはじめ、退職した今は織物三昧。
好きな色に糸を染めるところから拘って、本当に繊細な
微妙な色を出している。

同門の方々の中にも素晴らしい作品を作る方がいて、
お互いに切磋琢磨している姿、いいな~。     

織物も極めていくと、芸術。造形作家かと思えるようね作品
も多数あった。もう終了してしまったので、観て頂くことは出来ないが
写真だけでもお見せしたい。

ポーランド ワルシャワ国立歌劇

2004-12-13 | カルチャー&イベント
暮になると忙しいのに、音楽会や、芝居に行く事が多い。
ポーランドは私の憧れの国でもあったので、ず~っと前から行きたいと思い、九月にチケットを
購入していた。

土曜日の夜、上野の東京文化会館は人で溢れていた。女性のトイレは長蛇の列。(これ何とかならないの?)
期待に胸弾ませて、会場前にワインなど飲んで、気分を盛り上げ、「オペラ魔笛」を鑑賞した。

はっきり書こう。全くの期待外れ。

演出が単調で、舞台装置の変化にもスピード感が無く、まるで宗教劇を観ている様だった。
演出者の「3」と言う数字に拘り、ファンファーレを3回繰り返したり、踊り手を3人で三角形に配置したりと、意識した演出にはなっているのだが、独りよがりの感が免れない。

夜の女王の恐ろしさや、パパゲーノと恋人タミーノのコミカルさ、王子とパミーな皇女の恋焦がれる切なさなど、もう少し、キャラクターや、情感が出せると良かったのだが。


歌劇には、現実からかけ離れた、ファンタジィックさ、楽しさや美しさ、切なさなどを期待した人は、私達だけではないと思うのだが。

特に夜の女王のソプラノの音域の広さや、歌唱力など素晴らしい。一人一人の力量はすごいものがあるのに、劇全体として、生きてこないのは、残念でならない。

聴覚障害の方たちの作品展示会

2004-10-19 | カルチャー&イベント
都庁の45階展望室で、10月15日(金)~17日(日)まで聴覚障害の方による絵画、写真、生け花の作品展示会がありました。
当然のことですが、障害をお持ちの方がたも、このような文化的活動を、発表出来るようになってとても嬉しく思いました。

生け花を習っていらっしゃる方達と、お話させていただきました。
彼女達は、「お花を教えるのに、障害があると特別な指導を必要とされるから大変でしょ?」と私に質問を投げかけられました。

お花は「ハートで生けるので、みんな同じですよ」とお答えしました。が、納得いかないようでした。確かに、障害によっては、手話など特別な方法を必要とすることもあるでしょうが、それは
コミュニケーションをとる為の手段であって、お花を指導することに直接関係ありません。

むしろ、お花を美しいと感じる感性が大事なんですもの。
発表された方達の生け花は、合同作品で、ご自分達のまさしく「こころ」を表した作品だそうです。

ソテツの葉に和紙を絡め、和紙には耳が聴こえたら、というような願いが込められた作品でした。




「卒業旅行は北国へ」 三輪裕子著

2004-10-13 | カルチャー&イベント
三輪さんの児童書はほとんど読んでいる。そのどれにも共通項がある。それは春休み、夏休み、冬休み等の、長期の自由時間に物語が展開されていること。そしてそのどれにも必ず山、川、湖、樹木など、自然との関わりがあり、その中で子供たちが自然への畏怖や、素晴らしさを体感し、子供同士が豊かに育っていく様が感動的に描かれていることだ。

今年4月に発行された「卒業旅行は北国へ」も、小学校を卒業したばかりの3人の子供たちが、春休みを利用して、東北の田舎に遊びに行く物語だ。洋太、和樹、和樹の従姉妹の千晶、3人だけの新幹線の旅。車内でわくわくしつつもチョッピリ不安な子供たちの様子が楽しい。ひょんなことから洋太の逢ったこともないおじいちゃんに遇うことになる3人。

おじいちゃんの運転で雪の回廊を見に出かけ、そこで雪の中に閉じ込められる。おじいちゃんを車に残して3人は、12キロもの雪道を歩いて救助を求めに。洋太は初めて合ったおじいちゃんだが、おじいちゃんを何とか助け出さなくてはと必死、雪道に負けそうになりながらも、3人で励ましあい、知恵を出し合い、やっと十和田湖の子ノ口にあるお茶屋にたどり着く。この間の描写は、雪山の経験がある著者でないと書けない。

クライマックスの「発見、生存、発見、生存」無線機を通して流れてきた。おじいちゃんが生きていた。みんなの歓声を聞き、洋太は不意に涙がこみあげてきた。和樹が洋太の肩をポンとたたき「よかったな」と、私もふいに涙があふれた。

この物語を読み終わって。
長い休みの中で自然とふれあい、自由に遊ぶ。そんな子供たちの生活は何時頃から奪われてしまったのだろうか。
著者が一貫して伝えたいことが読み進めるうちに、強く響いてくる。
子供たちの力を信じて、自然の中で、自由に伸びやかな時間を与えて欲しい。その中でこそ、本当の知恵や、友情や、優しさが育つのだと。
この本は大人が読んでも充分楽しめる。特に教育関係者には読んで欲しい一冊だと思った。

蛇足ですが、児童文学書の文字の大きさは、シニヤ世代にには大変読みやすい。シニヤ向けの本にも文字の大きさを考えて欲しいと思います。

葉っぱのフレディで踊る日野原さん

2004-08-14 | カルチャー&イベント

この記事は、私のHP 雑記帳7月に書いたものですが、皆さんに是非お読みいただきたかったので再度「記載しました。

朝日新聞で日野原さんがミュージカルの原案を書き、上演されると言う記事を読んだとき、「観たい」と思った。

偶然 友人の石田さんがパンフレットの挿絵を担当したという。その関係で招待券がいただけた。

「いのちはめぐる」という輪廻転生の思想が、子供たちの精一杯の演技で心にしみてくるようだった。

92歳になられる日野原さんが、幼い子供たちと共に舞台の上で、いのちを輝かせていらっしゃる姿に、全山一斉に真っ赤に燃える紅葉を見ているような感動と興奮を覚えました。

帰りの玄関で、偶然拉致被害者の会の横田ご夫妻に遇った。
ミーハーのように声をかけるのは憚ったが、「頑張ってください、応援してますよ」と言う気持を込めて会釈した。

石田さんが描いたパンフレットの挿絵も素敵です。やさしい色彩とタッチが葉っぱのフレディのイメージにぴったりです。
ここでお見せできないのが残念です。