これも花・あれも花

草月流生花教室でのあれこれと
お花を通してのボランティアに参加する人
を募集中

みんな違って、みんな良い 5  

2004-09-23 | お花・ボランティア
この方は,自立心が強く、ボランティアの方が援助しようとすると、「自分で、じぶんでやるのね~」と自分に言い聞かせるように話しながら、どんどん生けていきます。それがまた素敵なんです。
絵描きさんでもあります。彼女の絵を展示する美術館の建設予定も出ています。
いずれご紹介したいと思います。

この作品は、3本、2本に分けたボトルのワイヤーの色と、ボトルに描いた絵の色をコーディネートしてあります。ピンクと、若草色に。その色と、コスモスのピンク、葉の柔らかい若草色とが、とてもマッチしていると思いませんか?

みんな違って、みんな良い 4  

2004-09-23 | お花・ボランティア
このお花は、ペットボトルに涙ぐましい努力があります。前列のボトルはヨーグルトの空きボトル。このボトルを集めるために、ヨーグルトケーキ、ヨーグルト入りカレー、ヨーグルトスープ等など、ヨーグルト尽くめのお料理を、作り続けたそうです。

その甲斐あって、ラウンドタイプのアレンジメントができました。
写真の腕が良くないのですが、実物はとても知的な素敵な作品に仕上がっています。

みんな違って、みんな良い 3

2004-09-22 | お花・ボランティア
作品を生けている時のとっても楽しそうな顔、ほんとに素敵な笑顔です。彼女はこの講座が始まった初回から、参加しています。始めはほとんどじっとしていられず、担当の先生が1対1で付き添っての参加でした。

それが、今回は殆ど介助者の手を借りないで、一人で、自由に生けました。LG21の空きボトルに紅色のワイヤーを巻きつけて、ボトルに好きな絵をマジックで描きました。世界中でたった一つの花器です。写真撮影のときも自分でホワイトボードに名前を書いてくれました。
人の発達は何時開花するか分かりません。時間のかかるものです。でも、この方のように~5年でここまでできる様になるとは、驚きです。

障害のある方たちが、文化的な活動に参加できる場所は、限られています。
障害のある方も、健常者も共に文化的な活動を通して、お互いの理解を自然と深められる活動をと企画立案された、調布養護学校のK先生初め担当の諸先生に感謝感謝です。

みんな違って、みんな良い 2 

2004-09-20 | お花・ボランティア
さてこの作品も、なかなかの出来栄えだと思います。コスモスの並んだ表情が
なんとも、可愛いですよね。そして、ストロベリーのまあるい赤がピント伸びて、
私も見て、って主張しているみたいで。

みんな違って、みんな良い 1

2004-09-20 | お花・ボランティア
さて、本当にどの作品が良くて、どの作品が稚拙なのか、いくつかの作品をUPしてお見せします。感性の問題ですので、きっとご覧になられても答えは?だと思います。

この作品のよさは、遊び心でしょうか。くるくるって巻いたワイヤーの使い方が、チャーミング。 

都立調布養護学校公開講座

2004-09-20 | お花・ボランティア
「共に生けようフラワーアレンジメント」の2回目が、9月18日におこなわれました。
障害のある人も無い人も、一緒にお花を生ける中で、お互いを理解しあい、交流を深めていく。と言う狙いで始められてから、今年で5年目を迎えます。

障害のある方に援助をする、これは一見易しい様で、難しいことだと思います。
「自分でやりたい、やり遂げたい、出来た」 という達成感を何処まで周りの人たちが、尊重出来るかだと思います。

お花を通して交流していると、それが自然に出来るような気がします。
しかも、出来上がった作品には、甲乙つけがたいのです。障害をお持ちの方、イコール下手な作品では無いので、むしろ他人の目を気にしないで、自由にのびのびと取り組んでいるので、ハッとするほど大胆で、素敵なお花が生けられます。

昨年までの公開講座の報告は、真蘭花工房 ボランティア報告をご覧下さい。

我が家の柿

2004-09-15 | 日々の出来事
今年は柿の赤くなるのが早い。例年より多分10日は早い。そういえば百日紅の開花も、例年より1週間早かった。今年は暑い暑い猛暑だったが、そろそろ季節は秋に。庭に植えた彼岸花が一輪だけ
咲いた。何故か赤いのは全滅。萩も咲き始めた。

後2~3日で柿が食べられそうだ。この柿の木は長女が大阪に行ったときに植えた記念樹。来週大阪から帰宅するので一緒に食べよう。

介護と恋愛(遥洋子著)

2004-09-14 | 日々の出来事
最近私の周りで、親の介護をしている人が増えた。

娘から、遥洋子さんの「東大で上野千鶴子にけんかを学ぶ」「介護と恋愛」を薦められて読んだのだ。
今、親の介護と恋愛(これならまだ救われるんだけど)仕事を両立させながら日夜奮闘している方、この本を読んでみてください。

「読む時間があったら、眠むりたい」そんな声も聞こえそうですが、読むと元気がでますよ。

私が遥洋子さんの「介護と恋愛」を介護が終わる前に読んでいたら、もう少し自分を大切にしながら、あんなに悩まずに、両立できたんじゃないか、などど思っていますので。
読みながら、何度涙し、共感し、笑い転げたことか。

私は相棒の両親と、自分の親の介護に係わりながら、仕事と介護、子育てが一挙にきた。その頃は介護休暇などの制度は無かったので、仕事を続けるか、止めるか究極の選択を迫られた。その当時、子どもたちは、高校1年、中学2年生、進路や友達関係などで傷つき、悩む一番難しい年頃。子育て、介護、仕事の三つに優先順位はつけられない。
どれも精一杯がむしゃらにやってきた。自分を取り戻す時間なんて考える余裕も無かった。
娘達は私のことを「スーパーママゴン」と呼んでいた。

遥洋子さんの「介護と恋愛」は、悩みながらも、究極の選択をせずに両立させている。それには周りを巻き込む(周りを見方にする)能力と、環境にも恵まれていたからだと思のだが。

8月のお盆、そして、9月のお彼岸、鬼籍に行った人達を思いだしながら、私の時代は終わったんだ。これからの人達は、自分を犠牲にするのではなく、社会的資源と、自分を取り巻く全ての人を味方に取りこんで
息切れしない介護、恋愛、仕事を両立して欲しい。

才能

2004-09-10 | 日々の出来事
人の才能って、何時花開くか分からない。彼女にこんな才能が有ったなんて、

先日、日本裂き織り展に入賞した人の、ファッションショーが、上野の着物店、鈴乃やで行われた。友人のFさんも、自分で織ったコートを羽織ってショーに出た。

彼女と出会ったのは20年も前。その時の彼女から、今の彼女を誰が想像しただろう。多分ご本人も自分の能力(センス)に気づいていなかったことと思う。

もともとは、家庭科の教師だから、しかも被服科卒だから、縫い物はお得意だったはずなのだ。
私が驚いているのは、縫製とか、技術的なことではない。センスなのだ。「イッセイ三宅」の向うを張った、かなり大胆なデザイン。着る人によりどんな着方もできる、シンプル且つ複雑。

布は、着物の裏地(紅絹)だけを裂いて織物にした。燃えるような紅、その色、形の大胆さに、見るものの心を捉える。

彼女の30代は、一口に言って、地味、地味、地味。髪はパーマッけ無し、長い黒髪を後ろで束ね、洋服は殆どジャージ、顔はお化粧無しの素ピン。

180度の変化。彼女の眠っていた彼女本来の姿が、40代後半から何らかのきっかけにより、目覚めたのだろう。パワー全開の美しさ。
自分を充分に表現し、いきいきと楽しんでいる姿は同姓の私が見ていてもラブリー

平均年齢は?

2004-09-08 | お花・ボランティア
9日朝、台風の影響で強風が吹き荒れる中、自宅から愛車(自転車)にまたがり、ボランティアで生け花を教えている会場に向かう途中、環八(環状8号線)を渡ろうとしたら、帽子が飛んでいってしまった。

かんかん照りの中、30分も帽子無しで自転車に乗るのは辛い。帽子を拾おうとしても、自動車が3車線でどんどん走ってくるので、拾えない。帽子はくるくる風に舞ってどこかに消えていった。

仕方なく、バスを待ち乗っていく。
会場に着くと、皆さんお待ちかね。自転車でこられた方も4人いらっしゃる。私よりも20歳以上も年上の方が、強風もものともせず、おしゃれして、いきいきと楽しんでお花を生けている。

お花を生け終わると、楽しいお食事会。米村さんお得意の美味しいお漬物とお茶に舌づづみを。

この後、「テニスに行くんですよ」
80歳を超えてこのパワー、いったい何処からでるのでしょう。

ここに来ると、私なんかまだまだ

秋、秋です美味しい秋です

2004-09-06 | 日々の出来事
笠間の知り合いから、大きな栗が届いた。千葉のお友達からも大きな梨が届いた。新婚ラブラブの姪からも20世紀梨が届いた。
嬉しい、美味しい秋の恵みが勢揃い。

早速、栗おこわご飯を炊いた。秋の恵みが口いっぱいに広がった。いろいろお惣菜を作ったのだが、おこわご飯を噛み締めて味わいたくて、おかずは殆ど食べなかった。あの、栗林の中でご夫婦仲良く、栗拾いをして居る姿が目に見える。イガが痛かったでしょう。ありがとう。お友達にも分けました。

梨のみずみずしいこと、あまり冷やさずに頂くのが美味しい。
新婚ラブラブの姪から送られてきた、20世紀はみずみずしく、甘酸っぱい。今年は猛暑だったので、果物が美味しいそうです。

我が家の柿も色づき始めた。もう少しで食べられる。昨年はカラスにほとんど食べられた。今年は誰かに送れるように、カラスには遠慮してもらおう。

高原のチャペルコンサートその2

2004-09-02 | 旅行記
    

チャペルは、静寂そのもの。啓介さんの心に響く優しく、物悲しい歌声。
でも、でもです。私としたことが、そう、食事で飲んだワインがいけないのです。まるで美しい子守唄に聴こえて、うとうと、うとうと、本当にいい気持。


 島田啓介さん、その姉君。怒るだろうな。ほんとにごめんなさい。

でも、後半は流石にちゃんとお聴きしましたので、お許しくださいね。

コンサート終了後のパーティではばっちり目が覚めて、またまた、ワインを注がれれば飲み、飲めば注ぐという状態に。

そこで啓介さんと、いいろいろお話しするうちに、なんと、彼の芸大のオペラ科での指導教授が、私の教え子の父親だったのです。生徒が卒業後もお付き合いがあり、自宅に伺いお父さんお手製のラザニアをご馳走になったり、オペラの切符を頂いて、何回かオペラを観にいったりした。その影響で、オペラが好きになり、自分でチケットを購入して観賞するようになった

友達の友達はみなともだち。知り合いの知り合いはみな友達。世間て狭いのよね。だから楽しい。

飲んで飲んで、眠るまで飲んで、って感じで、その後は、その日知り合った、Nさんの従姉妹さんたちと、かくして飲み明かしそうになってしまったのだ。何故か同級生が4人もいて盛り上がった。
あ~楽しかった。チャペルコンサートなんて、かっこいい、でもね~
私いったい何しにいったんだろう。