これも花・あれも花

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ネットdeお稽古 キブシの投げ入れ

2011-04-14 | お花・お教室
花材は キブシ(木五倍子)この樹は早春の山に穂状花序を垂らす、雌雄異株。
     百合         キブシの名は、黒色の染料になる五倍子の代用として
     葉物         実を用いたことによる。
    


祖師谷教室 九嶋美智代さんの作品

投げ入れで自由花をいけました。キブシは雌株なので穂が短め。
枝を高めに生けたことで、短めの穂が踊っているようでユニークな形が生きています。

初めの作品は葉物を下に垂らしましたが、これだと
ユニークな穂より下の葉に目がいってしまいます。


        
            そこで、葉物の生け方をもう一工夫するように助言。手直した作品です。
葉を丸めるたことで下がきゅっとしまりましたね。
           

ネットde花のお稽古Ⅲ

2011-04-06 | お花・お教室
花材=勝道桜・チューリップ・ナルコラン
狛江教室=丹羽千恵さん

花木は枝が暴れています。桜の枝も同じです。枝をよく観察して、枝作りをしましょう。

左の作品は真の大きな枝が正面でV字に分れています。
そこで、師範の方たちに初心者を指導する時の大切な注意点(指導者が全部生け直して自信を失わせないこと。
生けた人の思いを大切にしつつ、一か所だけ直すことで見違えるようにする。)を話した後、
何処を直したら良いかそれぞれ出してもらった。

真の枝の向きを180度回転させたらと。

早速修正する。と、平面的だった作品に奥行きが生まれた。


他の師範からは「左手前の短い枝の向きを変えたら」と提案が。
そこで角度を低くしながら右巻にしてみた。固く直線的だった作品に奥行きが出てきた。
 

そして最後に、真ん中の枝が2本重なっている物を1本カットしてみたらどう見えるか?と
ご本人に判断させた所、切ると言う事でこの作品が出来上がった。
一番上の作品と比べて、如何でしょうか?