これも花・あれも花

草月流生花教室でのあれこれと
お花を通してのボランティアに参加する人
を募集中

聴覚障害の方たちの作品展示会

2004-10-19 | カルチャー&イベント
都庁の45階展望室で、10月15日(金)~17日(日)まで聴覚障害の方による絵画、写真、生け花の作品展示会がありました。
当然のことですが、障害をお持ちの方がたも、このような文化的活動を、発表出来るようになってとても嬉しく思いました。

生け花を習っていらっしゃる方達と、お話させていただきました。
彼女達は、「お花を教えるのに、障害があると特別な指導を必要とされるから大変でしょ?」と私に質問を投げかけられました。

お花は「ハートで生けるので、みんな同じですよ」とお答えしました。が、納得いかないようでした。確かに、障害によっては、手話など特別な方法を必要とすることもあるでしょうが、それは
コミュニケーションをとる為の手段であって、お花を指導することに直接関係ありません。

むしろ、お花を美しいと感じる感性が大事なんですもの。
発表された方達の生け花は、合同作品で、ご自分達のまさしく「こころ」を表した作品だそうです。

ソテツの葉に和紙を絡め、和紙には耳が聴こえたら、というような願いが込められた作品でした。




チャリティーコンサート

2004-10-18 | お花・ボランティア
このコンサートは、調布市を中心に様々な文化活動をしている、NPO法人(海から海へ)が中心となり開かれます。その活動の中心となるのは「みずきの美術館」を作る運動だそうです。

日時  11月3日(文化の日)  16時開場  16時30分開演
場所  電気通信大学 講堂 (京王線調布駅下車歩3分)
出場者 庄野真代with浜田山~ず
入場料 3千円

みずきさんは自閉症ですが、素晴らしい画家でもあります。私が講師をさせて頂いている「共に生けようフラワーアレンジメント」都立調布養護学校公開講座に初回から参加しています。
(HPのtop画面にボランティア活動報告にて報告)

彼女は私などが手を出せないような、素晴らしい個性と感性の持主です。

是非時間を作って、みなさん参加してみませんか?わたしの出来るところから、少しでも始めたいと思います。

「卒業旅行は北国へ」 三輪裕子著

2004-10-13 | カルチャー&イベント
三輪さんの児童書はほとんど読んでいる。そのどれにも共通項がある。それは春休み、夏休み、冬休み等の、長期の自由時間に物語が展開されていること。そしてそのどれにも必ず山、川、湖、樹木など、自然との関わりがあり、その中で子供たちが自然への畏怖や、素晴らしさを体感し、子供同士が豊かに育っていく様が感動的に描かれていることだ。

今年4月に発行された「卒業旅行は北国へ」も、小学校を卒業したばかりの3人の子供たちが、春休みを利用して、東北の田舎に遊びに行く物語だ。洋太、和樹、和樹の従姉妹の千晶、3人だけの新幹線の旅。車内でわくわくしつつもチョッピリ不安な子供たちの様子が楽しい。ひょんなことから洋太の逢ったこともないおじいちゃんに遇うことになる3人。

おじいちゃんの運転で雪の回廊を見に出かけ、そこで雪の中に閉じ込められる。おじいちゃんを車に残して3人は、12キロもの雪道を歩いて救助を求めに。洋太は初めて合ったおじいちゃんだが、おじいちゃんを何とか助け出さなくてはと必死、雪道に負けそうになりながらも、3人で励ましあい、知恵を出し合い、やっと十和田湖の子ノ口にあるお茶屋にたどり着く。この間の描写は、雪山の経験がある著者でないと書けない。

クライマックスの「発見、生存、発見、生存」無線機を通して流れてきた。おじいちゃんが生きていた。みんなの歓声を聞き、洋太は不意に涙がこみあげてきた。和樹が洋太の肩をポンとたたき「よかったな」と、私もふいに涙があふれた。

この物語を読み終わって。
長い休みの中で自然とふれあい、自由に遊ぶ。そんな子供たちの生活は何時頃から奪われてしまったのだろうか。
著者が一貫して伝えたいことが読み進めるうちに、強く響いてくる。
子供たちの力を信じて、自然の中で、自由に伸びやかな時間を与えて欲しい。その中でこそ、本当の知恵や、友情や、優しさが育つのだと。
この本は大人が読んでも充分楽しめる。特に教育関係者には読んで欲しい一冊だと思った。

蛇足ですが、児童文学書の文字の大きさは、シニヤ世代にには大変読みやすい。シニヤ向けの本にも文字の大きさを考えて欲しいと思います。

思い出のブーケ

2004-10-12 | 日々の出来事
今まで多くの花嫁さんに、ブーケを作ってプレゼントしてきた。其の度にその人のイメージを考え又希望を入れて制作した。「幸せになりますように」と、祈るような気持で一輪一輪にワイヤーを巻き、時には朝までかかることもあった。

自分の娘の結婚式の時には、一番綺麗なブーケを持たせたい。私に出来る事はお花を作ることだけなので。と何年も前から勉強をしてきた。

ところが、なんと、予定していた花がみんな暑さで痛んでしまった。ホテルのバスタブ一杯に花は用意されていたのだが、ブーケーに予定していた花はみんな痛んでいた。パニック状態から何とか立ち直り、急遽デザインを変更して作り上げたのは式が始まる40分前。フラワーガール4人が持つブーケ、花婿のブトニア(胸の花)、教会の中で寄付金を入れてもらうために回す花かご。考えている暇は無い。とにかく全て作るのだ。姪に手伝ってもらい、何とか仕上げた。それから10分間で着物に着替える。いつもだったら帯を締めるのに30分はかかるのに。「船が出ますよ~」と何回も知らせに来た。対岸まで5分も乗らないのだが、船は30分に一回しか出ない。これに乗り遅れたら式に間に合わない。汗だくだくになりながら船に乗り込んだ。

ブーケの出来は不満だったが、娘が気に入ってくれたのでホッとした。お友達に「あまり無いデザインで素敵」と言われたと嬉しそうに言ってくれたのが救いだった。

はじめてのスキャナー

2004-10-11 | 日々の出来事
スキャナーを購入したのはもう数ヶ月前。ヒューレットパッカー社の複合機。コピー、印刷、スキャナー機能が全て1台でできる。
今まで面倒なのでトライしなかった。最近チョッとPCから離れていたので、この機会にと、挑戦してみた。

一昨年南仏での結婚式。その時に作った花嫁のブーケ、花婿のブトニア、フラワーガールの花を現地で作った。6月の南仏は真夏。お花をパリから運んだのだが、空輸、そして、バントール島(ニースより北、ツーロンの手前)まで船で運んだ間に、薔薇の花が傷んでしまった。どうしようかとパニック寸前。苦肉の策で綺麗な花だけを使い、急遽デザインを変えて作った思い出深いブーケ。これをUPしてみたいと思いスキャナーに挑戦してみた。やっとなんとか取り込めたが、今一鮮明ではない。Photoショップ(画像処理ソフト)を使って、お花だけ切り取ろうと試みたがこれも上手く出来なかった。再度、挑戦してみるつもり。

音楽会の記事削除しました

2004-10-01 | お花・お教室
先日音楽会の記事を記載いたしましたが、身内から厳しいチェックが入り、敢え無くノックアウトです。
私自身、後日読み返して見まして、多少配慮に欠ける記述をしてしまったと、反省いたしております。
以上の理由で、削除いたしました。コメントをお書きくださったみなさんには、大変申し訳ございませんがご理解いただければと存じます。

あ~それにしても、ブログは難しい。