志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

自然に帰るということ

2011-10-21 09:33:31 | 音楽

学生時代よく聞いた曲に

 風の「あいつ」という唄があります。

  雪の中一人の男が 山に帰っていった ♪

  ただ それだけの 話じゃないか ♪

http://www.youtube.com/watch?v=HpUjsqOv0U8

B0033699_17409491ファーストアルバム

友人が死んだという重い情況を、悲しさや寂しさに耐えながら

軽やかに唄っています。

そして、いずれ自分も遅かれはやかれ…という心もちも伝わります。

 

けれど、自分が死ぬことに対する恐怖はなかなか無くなりません。

自分という意識が無くなる、自分という存在が無くなる。

その状態はどんな状態なのか、あの世はあるのか?などなど

 

でも、ひとつ言えることがあります。

「自分が生まれた前の状態に戻るということ」です。

これが、「帰る」という表現となり、皆が共感するのでしょう。

 

父母の細胞の一部から、命が生まれ

命は一生懸命、様々な物質を吸収し、体を作り上げてゆく。

健康な体に意識が芽生え、自我を持つようになる。

 

死というのは、この逆の過程なのですね。

ボケて自我を失う、病気で意識を失う、

体を支えた物質は、壊れて拡散してゆく。

そして、命は消えてゆく。

「自然に帰る」ということであれば、穏やかな気持ちになれますね。


ロハウス LO-HOUSE 夏 その1-2

2011-10-20 18:34:38 | ロハウス

日射しをさえぎる、もうひとつの方法としては、

可動性のある遮蔽物を設けることです。

具体的には外側に付ける、オーニング、ルーバー、すだれ

内部に設置する、ブラインドやレースカーテン、ロールスクリーンなどがあります。

E0054299_145745541西方設計の事務所

写真は、外付けブラインドの設置例です。

詳しくは下記を参照してください。

http://nisi93.exblog.jp/10562608/

この事務所の屋根にも、注目

夏の屋根のオーバーヒートを防ぐ、緑化屋根です。


季節の花 秋2

2011-10-19 18:20:12 | 日記

お隣さんから お花を戴きました。

002


志村建設の場所は、駅裏ですが便利の良い住宅地にあって

南隣りに美容院 お向かいに中華料理店があります。

近くにモスバーガーや、ガストなどもあります。

美容院でブロクを開設してますので紹介しますね。

http://ameblo.jp/zunt/ どうもありがとうございました。


ロハウス LO-HOUSE 夏 その1-1

2011-10-18 17:04:57 | ロハウス

1 夏を たのしむ

暑い夏は、日射しを上手に遮ることが快適に過ごすポイントです。

 固定した遮蔽物  庇を設計する

Hisashi0011庇の計画のしかた

適切な大きさと高さの庇で、夏は庇を遮り、

冬は日射しを 室内に取り込みます。

http://toy-order.seesaa.net/article/35064791.html を参照

もちろん緯度によって、庇のデザインは変わります。

全国共通仕様の、プレハブメーカーやハウスメーカーは

本来は建築場所に応じて庇の出を、調整するべきなのでしょう。

 

 017日射しを考慮した家

最近 庇のない家が多く見かけられますが、

コストダウンの為とはいえ、夏の室内のオーバーヒートが心配です。

秋田は夏は過ごしやすいのですが、

冬は窓からの採光で暖をとることができます。


京都にて その17 桂離宮 松琴亭5

2011-10-17 17:38:53 | 桂離宮

続いて、2の間の内部です。奥に茶室が見えます。

Dscn2214

そして 一の間床の間の 石畳模様が印象的です。

市松模様として庶民にしたしまれるのは18世紀半ばからです。

この建物は、その百年前ですので当時は 大胆な意匠だったのでしょう。

Dscn2219

加賀奉書の白紙と藍染紙を 交互に貼り違えています。


京都にて その16 桂離宮 松琴亭4

2011-10-17 16:31:36 | 桂離宮

茶室といっても、若い方は興味がないかもしれませんが、

昨日も、現在改修j中のお宅に、お茶の為の

炉を切る打ち合わせをしてきました。

そのとき、台目畳の話が出たのですが、

松琴亭の茶室は、3畳台目の席です。

Dscn2213

これは にじり口から 内部を撮った写真

壁の色が 1メートル50センチ余りのところで変化しています。

これは桂川の氾濫したときの跡だそうです。


京都にて その15 桂離宮 松琴亭3

2011-10-16 17:54:05 | 桂離宮

松琴邸に至る本来の方法は 船に乗って西の船着場に着く

第二の方法は 今はない朱塗高欄の大橋を渡り北側から入る道

そして、順路の白川石の橋を渡る東側からの道が、第三の方法です。

004 松琴亭平面図

ここは、工務店らしく平面図を広げてみよう。

学研「日本美術全集」より

Imagesca41n2ck

順路は 茶室の前に出て、右に 2の間 1の間にまわり込みます。


京都にて その14 桂離宮 松琴亭2

2011-10-15 18:25:20 | 桂離宮

松琴亭へゆくには 大きな切石の橋を渡ります。

長さ 6メートル 幅65センチ 厚さ35センチあるそうです。

渡りきると もう松琴亭です。

Cimg348411

橋の上から 歩いてきた径を振り返ります。

Cimg348611

写真は

http://atchimokotchimo.web.fc2.com/kyoto2009/kyoto008.htmlから

引用させていただきました。


ロハウス LO-HOUSE 概略 

2011-10-15 11:33:17 | ロハウス

ロハウスという言葉を知ってますか?

ロハスとハウスを合わせた 造語

Dsc06957 新住協の内覧会

LOHASロハスローハス)とはLifestyles Of Health And Sustainability (健康持続可能性の、またこれを重視するライフスタイル)の略

したがって 健康と持続可能な家づくりという意味でしょうか。

で 具体的にはどんな家なのでしょう。

イメージ先行のコンセプトなので、表現も文学的

1 夏を たのしむ

2 冬に なごむ

3 光と たわむれる

4 風を かんじる

5 自然と したしむ

6 テクノロジーと ともに

7 そして 人も ・・・

これは 資源エネルギー庁のパンフレットから引用

興味深い内容で、私たちの創る住宅とも近いですね。


秋田県散歩…司馬遼太郎が見た秋田の家

2011-10-14 17:51:43 | 本と雑誌

司馬遼太郎の 「街道をゆく」って 読んだことありますか?

絶筆になる43冊目まである、彼のライフワークです。

その29巻に「秋田県散歩」があります。

秋田空港から真っ直ぐ 象潟の蚶満寺(かんまんじ)に行ってます。

Img_0688basyozou    Dscn4181

蚶満寺 松尾芭蕉像    「街道をゆく」 文庫本

その紀行の中に 住宅建築の話が出てきます。

「秋田にくれば、農家や農村のたたずまいを楽しもうと思っていたのである。

それほど、あこがれてきたのに、新建材で建てかえてしまった農家が多く

しかも一様にデザインがわるく、プラスチック製のビニール箱を見るようで、

美しくなかった。」と、書いてあります。(原文のまま)

地元の工務店としては、耳の痛い文章ですね。