志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

「同窓会」の入会式

2016-03-11 15:51:45 | 日記

今日地元本荘南中学校同窓会の入会式で、挨拶してきました。

会長が欠席だったので、代理の祝辞。

会場は中学校の体育館、卒業予定の3年生と、担任の先生達を前に

高い舞台の上からの挨拶は緊張しますね。

 

 由利本荘市立本荘南中学校同窓会入会式祝辞 2016.3.11南中体育館

 

お祝いの言葉

 

  今日は同窓会入会式にお招き戴きましてありがとうございます。

 会長の村岡さんが出張で不在ですので、代わりに私がお祝いの言葉をのべさせて戴きます。

 明日の卒業式には間違いなく出席するそうですので、宜しくとの事でした。

  みなさんにおかれましては、「うぶ」な気持ちで入学したと思う間もない3年間、

 あっという間の卒業で「これで良いのか」と思ってる人もおられると思います。

 先ずはさておき「無事に卒業出来ること、おめでとうございます。

また先生のみなさま、これからの時代を担う青少年を、大事に育てて戴きありがとうございました。」

自己紹介

 

  さて私、この高い壇上から話をさせてもらってますが、誰なのかとみなさんお思いでしょうね。

 私は住宅を造ってる小さな工務店を経営している、志村定弘と言います。

 私の手がけた住宅はかれこれ100軒程になっていますので、みなさんの中には、

「あ!大工の親方だ」と思っている人もいるでしょう。

  通称「志村建設」、「しむけん」の変なおじさんです。南中卒業から45年、

君たちの4倍の人生を送ってきた先輩です。

なにも偉い人ではないので君たちの為になる話は出来ないのですが、

会長の代わりに話をしろと言うことなので、先輩として学校の先生が出来ない話をすることにしましょう。

 ③恋について

 

  挨拶の時間に限りがありますので、手短に3つの話をさせて戴きます。

 ひとつめの話は、恋についての話です。魚ではなく、恋愛の恋です。……(^^)/

  卒業して進路が違うと、好きな人と…あと会えないかもしれない。……

「あなたが好きだ」と告るのは今のうちと思っている人、手をあげてみてください。…………

  私は今のうちだと思うのですけどね (^^)v

素直な気持ちを伝える、それに相手が応えてくれればハッピーですよね。

でも、もし「ごめんなさい。」だったらどうしましょうね。

 それでも恐れず、「あたって、砕けろ」と言うにはわけがあります。

みんな恋愛が上手くいくことを考えているかもしれませんが、私の人生経験から言うと、

若い人は失恋をすることも大事なのです。

 なぜ大事かというと、フラれる人の気持ちがわかるから。そして次は失敗しないぞと自分を磨く…

人として成長できるからです。

 実は人生長いのです。同じような場面が、高校卒業時、大学卒業時、社会に出てからとあります。

素敵な人と出会えるチャンスはいくらでもあるのです。

君たちが結婚までは、まだ時間があります。恋愛が成功するのは一度で良いのです。

それまでは、予行演習・勉強ですよね。(^^)/

お金について

 ふたつめはお金の話です。こずかい生活の君たちには、まだ先のことでピンとこない人もいるかと思いますが、

家庭が貧しかったり、就職・進学の時には必ず話題になります。

 お金持ちの友人がうらやましかったり、将来どうすればお金に不自由しないで優雅な生活が出来るか知りたい、と思ったりします。

 大人になるということは自分でお金を稼いで、自活できるということです。

その為に君たちは勉強したり部活で体を鍛えたりしているのですが、今一度お金に対する考え方を整理しておくと良いでしょう。

 大人になってお金がないと大変ですよね。

お金で買えるもの、食料・衣服・土地・家・車・旅行・病気になった時の医療費・犬や猫などペット・など、

大金があればなんでも買えそうな気がします。でもお金で買えないものもありますよね。なんでしょう……

 人の気持ち…ひとつめの恋愛の話がまさにそうです。

 健康…無くしてみて初めて大事さがわかり、しかもお金だけでは保つことができません。

…考えてみるとお金以上に大事なものが、結構あることがわかります。

 その中でお金では買えない最も大事なもの、命の話を最後にします。

 みっつめの話です。

 ⑤命について 

  みなさんは中学生なので、自分の物と言ってもたいしたものはないでしょう。

でもひとつ、とても大事なものをもっています。それは「若い命」です。

 よく映画や物語で、すべてを得た幸せな老人が不老不死を願う場面があります。

大金を積んでも、どんな科学を用いても叶えられない「欲」です。

 「若い命」 お父さんお母さんから引き継いだ小さな命がやっと力強く燃え始め、

これからまさに花開かんとする命です。これは、あなただけのものです。

 「若い命」は夢をみます。夢を叶えます。ほかの命を支えます。

 また大きく燃え始めると「小さな命」を育みます。

ここで私が伝えたいのは、このあなただけの「若い命」を大事にしてもらいたいということです。

200年前は江戸時代、侍の時代でした。戦で藩の為・殿様の為に若い命が失われました。

100年前は大正・昭和の時代、国の為・天皇陛下の為として、戦争で二十歳の命が多く失われました。

 みなさんの生きてゆく時代も決して楽ではないと思いますが、殿様の為、国の為と言って命を投げ出す時代ではありません。

また、人生やお金で上手くゆかなくても、「死ねと言われる失敗はなし」の時代です。

 良いですか!どんなに辛いことや、恥ずかしいことがあっても死ぬことはない。

むしろ消えそうな命は、逆境を乗り越えると、その分大きく明るく燃え上がるのが常です。

 良いですか!君たちの人生はこれからです。長い人生、山あり谷ありでしょう。

でも皆さんの体の内には「若い命」が暖かく燃えています。

それを大切に、幸せな人生を送れることを先輩として祈っています。

まとめ

 今日みっつの話をしました。

 ひとつはの話、気持ちを素直に伝える。失恋も良いものだよと言う話

 ふたつ目はお金の話、必要なお金は勉強や体を鍛えて稼ごうよ。

けれどお金よりも大事なものもあるよと言う話。

 みっつ目はの話、「死ねと言われる失敗はなし」若い命を大切にという話。

 

 みなさんが卒業後このメンバーで一堂に集うのは成人式になるのでしょう。

それから30代40代の歳祝いにも、会うことになるのかな。

 私こと南中九期の同窓生は、去年60歳の還暦の祝いをしました。

学生時代の友達は一生の友となります。

 そんなみなさんが集まる機会にでも、このみっつの話を覚えていてくれていたら嬉しいですね。

かんたんですがこれを以って、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

…………………

話が滑るのではないかと心配しましたが、生徒さんは真面目にきいてくれました (^^)/

 

                             



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