志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

新住協ドイツ研修旅行

2013-04-03 18:52:36 | 建築の話
 

Dscf1814 ファイスト教授の講義

 

ドイツ・オーストラリアで勉強をしてきました。

ミュンヘンでのバウメッセ(建築展示会)、

パッシブハウス協会の設立メンバーの講義をうけることが、

主な目的です。 

成田発 ミュンヘン行き全日空NH207便から話を始めます。 

隣席の客がA社の生産管理の社員で、今回の出張はドイツ工場での

打ち合わせと、チェコスロバキア工場立ち上げの現地視察が

目的とのこと。なかなかの国際人で初めてドイツに行く私に、

いろいろレクチャーしてくれました。 

A社は日本を代表する企業ですが、その物作りの心構えは

1 製品(product) 2 心(mind) 3 コンセプト(concept) とのこと

 

前置きが長くなりましたが、今回の研修旅行で一番印象に残ったのは

パッシブハウスのコンセプトでした。 製品は時代とともに進化するし、

人も世につれて変わる、でもコンセプトは…

行程6日目インスブルグ大学でのファイスト教授、冒頭での講義です。

スライドから転記すると Passive House is available とあり

 1 no Patents  (ノー パテント)

 2 no trademark !  (ノー トレードマーク)

 3 all rules and the tools have been published

(だれにでも公開されたルール、情報)

 4 everybody is allowed to built a Passive House

(だれにでもパッシブハウスは造れる)

日本だと無印なんとかと云いつつ、しっかり商売しているところも
ありますが、このコンセプトを聞いて新住協との共通点がはっきり
しました。
なぜこのコンセプトなのかと聞くと、快適な省エネルギー住宅を
出来るだけ早く多く建設する為には必要不可欠とのこと。
 
新住協の設立メンバーの鎌田先生もよく同じ話をされます。
ヨーロッパと日本遠く離れていますが、同じ志の研究者がいます。
私達はファイスト教授や鎌田教授の意を受け、日本でのQ1住宅建築を
 
推し進めなければと思いました。
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高性能化に関わるコストの話は日本も同じ
ポイントは断熱材・気密・窓の性能、換気による熱ロスの低減です。

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