2007年~08年頃、分かち合う場所があると知り、全国の集いをさ迷い訪ね歩いていました。
関西には当時、自死遺族たちが集える場所が9ヵ所ありました。
その頃は、行政主導だろうがボランティア支援の会だろうがお構いなしに行っては胸中を話していました。
自助グループは、大阪府枚方市の「ふきのとうの会」しかありませんでした。
結局、自助グループの集いが一番落ち着き、関西ではそちらに通うようになっていきました。
今日、何年ぶりかに神戸の遺族の方から電話がありました。
神戸の「風舎」という、ボランティアが主導される分かち合いの集いで知り合った方からです。
「風舎」や「リメンバー神戸」で出会った遺族の方々と、集いの後のお茶や夕食の一時が楽しみでした。
色はモノトーン、食べ物の味はよく判らず、雲の上をふわふわ歩いている感覚だったのに、泣いたり笑ったりしながらの交流……
「初めて会ったのに家族みたいだったよね。あちこちに帰って行くのが寂しくてこのままずっと一緒に居たかったよね」と。
「分かち合いの場は卒業したけど、コロナが落ち着いた時に神戸で同窓会しない?」とも。
生きる望みをもらえた全国の遺族の方々に、もう一つの家族と言える方々に、元気なうちに会っておきたいと思います。
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