たいへんおそくなりましたが、3月8日に益田市で開催の「しまね自死遺族フォーラム」inますだを、無事に終えましたことをご報告します。
フォーラム当日はまれにみる春の陽ざしで、インドアのイベントが申し分けないほどでした。
このフォーラム開催を迎える当地としてのご挨拶を、山本益田市長様から頂戴しました。
自死遺族の想いを綴った本、「会いたい」(明石書店)をお読みになられたご感想を中心にお話しをされました。
ありきたりの挨拶ではなく、自死を真摯に受け止め向き合ってくださっているその姿勢に、私達はとても感銘を受けました。
今回のフォーラムの副題は「~もっと知って、わたし達のこと~」でしたので、6人の遺族がパネラーとして登壇しました。
アンケートには、「いろいろな立場のたくさんの声を届けてもらい、遺族感情や気づきなどをあらためて知る事が出来ました」等の感想が多く寄せられていました。
主催をする側としては、いつも同じようなことばかりをやっている・・・というジレンマがありますが、地域の皆さまからは、「このような辛い気持ちで過ごしておられる事を初めて聴きました」と言ってくださっています。
共通のタイトル、「~この苦痛はもう、わたし達だけでいい!~」。
この気持ちを伝え続ける事が、私達遺された家族に課せられた責務のように思います。
会場に足を運んでくださった皆さま方、ご協力やご後援をいただいた各機関の方々、本当にありがとうございました。
そして、未遂者家族の立場で講演をしてくださった方、パネラー登壇された自死遺族の皆さん、本当にお疲れ様でした。