化殺について

★難易度Ⅰ
　桜前線も今年は遅れました。いつもなら、今日はお花見・・・・のはずが、来週末のようです。何度も、桜は楽しみたいところですね。
　明日は中之島です。中之島の桜はどうなのでしょう！！楽しみではありますが、花吹雪とはならないでしょうね。
　桜にまつわる詩歌で良いのがあります。

散る花は　かずかぎりなし　ことごとく　光をひきて　谷にゆくかも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「湧井」上田三四二
いわゆる花吹雪です。花びらのひとつひとつが光ながら谷へ落ちていく、実に壮観です。そして音のない静謐の世界です。このような情景に出会いたいといつも思うのですが、現実は人、人、人ばかりでお弁当にしか目がいきません（笑）。

本日はかんたんに化殺の例をあげて、その度合いをみてみましょう。
木が官殺となる命でみますと日干は土です。化殺の印は火ですね。

ア〇〇　　　　　イ〇〇　　　　ウ〇〇　　　　エ〇〇
　丙寅　　　　　　丁卯　　　　　甲午　　　　　　乙巳
　戊〇　　　　　　戊〇　　　　　戊〇　　　　　　戊〇
　〇〇　　　　　　〇〇　　　　　〇〇　　　　　　〇〇

さて、どの命がよく化殺されているか！！
ア・・・丙は通関としてよく働きます。ほぼ官殺の意はないくらいと思えます。
イ・・・丁はやや通関としては弱ですので卯の官殺の意はあります。
ウ・・・天干の甲は午に洩れて、力量は減です。弱化しても剋は剋とみます。
エ・・・陰干の乙ですので剋の意は無効。乙は焚木に。

上記の日干が己土であっても
ア・・・丙は通関としてよく働き、日干を生じます。
イ・・・官殺の意がかなり残っており、丁も生日干とはなりません。
ウ・・・己日干と甲は干合で一種の剋。甲は午に洩らした分だけ弱化して剋。
エ・・・この状態では剋の意は薄く、乙は生火のみ。

となります。
仮に、大運で戊日干に甲午が来たとして、どう考えるか！！
やはり、同様に考えて、甲は午を生火して弱化してその残りの力量で戊と剋となると考えるべきです。陽干の剋は剋でその剋の強さを計ればよいということです。
かんたんですが、化殺についてでした。　　　　　

私たちは姑・・・

★フリートーク
久々のフリートークとなります。なにせ、家の中におこもりでは、話もありません。えっ？誰がおこもり？とたぶん、他人は言うと思いますが・・・・・
私は陰命ですが、人ともにぎやかに付き合っています。決して暗くはありません。生時は午後3時なのでどちらかわかりませんが、自分なりには・・・・なんとなく、計ってはいます。生年月日はホームページにオンしました。そして、皆様、私はストーカー的な一念で四柱推命を追いかけてきたことをわかってほしいです。消極的な自己中ってやつですが・・・・何とでも言ってください。よろしく～～！！

　　で、いつもやってくるREIKOさんという友人がいるのですが・・・週に何度か、彼女の出勤前に我が家でモーニングコーヒーをします。今朝の話題ですが、彼女のところの息子のお嫁さんがインフルエンザになって39℃もの熱があるのだそうです。行ってやりたいけど、移ると困るし・・・何故って高齢の親と同居ですので。行かないと、冷たい姑って思われるかも・・・・かといって、行けば、お嫁さんは熱でしんどいのに・・・片づけのできてないリビングやら、キッチンを見られるのはイヤだろうし・・・どうしよう！！というのです。

　　う～～～ん！！と二人でモーニングコーヒーをしながら、ああでもない、こうでもないと・・・・途中で話はそれて、洋裁のほうに！！私の新作のデニムのレギンスを彼女が試着・・・・お尻がブカブカ・・・・ああ、全体に2センチづつは中に入れないとダメ！！・・・彼女と私のサイズは真逆で彼女は胸とお尻が同じサイズ、・・・・体重は同じくらいでもまったく別サイズなので・・・・これまたおもしろくて、笑えるのです。

で、お嫁さんの件はどうするか・・・・メロンでも買って、届けるのが一番問題がないのでは・・・・となりました。私たちも一応、お嫁に来て、いろいろと経験しましたから、気持ちはわかるのですね。やはり、散らかした部屋に姑がくるのはいけませんね。余計に神経を遣います。横になって寝ているのもイヤでしょう！！というのは私たち世代の感覚ですが・・・・さて、このごろのお嫁さんはいかがでしょうか？

我が家は娘婿さんたちなので、そのような神経を遣うことはありませんが・・・はたっと思いました。夫にしても跡取りの長男ですから、嫁の親に神経を遣うような機会は少ないですし、だれが、わかってあげられるのかしら・・・と！！義父はこれまた、養子さんなのですが、昔の養子さんなので苦労しています。言うことは「この頃の養子さんは幸せやのう！！」ですから・・・・これも除外。

何だか、うちの婿さん（二人のうち一人は養子さん）、かわいそうになってまいりました。鶏の足でも焼いてあげようかしら・・・・・鶏の天敵というくらい鶏が好きです。うどん県骨付き鶏市の住まいですし・・・いや、甘やかしたら、娘が怒るかな！！とも。娘にしたら、肝心のときに出す料理がなくなるという発想なのでしょう。神経を遣いますね。私も姑なんだと・・・・思ってしまいました。

青木さやかさん

★難易度Ⅱ
芸能人の離婚などは珍しくもなくて、気にもとめていなかったのですが、つい、青木さやかさんの生年月日を見てみますと、何と壬戌日干支です。昨日の関連から・・・・

時干支もあったのですが・・・・・信頼できるとして！！
　S48年3月27日02：30　愛知県瀬戸市
　癸丑
　乙卯
　壬戌
　辛丑　です。

大運　順行運
　03丙辰
　13丁巳
　23戊午
　33己未・・・34歳　丁亥年に結婚
　　　　　　　　　　　庚寅年に長女出産
　　　　　　　38歳　壬辰年離婚
　43庚申
　53辛酉
　63壬戌

日干弱
真の食傷格
用神　辛
喜神　金、水
忌神　木、火、燥土
閑神　湿土（ほぼ忌、生金のみ喜）
調候　やや湿なので火がほしいところですが・・・これが難しいのです。
となります。

☆八字からわかること
・身弱で食傷旺強・・・年干支の癸丑も生食傷に加担
・辛の印頼り・・・時干では病薬とはならない
・財なしは喜・・・乙卯が戌土と制殺的
・日干は壬で男性ホルモン・・・女性的ではないが
・日干以外は陰干支・・・見かけよりは女性的な面あり

☆大運から
・忌の火旺運を行くので今だ、忌神運の真只中。
　火土強で事象どおりに太りやすいですね。
　日干の根の亥年に結婚はしている。
・第三、四運は官殺運で忌。官殺には任じられないので・・・
・43歳からは庚申の純金運が来るが・・・病薬ですが、年運でこれ以上の
　金は要らないです。印多までにはなりませんが・・・平運かな！！
　何より、陽干なので根の運が来てほしいです。
　根の運が来れば、どう考えたらよいかですが・・・
　これがまた、今度は財がないのが問題となります。食傷も乙卯ですから丙火
　がほしくなります。なかなかバランスの取れないことに悩みますね。
　実際には根の運は来ません（笑）が男命なら、悩まねばなりませんよ。
　喜象が起こりようがないことに悩むことになるんですから・・・丙火がない
　と！！

さて、この食傷ですが、乙卯です。甲寅ではないので少々ましですが・・・
　かなりの強です。財に繋がっていないのがよいのですが、大運の忌神運を行
　きますので木の部位は注意です。ダイエットをされますので摂食障害なども
　注意かも。また子女縁。病は肝、胆、神経、脳などなどですね。まだお若い　
　ので問題ないかもしれません。

・問題の食傷ですが、身弱で大運では火財に流れます。性情的にはかなり短気になると思われますが・・・・壬の茫洋とした外面とに反して内面の神経質性で起伏激しい性情が邪魔をすると思います。官殺など一瞬で切り倒してしまったのではないでしょうか？？
いろいろと想像してみました。

卯月調候不要とは言うけれど・・・

★難易度Ⅰ
卯月は調候不要とはなっていますが・・・今年は壬辰年、今月は癸卯月・・・これを縦に書いてみますと
　壬辰
　癸卯
　〇〇
　〇〇　となります。

これだけではなんとも言えませんが、日干支、時干支をいろいろとヒマに任せて考えてみますと、ちょっと調候がほしいかな！と思える命も・・・・
例えば、本日生まれ
　壬辰
　癸卯
　甲申
　〇〇　となります。時干支に丙火は喜神であり、用神でもあり、やや調候的かとも思えます。本当は禄刃格ですから、庚を用と取りたいのですが、大運で来たときは申あって殺は天地にとなりますので壬と癸に化殺されてしまうことはないでしょう。本日は調候の話なので・・・・少し、それましたが。こんな命なら調候の火はいいですが、次のような命ならどうか・・・・

　壬辰
　癸卯
　壬辰
　〇〇　です。

この命に火を入れたいとは思いますね。調候は欲しいと感じます。では、火を入れてみます。
ア壬辰　　　　イ壬辰　　　ウ壬辰
　癸卯　　　　　癸卯　　　　癸卯
　壬辰　　　　　壬辰　　　　壬辰
　乙巳　　　　　丙午　　　　丁未　　です。

ア・・・この乙巳は忌です。却って、日干を洩らしていけません。巳のせいで乙はやや燥になって洩らしやすいのです。食傷の問題が出ます。

イ・・・やはり任じがたいです。丙午のせいで辰中の乙までが元気になって日干を洩らすはめに・・・これもいけません。

ウ・・・丁未、これは食傷の問題を増幅はさせませんが、土官殺がずらりとなって、心配になります。目線が変わります。

したがって、上記の三柱に調候にと火を入れてみても児が児を産みそうになり、なかなかうまくないです。

ではこの命に何故、調候をと考えるかといいますと、やや湿だと感じるからです。日干からみれば、壬は寅でなく卯ですから、洩れにくいという点ではよいのですが、卯の問題がありそうなのです。このままだといいのですが、普通、大運、年運での鑑定ですから壬と卯の関係を悪化させそうな気がするのです。理論では原則、壬と卯は壬と乙の関係に準じます。ですが、木多ですから、浮いてしまうことはありません。浮いたりはしないのですが、卯の問題として、神経やら、不安定なマイナス面が出そうな気がします。

まだまだ検証不足ですので、断言はしませんが、・・・・感じています。
今日は彼岸も終わったというのに寒くて、寒くて暖房ガンガンでした。ヒマに任せて考えていますと・・・・こんなことに。調候って難しいです。

感慨深い・・・講座日でした

★フリートーク
本日は今期最後の講座日でした。私の講座は4か月ごとの更新なので・・・みなさん、来月からは3期めに入ります。

　最近は講座で、最初にまず、「本日の命」を渡します。もちろん、テーマはあります。最近のテーマは「身弱財多」「身旺で財多」などなど。それぞれのパターンごとに一般的な事象の鑑定法をお勉強します。一応、すべて「原則」です。

　プリントを渡しますと、みなさん、さっと万年歴を開いて無言で作業に入ります。私としては一言、お話して・・・・と構えるのですが、みなさん、下を向いて、プリントにかじりつく・・・・そんな光景です。

　八字が出ますと、最近では十干十二支の五行は暗記しておられますので、早速、数値変化表を出して、生剋幇を縦、横、斜めとみておられます。

感慨深いものがあります。あれほど・・・右も左もわからないとおっしゃっておられたのに・・・・大運の喜忌も！！
　これ・・・・私的には中学一年生にアルファベットから教えて、英文をスラスラと書いたり、暗証したりしていた光景とかぶります。ああ、やっとここまできたなあ！という・・・・感慨です。

　講座生もここまできますと、離したくない！！という気持ちになりますし、これからも続けて頂きたいと思うようになります。ここまでが大変なのですね。
指導者の立場としては・・・・そんな気持ちです。

　一方で、よくついてきてくださったなあという気持ちもあります。感謝しております。
　みなさん、本当にありがとうございます。

今期最後の講座日ということもあり、感謝とともに、ブログを読んで下さる皆様にもここでお礼を申し上げたいと思います。拙い内容ばかりで・・・また読み苦しいことも多々あることもお詫び申し上げます。
　今後ともどうぞよろしくお願いします。
本日はちょっとご挨拶でした。