四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

年の始めに・・・

2014年12月31日 23時47分08秒 | フリートーク

シクラメン、元気に咲き誇ってます。

★フリートーク
新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事 
≪あたらしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと≫
                   大伴家持 「万葉集」より

新しき年を寿ぎ、初春のお歓びを申し上げます。
何事も最初と最後は特別な配慮をするものです。万葉集に歌われたこの歌は大伴家持が新春の宴を国主として開いたときに詠んだものです。春正月1日、立春に降る雪を見て、幾重にも良いことが重なりますようにと呼んだ寿歌です。
正月一日というのは現代の元旦ではなく、立春のことですね。

 新年を迎え、新たに・・・と昨年以上に思う気持ちは強いものがあります。本当の意味ではまだ午年ですが、元旦というのは特別な思いはありますね。初日の出を見ることから始まり、新鮮な空気を吸い、お雑煮を食べて、今年も安泰にと・・・望みたいものです。
 私、詩子の今年の抱負はさらにステップアップして、腕を磨きたいという一念のみです。皆様は私をプロと思っておられるようですが、まだまだ修行の身であり、講座生の皆さまとも同じ立ち位置で命理に取り組んでいます。私自身に対する評価などはどうでも良いことであり、日々、精進できたら、そこにこそ私自身の歓びがあると思っています。ですが、一方でどうしても正しいものをお伝えしたいという気持ちは誰よりも強いと思っています。正しいものを伝えることこそ、「人のため」になると思っています。それ以外何もないことを年頭にあたって今一度お伝えしたいと思います。
 ということで本年もどうぞ宜しくお付き合い下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。

 PS 先ほど、紅白歌合戦を見ましたが・・・松田聖子ちゃんがトリでしたね。緊張しているのがわかって・・・とてもよかったです。大ファンです。
あなたに逢いたくて、逢いたくて、眠れぬ夜は~」、声の調子が良ければ、歌うんですけど・・・・風邪引いて声はガラガラです(がっかりです。)

また、今日も昨年同様に善通寺別院に元旦の護摩焚きに行きます。昨年の忌をすべて護摩焚きで消し去ってくるつもりです。

本日命(壬日干子月生まれ)

2014年12月27日 21時54分10秒 | 命理

★左メインは、かきのテンプラにダイコンすり。ポン酢で頂きます。
 右は銀杏がんも、にんじん、インゲンの煮物とカボチャの煮物。
   ホウレンソウの白和え。
 みどり色のダイコンすりの正体は青首ダイコンさん。

★命理
年の瀬も押し迫って・・・あと数日ですね。慌ただしいはずなのに、いまだにマイペースを維持しているのは私だけ?と思ってしまいます。今日は何だか小春日和で暖かいので、家に籠っているのがもったいないような・・・久しぶりに実家に行ってきました。母に顔をみせるとホッとしたようでした。昨日は退院後初の受診日でしたので結果を気にしていた母でしたから。幸い、良性腫瘍で甲状腺ホルモンも十分で服薬なしです。今のところは・・・・です。

 さて、本日は壬申日です。本年最後に本日命です。
甲午
丙子
壬申
壬寅 でやってみましょう。近所の赤ちゃんが今日の寅刻に生まれたようなので・・・このブログをみることはないでしょう。ごめんあそばせ!

 全陽です。壬日干は子月水旺の生まれです。月令があって時干にも壬の幇があります。年月は子午冲剋で双方弱化です。甲は火源となり死令の丙火を生じています。寒冷の月ですから丙の調候は旺水を暖水にして喜です。また地支申寅の冲剋は双方減力して残ります(去ではありません)が、寅は洩らすには弱く、湿木で流通はあっても滞ります。壬日干は戊官殺の剋、あるいは甲木の食傷に洩らすのが良いのですが、八字に流はなく寅食傷から丙財へと繋がりません。また無官殺です。冲天奔地の壬ですから喜は木火土。忌は金水となります。用神は「取れず」。寅が勢いがあるなら寅中の甲を用神としたいのですが・・・申が邪魔!
さて、運才で戊の制水は望めるでしょうか?また水智の壬ですが、インテリジェンスはどうか・・

 男命ですと、03丁丑 13戊寅 23己卯 33庚辰 43辛巳 53壬午 ・・・・

 さて、インテリジェンスですが・・・時を得れば、壬水ですからそれなりの人生の智はあるものです。全く依るべないような八字ではないですから、それなりに生きるすべは備わるものです。学業だけが智ではないです。それでも子供時代、親は学業には一喜一憂するのが世の親の常ですね。第一運は丁丑。これでは強い日干が木の食傷には洩らせません。せっかくの親の素晴らしいDNAが具わったとしてもまだ望めませんね。
 第二運の戊寅です。戊は期待の官殺です。戊土の制水が最喜なのですが、どうでしょうか?精査してみましょう。戊は日干壬を制することができるかどうか・・・八字の年干の甲は大運支の寅に根で強くなります。甲剋戊で戊は疏土されてしまいます。官殺は無効です。では大運支の寅はどうか・・・八字の申寅冲剋がありますがさらに加勢して2寅VS申は寅がかなり残ります。壬日干はやっと水智がほとばしることになります。丙火の調候は火源の甲が強く食傷生財の流通もできますから、成果もあがるでしょう。つまり13歳以降になって学業も優秀となって成績向上で親を喜ばせる頼もしい子となりますね。ま、受験など流年を追ってみてもいいですが、ここまででよいでしょう。頼まれればしてもいですが・・・それよりも受験は努力なしの運頼みはいけませんね。

 次の己卯運は甲己あって弱化も卯木への洩身はあり、前運よりは劣るもののまずまずでしょう。
 そして庚辰運ですが、庚は申に通根して生身の忌。辰運木旺も庚あって、また辰中乙木は湿にして無情。期待できません。辰土旺は日支の申が邪魔ですね。水旺に辰土旺ですから湿土生金してさらに庚金を強める作用のほうが気になります。忌神運です。人生の決め事は前運までに・・・少し配偶縁は気になりますね。日支忌ですので・・・財はどうか。この運、年運に注意でしょう。八字無官殺で抑えの効いてない八字です。大胆と小心が入り交り、粘りなし。2壬の剛ですが丙火効いて明るく社交性ありですから、人に好かれるかも・・・また女難も注意かな・・・と私など生きてもいない未来を案じてしまいます(笑)。

 
 
最後に・・・・
本日が今年最後の命理解明となります。今年も一年間、拙ブログに訪問頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。少しでも命理好きの皆さまに読んで頂きたいという気持ちから来年も書き続けます。どうか、引き続きご愛顧いただけますよう宜しくお願い申し上げます。また皆様、良い年越しとなりますよう、そして幸多い年明けをお迎えいただけますよう、心よりお祈り申し上げます。≪詩子≫

スピリチュアリズム(病室で徒然に・・)

2014年12月24日 21時13分05秒 | フリートーク

★カレイとワカメの生姜煮、カボチャと小豆の煮物、ダイコンなま酢
冬至なのでカボチャを煮つけました。小豆とは好相性です。


★フリートーク
入院中に「人は死なない」というタイトルの本を読んできました。矢作直樹(やはぎなおき)さんという東大医学部の附属病院救急医の方の本です。
 いわゆるスピリチュアリズムの本です。彼は医療の現場に従事しながら、生と死の境を行き来する不思議な体験を看ることになります。臨床医が霊性の実態を探ろうとする動機は十分にあったかと思います。
 この世で生きているときに私たちの魂なるものが宿っているのはこの身体という物質です。死に臨んで内なる魂のエネルギーは体を抜けてあちらの世界に行くというのがスピリチュアリズムの概念ですが・・・・さて、その際に死に行く人たちが眼にするものは光りであったり、花畑であったり・・・さまざまな体験が語られるのをしばしば聞いたものです。俗に言う「三途の川」の手前でしょう。この本の中でも同様の記述はありました。臨床医の彼が引き込まれていった世界のことでしょう。
 また、あるTV番組で見たことがあるように思うのですが、死に臨んで人がみる光などの光景は独特の極限状態の人が見る、つまり瀕死のときの「脳」がみる「一種の夢」なのだという科学的な解明もあるようです。これ、間違っていたらすみません。私はこちらの方が正しいのではないかと思います。夢という言葉は適切ではないかもしれない・・・かとは思います。死にゆく脳の作用ですから、脳のある部分でキャッチする情報をどのようにして視覚的にとらえるのか、これは脳科学の世界でしょうし、私など計り知れない領域です。でも霊感と同様に霊性の世界ですから、臨終の脳は誰しも霊的世界にあるとみていいのではないでしょうか?・・・と感じました。だから、元気なときには見えないものが臨終の脳には見えるのだと思うのです。

 かといって魂はないのだろうかというと、私は魂の存在はあるのだろう・・・と信じています。矢作氏は不思議な「降霊」の儀式にも臨んだことあると記述されています。亡くなられたお母様に死後、お会いになってお話をされています。お母様の魂がある人の体に乗り移って、その人の声を借りて会話するものです。これは、私自身の祖母も同じようなことをしたのを知っています。私が幼いころ、ある霊能者のおばあさんと親しくて、その方の体を借りて、祖母は懐かしい人に会ったと言っていました。その薄暗いヒンヤリとした場所に何度か祖母に連れられて行ったことを覚えています。

 また今日は私の生徒さんが退院後初めてのお勉強だったのですが・・・その方は台湾出身で在日台湾人です。彼女も台湾でそのような経験を何度もみてきたとおっしゃっていました。台湾では親や兄弟が亡くなった後、懐かしい人に何か聞いておきたいことなどがある人たちが集まって、降霊の儀式をするそうです。そういった職業があるそうですね。中にはインチキもあってウサンクサイものもあるようですが、彼女が数回、経験したときはやはりヒンヤリとした空気が体を覆い、降霊者が乗り移った人がしゃべるのを聞いたそうです。

 長々となりますが、矢作氏が言うに、魂は永遠に続いていて人は「良心」という摂理に導かれて、永遠の命を引き継いでいるというのです。私はここのところがとても印象的でした。人の命がこの世だけのものならば、いくら悪いことをしても死ぬときがこの世の終わりで、すべて帳消しになるはずです。またすべてに人が平等とはなっていませんね。人は本能的に「良心」をもって生きるもので、決して悪意など持つようにはできていないというのです。簡単な例を挙げますと、悪いことをして気持ちがいい人はいないでしょうし、良いことをすれば心地よいものですね。これが人の自然に備わった本能だというのです。確かにそうでなかったら、社会や文化などという言葉は存在しないとは思います。物凄く納得させられたところでした。ま、私もかなりおめでたい人間かもしれませんが・・・

 ならば、人は悪行を重ねるよりは善行を重ねて、この世からあの世へ、そしてまたこの世に来る?わかりませんが、魂は永遠に続くなら、気高いものになっていくほうが良いですね。こんど生まれるときは、うんと位相の高い八字に生まれつくことは間違いないでしょう(笑)。
 こうやって考えていますと、非常につじつまが私の中であってきました。なかなか、いいぞ!などとニンマリしていたのは、病室でのことでした。浄土真宗でいう「情けは人のためならず」も結構、また意味を成すかと思った次第です。

本日命(乙日干子月水旺生まれ)

2014年12月20日 20時09分45秒 | 命理

写真のランチプレートを人数分、9枚買いました。アウトレットです。
というのは、退院直後から、長女宅と2件分の晩御飯を作っています。長女がつわりで苦しいのです。そして年明けには次女夫婦がお産のために我が家に寄ってきます。もう、食器の山で食洗機にすべて収まらないという判断からです。小鉢、サラダボールなどが消えるとシンプルになります~!
今夜は冬定番のブリ大根、煮物(レンコン、コンニャク、人参、シイタケなど)、サラダ(キャベツのマリネ、ゴボウサラダ、トマト、ブロッコリー)、そして豚汁でした。シンプルに収まりましたね。写真のは娘婿のお膳です。ごはんと汁椀が大きめです(笑)

★命理
今日は冷た~い雨でしたね。辛気臭いお天気で・・・・私、詩子は部屋に籠っておりました(笑)。

 さて、本日命です。
 甲午
 丙子
 乙丑
 癸未 とでもしましょう!!

八字は乙日干で子月水旺の生まれです。乙木の特性は柔です。剋は嫌いますし、壬とは相性が悪いですね。幸いにもこの八字でしたら、時干に癸水で慈木して乙日干には好相性となります。乙日干は寅卯の根がありませんので水旺月は湿の極みですから、いくら癸水の慈木培木とはいえ、浮木も懸念しなければなりません。本命では有難いことに月干に丙が透っています。午に根で甲木の生火あって死令とはいえ十分な強さを持つ丙火です。乙丙の反生の効が望める関係です。八字天干は時干の癸水から日干乙木、そして丙火へと流通します。好相性の干の並びですね!!
さて、地支ですが、子午冲剋、子丑合、未丑冲剋と、てんこもりですが・・・・全支が固有の干で生剋制化するという結論となります。合去、冲去が解けたから全支固有の干になったなどという発想は一切しておりませんのでご注意ください。そういった化石のような発想はとうの昔に捨て去り、すべて生剋制化のもとに命理展開をしているのが現段階での詩子的姿勢です。本命の八字中ですが、特に子午冲剋が解けたとは言え、水火の剋が消えたわけではなく、旺令の子水が死令の午火を剋すことに何ら変わりはありません。その剋の状態を見極めるのが正しい解明と言えます。単に子午だけを見るのではなく、周囲の干支との生剋制化を勘案してこそ正しい冲が見えるものです。子丑、未丑の具合も同様です。何がどのように生剋制化するのか・・・・おもしろいところですね。

 いずれにせよ、全支固有の支ですから存在します。その結果は同じですね。数値はともかく、日干は根がなく、印に頼るのみの乙木と言えます。身弱ですが、依るべない八字ではありません。丙火も過ぎれば、身弱ですから洩身の忌もあります。大運干支を看て八字がどのように変化していくのか・・・そこでもまた生剋制化ですね。大運干支と八字での会話のようなものです。ここにも解明の醍醐味があります。おもしろいところです。

さて、大運ですが・・・
順行運:丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳 壬午・・・
逆行運:乙亥 甲戌 癸酉 壬申 辛未 庚午・・・

まず、順行運ですが、木旺運は食傷生財の喜神運ですね!!一つだけ、庚辰運を看てみましょう。
 乙日干は身旺であろうがなかろうが、金の剋よりも火の食傷へ洩らしていくほうを好みます。日干対財官が対抗できておれば、ある意味問題はないでしょうが、干の特性の話です。庚辰運は辰土旺には財の湿土が生金して庚官殺はかなりの強さです。日干は・・・というより八字がどう作用するかですが、時干の癸水に化殺という作用(実際、化殺してしまえないもので庚の剋の意は減力して残ります)、そしてそれがどう日干に作用するか、また天干の甲、丙と大運干庚の剋もあります。この二つの作用を同時に看ることになります。原局の乙木は根がなく、庚辰土旺はまた根なしですから、丙や癸の作用なしではアップアップですが、運良くこの2干に護られるという結果です。やはり原局に癸水の慈木と丙の反生があるだけでなく、後々まで援護軍団として構えていてもらえる、有難い干ですね。
 ということで大運干支を一つ、八字と絡めてみました。

入院中エピソード

2014年12月17日 14時51分42秒 | フリートーク

左二つは私が一週間籠ってた独房です。右は思いっきり楽しい小物ポーチを持って行きました。少しでも辛気臭さを持ちたくなかったので・・・

★フリートーク
お久しぶりです~!
一昨日、退院してまいりました。
なんと、物凄い寒波ですね。TVニュースでは知っていましたが、独房の中に幽閉されていたようなものですから、外のことなど全く肌で感じることはありませんでした。一週間ぶりに太陽を浴びますと、ああ、これが日常なのだと再認識し、それまでの一週間、あれは何だったのかと思うほど、あっという間の記憶の欠片のように一瞬にして遠くに消え去り、現実に戻りました。

 甲状腺右葉切除の手術を受けてきました。5年前か持っていたのですが、一大決心のもとにこのような運びとなりました。危惧されていた声帯の損傷はなく、無事です。また副甲状腺を痛めることもなく摘出してくださったので、血中カルシウムも正常値でOK。順調に回復できたようです。まだ甲状腺ホルモンを補給するかどうか、他、病理検査結果など越えなくてはならないものがありますが、とりあえず解放されて安堵しています。

 私が苦しかったのは、術後の体中が管だらけで身動きできないのが何とも大変でした(腰痛です)。少しくらい体位を変えてもどうにもなりませんでした。キズの痛みはほとんどないのですが、術前からすでに腰が痛くなっていたのは事実です。2,3日は食事の際の飲み込みが大変でした。

 けったいなことがあったと言えば・・・
とにかく術前から腰が痛いので、手術の朝、シップを貼っても、はがされるだろうからと思って、アンメルツを塗っておきました。これが後でえらいことになったのですが・・・術後に部屋に戻ってしばらくすると微熱も出ますし、汗ばんできたのです。それで私は長女(この病院の看護師)に「ちょっとオネエサン、腰が痛いし、背中が焼けるように熱いわあ~~、ああ、熱い熱い・・」と申しますと、長女は「まあ、この敷き布団、患者さんには熱感があるみたいやなあ・・???」と自分の経験則でぶつぶつ言っておりました。「でも、なんでそんなに熱いんかなあ?う~~ん?」と思案しておりました。「ああ~熱い、何とかしてよお~!」と言いまして、体位を変えてもらい、背中に風を通してもらいました。それでもヒリヒリしますので、私は気がついたのです。「わかった、これ、アンメルツ塗ってんよ!」と言いますと長女が、「おかーーさんっ!!余計なことせんといてよお!!」と叱られました。アンメルツと汗が反応しただけのようでした・・・

 また、手術の際は手術着を着て、中は下着のパンツのみです。オッと、これは恥ずかしいと思って、夫に新しいものを持ってきてもらったのですが・・・夫はどこにあるのかわからず、適当に2枚持ってきたというのです。見ましたら、一つは私のおニューですが、もう一つは長女の産後のデカパンツです。「なんで、こんなものがあるの?」と聞きますと、「こっちが聞きたい!!」と言うのです。私のものがどうか、みたらわかりそうな気がしましたが、もう15分もしたらドクターが迎えにくるのに夫婦喧嘩もないわ・・・と思い、おニューに履き替えました(笑)。
 付き添いの看護婦さんが、「手術が終わったら、下着とスリッパはまたお持ちしますね!」と言ってくれました。ん?そうか、帰りはT字帯だからなあ、なるほど・・・ちゃんとビニールにでも入れてくれるんだろうか?など気がかりでしたが、そんなこと考えている間に手術室に入ってしまいましたので、ドッキリで、パンツのことなどどうでもよくなりました。

 術後、部屋に戻って、アンメルツ騒動の後、夫に「私のパンツ、却ってきた?」と聞きますと、「知らんぞ、そんなもの!!」と言うので、「看護婦さんに聞いてよお!」と言いますと、夫は「そんな・・・パンツ一枚のこと言えるかっ!!」というので諦めておりましたが、あのパンツがどこかで彷徨っているかと思うとあまり気分が良いものではありませんでした。とうとう退院まで言えずに我慢したのです。
 そしたら、退院後、病棟の看護師さんから電話で「福田さん、手術の時の下着、お預かりしていて、お渡しするのを忘れてました。」私、「・・・・(無言)」ですと、「娘さんにお預けしましょうか?」と言うので、「そうして下さい!」と一言。

長女が夕方、持って帰り、「お母さん、こんな可愛い小花柄のを履いてったん?」と聞くので、「いかんのん?」と言いますと・・・「別にええけど・・(無言)!」でした。
 やれやれ、どこかにポイっと捨てられたのではなかったようでした・・・
とにかくパンツに始まり、パンツで終わったような一面もありました。