☆命理
こんばんは！！
今日はコメントよりご質問の件を取り上げます。先日の丁卯日干の八字とよく似ているのだそうです。比較して書いてみましょう。
先日の本日命 R2年3月25日でした！
庚子
己卯
丁卯
丁未
ご質問の八字 S45年2月16日 未刻
庚戌
戊寅
丁卯
丁未
大運 丁丑 丙子 乙亥 甲戌 癸酉 壬申 辛未 庚午
確かに五行の並びがよく似てるとは思います。日時干支は同じですので変わらないですかね！！！でもよく見て頂きたいのは質問命は生まれ日が24節気の雨水前の寒冷の気が強い時期の生まれです。本日命は卯月の春本番で暖の気がある時期に生まれており火勢そのものも少し強い時期です。ただ月干が己土なので洩身して弱化しますから結果は火勢は同じくらいとなるでしょうか！！
雨水前は丙火の調候がどうしても欲しい時期です。ですから質問命の八字は丙火が入ると生気が出て調子が上がるということになり、ご本人が自覚されている通りということです。午のときは良いのだそうです。本日命は丙火でなくても良いのですが強さを求めるとすれば丙火の幇助が欲しいなあということです。それに寅でなくて2卯ですので木性の不調を感じると言うお話でした。
次にご質問の命と本日命の年月干支について比較してみましょう。いずれも寅卯、2卯と旺令の木が地支に並びます。寅のほうが陽気が強いので卯とは違うかと思います。さらに違うのは、質問命は年干の庚金の病薬がよく効いており寅を制しています。良い作用です。印多を抑えます。ですから庚は用神となります。本日命は庚子ですから己土から子水、さらに卯木へと卯に流れ込む形が良くないということでした。質問命のほうが良いと思います！！！！
質問命の喜忌です。これは八字原局での話です。
日干やや強 ・・・任じるものが無いので強と取らざるを得ないです(^_^;)
用神 庚
喜神 土金
忌神 木火
閑神 水
調候 丙不及
この喜忌は八字原局のものであって大運では初運から喜忌は逆転し、火が喜神と変わります。
ただいずれの命も深層に入りますと大なり小なりの木性の問題は抱えます。質問命のご本人の弁ですが・・・「あなたは真面目過ぎと言われるけれど本当は真面目ではなく心配性、不安がりなだけです！」とおっしゃいます。真にその通りだと思います。でも真面目な寅支だと思います。それだけに「こうあらねばならぬ！」という思いで自分を攻めますので掲げる理想に追いつくには不安です。それを追おうとすると交感神経が立つからしんどいのです。すると肝気不調の特徴で不安感に襲われたり取り越し苦労をします。やはり丁火のみでは弱いのでしょう。火は精神活動の中枢です。丙火が入ってくると良いと言うのはそういうことです。火はハートなのです。人の心は脳ではなくてハートにあるのです。五行では「火」です。質問命の八字は丙火が欲しいのです。日干は強いのですが丙火があればさらに良いということです。
さて、次に大運の喜神運が遠いというお話です。
今は癸酉運。次が壬申運。日干は転弱しておりますのでこの大運での喜神は木火となります。一にも二にも甲丙が欲しいところです。八字天干の戊、時支の未の燥土がすべて湿土化します。日干丁火は湿土に晦火晦光の忌です。水は官殺ですから夫のこと、仕事のことが原因して火は弱化します。思考もややもするとマイナス思考になりがちです。2年前の戊戌、昨年の己亥の己土が加担しておりましたのでここ数年は辛かったと想像してしまいます。考えるなと言っても考えてしまいますね。
要するに木の印はあるのですから丙火のエネルギーさえ補えれば最高ということになります。数年先には火の流年もやってきます。それまで待つのも良し？でも火のエネルギーを補完するのも良し！！遁甲などするのも一手でしょう！！丙を補いながら火の年を待つのが良いと思うのですが・・・