しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

とんかつ

2021年11月30日 | 日常雑記

  とんかつ・ロース

 面白いので一気に読んだ本。副題が「とんかつの誕生」「明治洋食事始め」講談社学術文庫・岡田 哲著」。私の生まれた昭和四年・東京下谷御徒町の「ぼんち軒」ではじめて「とんかつ」を売り出したそうで、だからか「とんかつ」はすきです。本によると、

 初めのころは「ポークカットレット→ポークカツレツ→豚肉カツレツ→とんかつ」と料理方法に従い名前が変化したそうです。仏語の「コートレット」英語の「カットレット」が日本語の「カツレツ」となり「勝烈・勝列・勝礼津・佳津烈・活烈」の漢字を当てたと本にあります。

 どちらかと言えば「ロース」が好みですが、身体を思って脂のない「ヒレ」を注文します。こんどはロースを楽しみました。みそ汁(蜆汁)とキャベツ千切りはおかわりをどうぞと言われますが、あれ全国共通ですかね?。老いてご飯少な目です、みそ汁のおかわりは最近しません。 

 ・101頁に「新選和洋料理精通」ー「洋食マナー十九箇条」が面白いので、、

 一 会食の節は大口を開き、又、大口に食品を充満ならしむべからず。
 二 大声を発し、又、左右前後を見回すべからず。
 三 食品をか嚙むに口を開き、又、馬の秣を嚙むが如き音をさすべからず。
 四 食品を嚙みながら談話すべからず。
 五 倉卒に食ふべからず。(あわただしいさま)
 六 食品大なりとて、無理に口中に含むべからず。
 七 歯牙の間に肉類などの挟まりしとて、指を口中に入れて捜るべからず。
 八 食い残しの肉類等噛みちらしたるままに、再び皿に入るべからず。
 九 包丁(ナイフ)叉手(フォーク)などを舐るは見苦しきことなり、
    決して之を為すべからず。
 十〇 牛酪(バター)は己が欲する程一度に取りて、皿の傍に置き
     幾度もとるべからず。
 十一 羹汁(スープ)は左の手を皿の縁にかけ、右の手に匙を持ち掬ひて
     吸うべし。又、匙より吸ふに、匙の横より吸ひ必ず手を前に出し、
     匙の尖を口中に向けて吸ふべからず。

  (以下省略)します、時代が変わって、今でも食事をしていると、ときどき気になるひとを見かけますが、みなさんマナーに精通した人ばかりではありませんからね。

・11月も今日で終わり、今年も残りあと一か月です。(COVID-19)感染者数が激減してやれやれと思ったら、冷や水を頭からぶっ掛けられたような「オミクロン株」の拡大です。やっと開いたドアをまた閉めることになりました。年末年始はどうなるんでしょうか、分からなくなってきました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あれこれ | トップ | 雨のち晴れ »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日常雑記」カテゴリの最新記事