しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

頂いた柿

2023年10月25日 | 日常雑記

       

 三水さんから頂いた、お庭の柿の実。見た目は悪いけど種があり、美味かった。綺麗な売り物と違って、子供の頃を想い出させてくれる柿の実。50個もとれたそうだ、その中から見た目に良いのを持ってきてくださった。彼女も歳を取られた、まだお元気だが柿の木はが年々大きくなり、上の方はもうそのままにしてあるそうだ。ヒヨドリや目白のために残す「木守り柿」となっている。昔から優しいこの国の人々のおもい、こんな習慣は今も続いている。

「葉隠れの熟柿を覗く鴉哉 ・寺田寅彦」の句がある、早く採らないと烏がやってきて食べごろの柿を突っついてしまう、を詠んだのだろう。

 ・柿の句といえば、「渋柿の下で稲こく夫婦かな ・漱石」の句を思い出す。柿の実りと稲穂が重なるこの季節。

 子供の頃を想い出す。田圃のあぜ道の大きな柿の樹、竹を横木にし、刈り取った稲を干す、そのために木を植えた。その柿の木が渋柿だろう、その傍の田圃で「千歯こき」や「唐棹」(と言っても今の人は分からないかもしれない)を使って脱穀する夫婦の姿を詠んだ句だろうか。稲の収穫は喜びだが籾にするまでの苦労、それは大変だった。

 お米一粒一粒、食べられ るまでにする、それまでの苦労は大変な事だったむかし。まだ食べられる食糧を棄ててるいま、いつかきっと罰が当たると思う。

・柿の話が、、今日は稲の話になってしまった、、

コメント
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