昨日は一日中小雨模様、今朝は気温が少し下がって涼しい朝を迎えました。暑さのためとウイルス感染が怖ろしい、外へ出る気にならず、静かにしてると本が読めます。
360頁の「アウシュヴィッツのお針子」を読み終えました。初めからどの章をみても「人間とは」こんなことまでするのか、悲しみと怒りと同情、適当な言葉が出て来ませんが、そんな何とも言えない気持ちで読みすすみました。
「著者あとがきで」著者のことばに、、、、、長くなります、、
『本書の後半では、アウシュヴィッツへ到着したお針子達が悲惨な環境下で虐待され、侮辱され、酷使され、心身共にもう限界かと思われたときに、安息所となる高級服仕立て作業場に迎え入れられたこと、アウシュヴィッツがソ連軍によって解放される前に徒歩で撤退させられ、のちに死の行進と呼ばれるようになった苦境をなんとか生き延びたこと、戦後は収容所生活のトラウマを抱えながらも懸命に人生を立てなおそうとしたことがつづられています』。とあります、、
わたくしは最後の11章になって初めてほっとした気持ちになりました。ドイツ民族だけではありません、これが「人間のなす戦争とういうもの」、いまウクライナ侵攻によって苦しむあの国の人々を思います。
前回の「8月です」に重なるようですが、「アウシュヴィッツのお針子」を一気に読み終えた、その読後感です。
・二次大戦終了後も、残念なことですが、世界各地では国家間・民族間・宗教間の争いはやむことなく続いています。敗戦後77年その間この国が「平和」であったことの幸せを思います。