序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

表裏

2013-03-25 17:44:31 | ブログ

爛漫の春っていう言葉がピッタリの今日この頃です。

今日明日が満開の桜のピークでしょうね。

でもね、そんな季節の風物詩を喜んでいる人ばかりじゃないんです

ええ。

嬉しげに楽しげに桜を見上げる通行人を横目に見て、深いため息をついている人間もいるんですよ。

この時期を疎ましく思っている人間もいるんです。

咲いている桜はやがては散るんですよ。

夢のような花吹雪。

ええ、通り抜ける人にとっては美しい白日夢の様な一瞬です。

でもその散った花びらはどうなるんでしょう。

ピンクの絨毯を敷き詰めたような花びら。

しかし、やがてピンクの色は褪せ、茶色の塵と化していきます。

それを掃除するのは通行人じゃありません。

そこに住んでいる人です。

この対比の存在を人間というんでしょうね。

そんな表裏一体の人間物語がこの桜の季節にはあるんです。

これは関係創りの大きなヒントですよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿