京都社会保障推進協議会ブログ

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病院休止で「医療難民」に、近隣に影響-TBS動画ニュースより

2008年09月29日 07時34分15秒 | 資料&情報
 「千葉県銚子市の市立総合病院が突然9月いっぱいでの休止を発表してから、2か月たちました。新しい病院に移らざるを得なくなった通院・入院患者たちは、医療難民」となって、近隣の病院に押し寄せています。」
 9月26日放映のTBSニュースを視聴された方も多いと思います。10月から廃止される銚子市立総合病院の問題点をリアルに報道していました。


 TBS動画ニュースより番組を紹介します。



 TBS動画ニュースサイトより
(短期日で未掲載になる可能性がありますので注意してください)



<関連記事>


 銚子市立総合病院:市議会本会議、1票差で休止決定--委員会否決を覆す(毎日新聞)

 日本共産党銚子市議団の「反対討論」


 赤字や医師不足を理由に、全国の公立病院で廃止や民間移管・独立行政法人化などの問題が起こっています。その背景には「公立病院改革ガイドライン」があります。

 総務省が出しているガイドラインの「Q&A」でも
Q2 地方の病院は医師確保が難しく、医業収入の確保が難しい状況である。まずは、こうした医師不足の解消に向けた施策を実施すべきではないか。
A2  医師確保対策については、関係省庁と協力して政府全体で取り組んでいるところであり、必要に応じ、さらに新しい対策も講じていく所存。それとともに、今回の公立病院改革の中で、医師不足対策として「再編・ネットワーク化」を打ち出しており、これを進め基幹病院を整備していくことにより地域の医師を集約するとともに、地域外からも新たに医師を集められる体制を整備していくことが必要と思料。

などと、住民・市民にとってなくてはならない公立病院の存続でなく、医師不足対策として「病院の廃止・統合」を基本としています。


 公立病院改革ガイドライン:関連資料(総務省)


 京都府・京都市も公立病院問題を抱えています。
 今後、京都での具体的な問題点を掲載する予定です。



(以上)