京都社会保障推進協議会ブログ

京都社保協のニュースや取り組み案内、タイムリーな情報・資料などを掲載していきます。

京都実行委員会結成!

2007年02月21日 13時54分26秒 | 事務局通信
「格差と貧困をなくそう!京都実行委員会(仮称)」結成
15日、1時30分よりラボール京都第1会議室に於いて、「格差と貧困をなくそう!京都実行委員会(仮称)」の結成会議が行われ、昼間という時間帯にも関わらず高齢者団体の方を中心に約30名の方が参加されました。
 開会で年金者組合の中谷隆亮氏は、当日下京社保協が、250通のアンケート活動を行ったことに触れ「暮らしを守る運動を頑張りましょう」とあいさつされました。
結成会議に先立って京商連の丹野多恵幸氏が、「税金と生きる権利」「役立つ税制度の実際」と題し、プロジェクターを使って、わかりやすく話していただきました。「所得税が下がって住民税が上がる。実際には何も変わらないのではないか。と思われている方も多いけれど、実際には大増税になる。政府は増税を今夏の参議院選挙の争点にせず、09年に大増税をしようとしている。庶民に増税、大企業に減税をしようとしている政府に、『なんでやねん!』の声を大きく広げ『投票一揆』を起こし悪政を打ち破ろう」と提起されました。最後に、会場の参加者から出された金額であなたの増税額はこれくらいとシュミレーションされ、あまりの多さに驚かされました。
 2部の結成総会では、京都社保協の田阪事務局長がレジメにしたがってこれまでの経過や意義と目的を提起され、当面は6月に向け毎月25日(土日の場合月曜日)にアピール行動をすることが確認されました。
最後に、高退協の谷内口浩二氏は、「国民的な課題という意味で足元を固める出発の運動にして、共通の課題を一つずつやりとげていきましょう」と提起され、京都実行委員会が結成されました。

地域医療講演会

2007年02月19日 11時12分08秒 | 学習会の案内
住民参加の介護予防
  いきいきライフのためのリハビリ

主催 京都府保険医協会  京都府歯科保険医協会


日時:2007年3月3日(土)   午後2時~4時半
会場:シルクホール(京都市下京区四条通室町東入・京都産業会館8階)

  入場無料・要申し込み
お問い合わせ・お申し込み
   京都府保険医協会  TEL:075-311-8888
             FAX:075-321-0056
             E-Mall:info@hokeni.jp 
   

2/10「格差と貧困をなくそう」つどい

2007年02月15日 11時54分00秒 | 事務局通信
        
2/10 「格差と貧困をなくそう」のつどいに190人!
     リアルな実態告発に共鳴・交流深まる。
2月10日(土)1時半よりラポール京都大ホールにおいて「格差と貧困をなくそう!憲法25条を今に生かすつどい」が、バブテスト教会牧師の大谷心基氏の司会・進行のもと190名の参加で行われました。
1部では、5人の方が壇上よりリアルな報告を行いました。
民医連の高梨輝子氏は、カラーの別刷り資料を使って、『昨年秋の935件の高齢者実態調査によって、高齢者の方たちにとって医療費の負担がいかに重くのしかかっているかが明らかになった。今、地域では、高齢者の経済的な貧困の問題、地域とのつながりの問題が発生していることなどを知ることができた。一人暮らしや老夫婦など高齢者が安心して暮らせるまちづくりをめざしている』などと報告されました。
日本自立生活センターの岡田健司氏は、車椅子で登場され『2006年に施行された障害者自立支援法によって障害者の応益負担が導入され、障害者のほとんどの人が働いて得る収入よりも、利用料など出費の方が多く生活していけない。障害者福祉の問題は、「人としての尊厳」という根本的な問題として、すべての人がご一緒に声をあげていきましょう』とアピールされました。
京教組の奥村久美子氏は、「経済状況の及ぼす子ども・教育への影響調査」を通じて、格差社会が子供たちに及ぼす影響などくわしく報告され、『子供たちが安心して勉強できる環境づくりが必要』と訴えられました。
京都総評の辻昌秀氏は、「ワーキングプアー対策としての最低賃金引き上げ」と題して、『自立した経済生活が出来ないワーキングプアーの深刻な事態。最低賃金の引き上げは先進国の中で日本が最も遅れている』という実態を説明されました。
京都府職労保健福祉支部の仙田富久氏は、『長岡京市でおこった3歳男児の餓死事件で、京都府の児童相談所は、姉の保護を通じてこの家族に関わっていたにも関わらず、徹底した対応ができていなかった、こういった問題は警察に任せるのではなく地域や機関の連係が必要だ』と発言されました。
 5人の発言を受けて、立命館大学産業社会学部の峰島厚教授は、『お互いの分野で人間らしく生きることを侵害されている。理解しあって共同の輪を大きくしていくことが大切だ』と、2部へつなぐ問題提起を行いました。
休憩を挟んだ2部のディスカッションでの印象的な発言としては、かりん燈―万人の所得保障を目指す介助の会の渡邉氏は、『1部の発言を受けて自分もワーキングプアーだ。しかし、重度障害者の自立支援に対応していくためには、やめるわけにはいかない』と発言されました。
 又、京都で母子加算の削減の取り消しを求めて裁判を起こしている辰井氏は、自らの話をするだけでなく「全国一律最低賃金1000円/最低保障年金10万の実現/老齢年金の加算」の3つの要求課題の重要性を発表されました。
 車イスで参加した重度障害者の西垣氏も、『親の苦労を考えて一人暮らしをしている。私自身24時間介護が必要だがあたりまえの生活をしていくことが出来ない。親元を離れることでそのことに気がついた』と涙ながらに発言され、会場の共感をよびました。
あらかじめ依頼されて発言された方のほかにも、会場からも何人もの方の積極的な発言があり、それぞれの実態告発に感銘の声があがりました。
最後に、京都社保協の田阪事務局長が、以下の4つの行動提起を呼びかけ閉会となりました。

4つの行動提起 (2.10「格差と貧困をなくそう!憲法25条を今に生かす集い」で提起)
一つに、今日のこの集いを機に、さらに各分野の交流を深めましょう。
各分野の集まりや、会合に、他の分野から来てもらって、あるいは出かけて、話を聞く、話をするというような、直接の交流を大いにやりましょう。今日も、これからも名刺交換をしましょう。私どもの社保協も連絡点に使ってください。
二つ目は、別チャンネルで、この集いと同じ合言葉で「格差と貧困をなくそう」京都実行員会の結成が、別紙チラシにあるように、2月15日に予定されています。「小さく生んで大きく育てよう」と出発しようとするものです。ここで、市民アピールなど具体的なアクションを共同して行いましょう。
三つは、憲法25条だけでなく、憲法9条にもかかわって、平和の課題でも、いろいろなアクションがあり、5月3日の憲法集会など計画が予定されています。とりわけ、憲法改悪の手続き法と言うべき、国民投票法案が5月連休までの国会の焦点になります。これらに関心を持ち、積極的に行動を起こしましょう
最後に、「障害者問題」や「労働法制」など自分たちのそれぞれの切実な課題にその分野の当事者が軸となり、奮闘するとともに、ナショナルミニマムの確立と言う共通目標を掲げて、連帯と共同を広めましょう。


2.10「格差と貧困なくそう」つどいに190人(速報)

2007年02月11日 16時05分45秒 | 事務局通信
2.10「格差と貧困なくそう!憲法25条を今に生かす」つどいに190人(速報)
 
 2月10日京都市中京区のラボール京都であった、「格差と貧困なくそう!憲法25条を今に生かす」つどいに190人が参加しました。様々な分野からの生活実態や課題の報告があり、大きな共感と交流が感じられました。(詳細は続報で)


2.10集会に集まってください

2007年02月09日 14時17分34秒 | 事務局通信
「格差と貧困をなくそう!憲法25条を今に生かす集い」        明日、2月10日午後1時30分より    多数参加歓迎!                       ラポール京都(中京区四条御前)で開催!                                表記の集い(シンポジウム)を2月10日(土)午後1時30分より、京都市中京区四条御前のラボール京都で開催します。狙いは、各分野に広まっている「格差と貧困」実態について、できるだけリアルな告発を通じ、各分野の交流と共通の糸を探ろうとするものです。会場に余裕がありますので、どなたの参加も歓迎です。
前半の一部は、それぞれ5分野から10分程度のまとまった報告を予定しています。(報告資料当日配布)後半の二部は、現場・会場からの発言で、何本かあらかじめ発言を依頼しています。
1部の報告①は、京都民医連が昨秋に935件高齢者宅を直接訪問し生活実態調査したところのエキスが報告される予定です。
②の報告者岡田さんは車椅子での出場です。当事者からのまとまった運動と実態のリアルな報告が期待できます。
③は最近急増している就学援助の実態から見得る生活問題が学校現場から新しい角度で報告されると思います。
④は京都総評の最低生計費試算結果を踏まえ、ワーキングプアと今国会の論議となる最低賃金について、言及されると思います。
⑤は昨年長岡京市における3歳男児餓死事件を経験した職場から、当該児童相談所勤務で労働組合の役員をされているの仙田氏が報告します。
2部の会場発言でも、国保の問題で、病院のケースワーカや母子加算削減廃止の取り消しを求めている生活保護裁判の原告辰井絹恵さん、さらに障害者をサポートする福祉労働者(その多くがワーキングプアの状態)などからの、リアルな発言が期待されます。
司会をされる京都パブテスト教会の大谷牧師さんはホームレス支援をずっと続けられています。
コーディネーターの峰島先生は、障害者自立支援法問題では障害者の立場から深くかかわってこられた先生です。

主催:実行委員会(連絡先事務局 京都社保協 075-801-2526)

2,10「集い」内容決定!

2007年02月05日 14時43分25秒 | 事務局通信
「格差と貧困をなくそう!憲法25条を今に生かす集い」
・・「格差と貧困」の実態・原因に対する告発及び各分野の交流・相互理解と共通の糸を探る

  ◎2月10日(土) 13:30~  ラボール京都大ホール

◎「集い」の内容・企画(レポター等の関係で今後変更あり)
◎  開 会   : 13時30分(3時間)
◎  司 会       : 大谷心基(バプテスト京都教会牧師)
◎ 問題提起・助言者    : 峰島 厚(立命館大学産業社会学部教授) 
1)主催者開会あいさつ  : 大谷心基
2)第1部 「格差と貧困」実態告発・・・各分野からの報告                     ① 京都民医連の740件の高齢者生活実態調査からみえるもの
* 高梨輝子氏  ・・・ (民医連・京都保健会)
② 障害者自立支援法4月施行10月から本格施行で困難と矛盾が奮発。障害を持つ当事者及び施設事業者等関係者の困難の実態と分野を超えた共同のアピール
* 岡田健司氏  ・・・ (日本自立生活センター)                                         ③ 就学援助の増大などに見られる学校現場から見える児童・保護者の生活の実態
* 奥村久美子氏 ・・・ (京教組事務職員部会)                                     ④ ワーキングプア・働く労働者の状態と問題、まともな最低賃金制度確立の運動と意義            * 辻 昌秀氏   ・・・ (京都総評)
⑤ 児童虐待の背景にあるもの
* 仙田富久氏  ・・・ (京都府職労保健福祉支部) 
3)次のテーマへの橋渡しも含め、峰島先生の発言                                           (休 憩)
4)第2部 ディスカッション・・・「共通の糸は何か」現場からの発言(会場からの発言)
あらかじめ発言を依頼(予定)
① 介護保険で840人が不服審査請求運動とその取り組みから見える高齢者の実態
② 国保で京都市へ、昨年6月に2万3600人が区役所に殺到。国保料高すぎて払えない実態と国保改善の運動
③ 看護師不足など医療・看護現場で起こっている実態
④ ホームレス支援の取り組みとホームレス問題。
⑤ ナショナルミニマムを問う生活保護「生存権裁判」原告の訴え
⑥  零細自営業者の生活実態と運動
⑦ 生活保護ケースワークから見える住民の生活実態
⑧ 障害者を支える福祉労働者の実態と課題
⑨ そのほか、私あるいは関係分野の生活実態や問題
⑩ その他 自由な意見交換
5)峰島先生のまとめの発言
6)行動提起  : 田阪 啓(京都社保協) 
◎ 閉 会           :16時30分をメド

   一般参加歓迎です。お誘い合わせの上、お集まりください。