京都社会保障推進協議会ブログ

京都社保協のニュースや取り組み案内、タイムリーな情報・資料などを掲載していきます。

06年重点要求で京都市と要請・懇談

2007年01月29日 15時40分31秒 | 事務局通信
06年重点要求で京都市と要請・懇談 
 23日、京都社保協は、京都市(保健福祉部)と、去る12月7日に提出した06年重点要求の要請書に基づき、要請・懇談を行いました。
 この日午後2時からの要請・懇談では、京都市側は八代康弘保健福祉総務課企画調査係長らが応対。京都社保協からは、田阪事務局長をはじめ、京都総評の稲村氏、保険医協会の中村氏、高運連の田中氏及び山田事務局員が参加しました。
 最初に田阪事務局長が、06年要請書の特徴点について重点的に説明し、その後、保険医協会の中村氏が医療分野などで補充説明を行いました。
 京都市の八代氏は、06年要請書が「京都市の行政課題によく対応した内容となっている」と最初に感想を述べ、その後、一定のコメントがありました。行政担当者の多くは、制約のある中でも、総じて踏ん張っている様子については、確認しながらも、国保の資格書問題などについて、そもそも「国保」をどのように見るのかなど率直な意見交換を行いました。また、障害者施策で昨年の障害者の大きな運動の結果、補正予算が付き、京都市がそれをどう生かすか、注目されているとの指摘に対して、同感の意が示されました。これについては、障害者関係団体が改めて直接に要請に行くだろうことについても、伝えました。
 今後の関係については、実質的な話し合いができるような方向で、検討しようということで、懇談を終わりました。

一連の社会保障課題の取り組みについて

2007年01月23日 11時32分47秒 | 学習会の案内
                          (京都社保協事務局)
「格差と貧困」の拡大の進行のもと、今春闘においては、税と社会保障課題についての取り組み強化と共同の拡大が特に求められています。以下、これらの課題について京都社保協及び京都社保協にかかわる団体が主催する取り組みが計画されています。それぞれ、参加無料、原則として一般府民に公開されています。
                 記
1.京都自治労連社会福祉部会の記念講演と再開総会
 1月27日(土)午後1時30分~ 京都テルサ東館2階中会議室
記念講演:「住民の生存保障と自治体福祉労働者のはたす役割・・・横山壽一金澤大学教授                
  *記念講演に参加可。参加希望の方は、京都自治労連(075-801-8186.田阪)に問い合わせください。

2.「税と社会保険学習会」          京都総評・京都社保協共催
2月6日(火) 18時30分~ラボール京都第8会議室(中京区四条御前) 
   『社会保障「改革」と負担増の行方』・・・講師 岡崎祐司仏教大教授
  *参加可: 問い合わせ先(京都社保協075-801-2526 shahokyo@labor.or.jp)

3.「格差と貧困をなくそう!憲法25条を今に生かす集い」             (一般府民に公開、参加歓迎)
・・・「格差と貧困」の原因に対する告発及び各分野の交流・相互理解と共通の糸を計る
実行委員会主催
2月10日(土) 13時30分~ ラボール京都大ホール(中京区四条御前)
◎  司 会     : 大谷心基(バプテスト京都教会牧師)
◎ 問題提起・助言者  : 峰島先生(立命館大教授) 
第1部 「格差と貧困」実態告発・・・各分野からの報告
① 民医連の高齢者の生活実態調査からみえるもの
② 障害者自立支援法4月施行10月から本格施行で困難と矛盾が奮発。利用者と関係する福祉施設および労働者の困難の実態
③ 就学援助の増大などに見られる学校現場から見える住民生活の実態
④ ワーキングプア・働く労働者の状態と問題、労働運動のかかわり                
⑤ 児童虐待の背景にあるもの
次のテーマへの橋渡しも含め、峰島先生の発言
    (休 憩)
第2部 ディスカッション・・・「共通の糸は何か」「私の生活事態報告」など会場からの発言
*一般参加歓迎: 問い合わせ先(京都社保協075-801-2526 shahokyo@labor.or.jp)

4,格差と貧困をなくそう!京都実行委員会(仮称)結成と学習会                        
2月15日(木) 午後1:30~3:30 ラボール京都第1会議室 (中京区四条御前)

 一部:学習会 「税金と生きる権利」「知れば役立つ税制度の実際」 (講師要請中)
二部:結成総会
*参加可: 問い合わせ先(京都社保協075-801-2526 shahokyo@labor.or.jp)
              
(結成総会における提案事項(予定))
①「格差と貧困をなくそう」を共通課題に「税と社会保障」を統一した運動の推進。
②6月に「国保」問題等にも絡んで、インパクトのある企画を    
③その6月に向けて、2月から毎月25日(土日の場合は月)に市役所前集合・デモで市民アピール
④そのための実行委員会(名称:格差と貧困をなくそう!京都実行委員会(仮称))への多数の団体・個人の参加による共同の拡大
  
5.京都自治労連主催「税制問題学習会」 (一般府民に公開、参加歓迎)
2月21日(水)18:30~ ラボール京都第8会議室(中京区四条御前)
 ①「民主的税制はどうあるべきか・・・安倍新政権の狙いと庶民負担増とのたたかい」 
講師 : 税理士 佐飛 淳一氏
②「財源移譲等で07年の住民税はどうなる」・・・税務に携わる自治体職員に講師要請
* 問い合わせ先: 京都自治労連(075-801-8186.田阪)
      


事務局員交替します。

2007年01月18日 18時42分46秒 | 事務局通信
 事務局員交替します。
 昨年10月より、京都社保協事務局には松浦が事務局員として勤務していましたが、今回、交替することになりました。松浦の最終勤務日は1月22日となります。
後任として、山田 憲治が1月19日より勤務を開始します。余談ながら事務局員はずいぶんと若返る事になります。
 前回から極めて短期間での交替となりますが、本日、運営委員会で承認を受けましたので報告いたします。
 皆様には、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 松浦のごあいさつ
「ほんとうに短いあいだでしたが、たいへんお世話になりました。この3ヶ月余り、自治体キャラバンなどの取り組みに参加させていただいて、社保協とその運動の大切さと、それに参加するやりがいを再発見させていただきました。次の働き場でも、このことを大切にしていきたいと考えています。
 ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします」

2.10集会に集まってください!

2007年01月16日 11時45分30秒 | 事務局通信
「格差と貧困をなくそう!
       憲法25条を今に生かす集い」


日時 2007年2月10日土曜日午後1時半~
場所 京都労働者総合会館(ラボール京都)2階大ホール
    =四条御前西入る北側
主催 「集い」実行委員会
内容 
   司会    大谷心基(バプテスト京都教会牧師)
   問題提起・助言 峰島 厚(立命館大学教授)
   第一部  「格差と貧困」の実態告発
          高齢者の生活実態
          障害者自立支援法施行後
          就学援助の増大と住民の生活実態
          ワーキングプア
          生活保護ケースワークから・・・etc.
   第二部  ディスカッション・現場からの発言
          国民健康保険の問題
          医療現場と患者におこる問題
          ホームレス支援活動
          生活保護基準切り下げとナショナルミニマムを問う裁判
          その他、自由な意見交換
   まとめと行動提起
 
  内容は現在、実行委員会でさらに意義あるものになるよう検討が続けられています。
 会場も広いところです。どなたでもご参加は自由かつ無料ですので、気軽に誘い合わせて集まってください。

社会保障の財源論を問う!!

2007年01月15日 14時00分23秒 | 学習会の案内
    京都総評・京都社保協共催・学習会
~社会保障「改革」と負担増の行方~

 2007年の社会保障推進運動と賃上げの闘いを確信を持って進めたい。そんな思いをこめて学習会を開催します。入場無料。先着80名。集まってください。

日時 2月6日㈫午後六時半より
場所 京都労働者総合会館(ラボール京都)4階・第8会議室
   =四条御前北側
講師 岡崎 祐司先生(佛教大学教授)

生存権裁判第8回公判

2007年01月10日 16時00分51秒 | 事務局通信
傍聴記
 1月10日午前11時より、京都地裁101号法廷で第8回の公判が開かれました。かなり広い部屋なのですが、約80名の傍聴者にほぼ満席状態。問題の深刻さと関心の高さを現わしていました。
 公判の内容としては、前回までの論争によって被告側の政府・厚労省が、生活保護の「老齢加算廃止」の根拠とした資料を提出したことを踏まえ、原告側弁護団が全面的な反論・批判を加えるものとなりました。
 内容の一部を紹介してみますと・・・
年収額で下位10㌫の人々の消費生活動向を厚労省は、「老齢加算廃止」の根拠としているが、それはあまりに低く、不当な基準であること。それが強いてはナショナルミニマムの崩壊にも繋がることなども指摘し国の不当性を明らかにしました。
 また、検討された委員会の委員の間にも、老齢加算廃止の根拠とされた「中間とりまとめ」を作成したやりかたそのものに、「検討経過の無視、事務局の強引なやり方」に対する批判が少なからず存在すること。何より、「老齢加算を廃止するなら何らかの代替措置が必要」と明確に主張した委員もおり、「中間まとめ」そのものが但し書きも含めて素直に読めば、老齢加算廃止の根拠にはなりえないものであること等も明確に論証されました。
 更には、今回までに公判に提出された「資料」も、本来、「老齢加算廃止」検討のためではなく、生活保護基準そのものを検討するための資料として委員会に出されていたものであることなどが、次々と明らかにされました。
 今後は、保護世帯の生活実態を裁判所が直接、現場で検証することを実現させることなどが重要になってきます。

 公判後、弁護士会館で行われた報告集会では、原告の1人の女性が、「以前は毎晩眠る時にこのまま死ねたら、と思っていた。今、母親の看病をしていて初めて生きていて良かったと思えている。生存権裁判と支援の皆さんから力をもらっているおかげだ」と発言され、参加者に感銘と確信を与えてくださいました。

 今、国は生活保護そのものの切り下げを画策しています。一方で生存権裁判は今、毎月全国のどこかで提訴され、次々と広がっています。
京都での次回公判は、3月8日木曜日午前11時からです。支援の署名の幅広い集約と傍聴へ、更に闘いの輪を広げていきましょう。

1月10日・「生存権裁判」の傍聴を!

2007年01月09日 14時30分21秒 | 事務局通信
1月10日・「生存権裁判」の傍聴を! このブログでも紹介していますが、生活保護の老齢加算・母子加算廃止は違憲・違法「人間らしく生きたい!」と開始された「生存権裁判」。早くも第8回の口頭弁論が開かれます。
 1月10日㈬午前11時~
 京都地方裁判所101号法廷
 *終了後、地裁隣の弁護士会館で報告集会があります。
 
 社保協としてもこの裁判はたいへん重要な意義を持っている、と考えています。
事務局からも行こうと思っています。
多数の目で注視することも大切です。皆さんのご参加を! 

「生存権裁判を考える会」
事務局・全京都生活と健康を守る会連合会 075-311-9385
    〒600-889 下京区西七条御領町76