京都社会保障推進協議会ブログ

京都社保協のニュースや取り組み案内、タイムリーな情報・資料などを掲載していきます。

京都社保協『事務局通信』26-42

2005年07月29日 15時40分53秒 | 事務局通信
京都社保協事務局
京都社保協『事務局通信』26-42 2005.7.29

人間らしく生きたい
生存権裁判勝利めざす
『決起集会』に150名!!


 7月25日(月)午後6時30分より、ラボール京都において『人間らしく生きたい!「健康で文化的な生活」を問う生存権裁判の勝利をめざす決起集会』が開催され、150人が参加しました。
 オープニングはこの裁判勝利のため創作した「いのちのうた」を山科センター合唱団のメンバーが初披露し、大きな拍手を受けました。開会あいさつでは、金澤誠一佛教大学教授が、生存権裁判の意義について語られました。続いて、原告の松島松太郎さん、三島義温さん、からそれぞれ、「自分のためだけでなくみんなのためにも代表してがんばるのでよろしく」などと決意と訴えがありました。次に朝日訴訟の承継者の朝日健二さんが『「生存権裁判」を朝日訴訟のように―朝日茂の養子としての期待と思い―』と題して、静かな口調のなかにも、感動的なお話をされました。 続いて弁護団の吉田弁護士から弁護団紹介と訴状・第一回口頭弁論の報告が行われ、また特別発言として京都総評の辻昌秀さんから「最低生計費調査プロジェクトチーム」の取り組みについて発言がありました。集会では、会場からも発言があり、最後に生存権裁判を支える会事務局長である高橋瞬作生健会事務局長より、今後の運動に関しての訴えが行なわれました。
 また、当日は会場カンパや関連書籍の販売も行われ、支える会へ3名の方が当日入会されました。


《ちょこっとメモ》
老齢加算とは
 老齢加算とは、老齢に伴う特別需要に対応し、70歳以上の高齢被保護者に月額17,930円(京都市、平成16年3月当時)の生活費を上乗せする制度で、03年度3月までは、70歳以上の単身高齢者には、老齢加算を含めた生活扶助額(生活費相当額)として93,700円が支給されていました。

老齢加算削減・廃止で生活費19%減
 国は老齢加算を04年度から実質2年間での段階的削減を強行し、松島さんの老齢加算額は今年4月から3,760円に削減され、来年度は完全に0円なります。これは実にこれまでの最低限ギリギリの生活費が19%も削減されることになります。老齢加算削減・廃止は全国で老齢加算を受けている約27万世帯の高齢被保護者の生活を直撃し、生存権の侵害といわなければなりません。


京都社保協「第27回 定期総会」

2005年07月29日 12時13分19秒 | 事務局通信
京都社保協「第27回 定期総会」のご案内

日 時:9月15日(木) 18時30分~21時00分

会 場:ラボール京都 4階 『第8会議室』
(市バス・・・四条御前通り停留所前)(阪急・・・西院駅から東へ徒歩3分)

【議題】2004年度の総括と2005年度の方針確立、決算と予算、新役員の選出

以 上

京都社保協『事務局通信』26-41

2005年07月25日 14時12分42秒 | 事務局通信
京都社保協事務局

京都社保協『事務局通信』26-41 2005.7.25

参加73名で
      人間らしく生きる権利
      ―憲法25条を語りあう集い―
                               開催される!

 7月22日(金)の夜、京都市上京区に有る「日本バプテスト京都教会」にて『人間らしく生きる権利―憲法25条を語りあう集い』が、大人69人子ども4人を集めて開催されました。
 冒頭、開会あいさつには「京生連事務局長の高橋さん」(写真)が立たれ、つどいの趣旨について説明し、各々の運動がそれぞれに取り組まれているが、実は運動は一つにつながっており、この『つどい』を、その出会いと交流の場にしたい旨、語られました。
 次いで、『つどい』はプログラムに添って行われ、リレートークの最初に『平和的生存権と憲法25条を再構築しよう』と佛教大学社会福祉学部の岡崎祐司教授が特別報告を行われ、その後、『高すぎて払えない国保料』『ホームレス支援』『男女平等と憲法24条』『「住まいは人権」の実現めざす運動』『在日外国人「障害者」の年金訴訟』『障害者自立支援法「応益負担」反対』『学生無年金障害者訴訟』『原爆症認定訴訟』『生存権裁判』『最低賃金生活の告発』『最低賃金の確立めざす運動』『介護保険の充実と憲法13条』『人間らしい暮らしと文化』と全部で14の運動や裁判についての報告・訴えが行われました。
 リレートークと会場発言では、「人間らしく生きる権利」にかかわり、一人当たり4分という短い時間でしたが、それぞれの報告・訴えは心を打ち、『つどい』の趣旨のとおり、様々な角度と分野からの運動の交流が行われました。参加者からは、(この会場に来て)「初めての出会いと話にふれ感動した」と感想も寄せられました。
 リレートークの最後に事務局から、「発言集を作る」ことと今後も、「このようなネットワークを発展させたい」との提案があり、『つどい』の締めくくりとして最後にバプテスト教会牧師の大谷さんからも ネットワークを大切にしましょうと閉会のあいさつがありました。

各運動・裁判へのご支援をよろしくお願いします。

京都社保協『事務局通信』26-40

2005年07月20日 12時19分27秒 | 事務局通信
京都社保協事務局

京都社保協『事務局通信』26-40  2005.7.20

憲法25条を守れ!
生存権裁判 第1回口頭弁論開かる
(生活保護の老齢加算削減取り消しを求める訴訟)

 山科区の松島 松太郎さん(79才)が訴えた「生活保護の老齢加算の削減は憲法25条違反」するいわゆる生存権裁判の第一回口頭弁論が、13日、午前10時から京都地裁101号法廷において開かれました。傍聴者は法廷の定員88席を満席とし、ロビーにあふれて、120人以上がつめかけました。法廷では、吉田弁護士が、訴状の概要説明をし、原告男性、竹下弁護士、我妻弁護士が意見陳述、尾藤弁護士が求釈明を行ないました。訴状説明と原告の訴えは、傍聴者の胸を打つもので、裁判官にも届いたはずです。
 口頭弁論終了後、弁護士会館で、会場を満杯にして報告集会が行なわれ、原告の松島さん・三島さんをはじめ、支える会代表の金澤先生、そして弁護団から話があり、最後に事務局長の高橋さんから今後の取り組みの強化の訴で締めくくられました。

老齢加算の削減は許さない!
  生活保護老齢加算は、生存権の保障!削減は許さない!!

次回口頭弁論
9月29日(木) 午前10時 ~ 10時30分
於 : 京都地方裁判所 101法廷

*7月25日(月) 午後6時30分 ~
   「『生存権裁判』勝利を目指す」決起集会が、
  ラボール京都(四条御前)のホールで開催されます。
  ぜひ、ご参加ください。



《資料として、意見陳情書を掲載しておきます。》

原告・松島 松太郎さんの 意見陳情書
                                   
私は、来月で満80歳になります。70歳ころまで一所懸命に働き続けてきました。身体はぼろぼろになり、入院生活をしいられ、それ以来、生活保護を受けて約10年、最低ですが、人並みの生活を送ってきました。
この10年、生活保護費は下がることはありませんでした。一昨年から、私や他の高齢者だけでなく、全国一律に0.9パーセント、去年の4月から、0.2パーセント切り下げられました。保護費が切り下げられるのは、生活保護制度が始まって50年以上たちますが初めてのことです。さらに、高齢者加算を3年間で廃止するとして、去年の4月から、月額8260円削減、今年の4月から5910円さらに削減されました。
去年1年間で約10万円削減されました。京都府・京都市からの「夏季・歳末」の見舞金も廃止され、年間約5万円削減されました。
憲法25条で国民に保障する「健康で文化的な最低限度の生活を営む」権利、この保障はどうなってしまうのでしょうか。憲法、生活保護法で保障する「最低限度の生活」とはどんな内容なのか?国は我々高齢者がどれほど生活に四苦八苦しているのか、ほんとうに調べてくれたのでしょうか。この裁判で私が問いたいのはそこです。裁判官の方々も、高齢者の生活実態を十分に知った上で、正しい判断をしてほしいと思います。
仲間に支えられ、訴訟を決意して以来、私は仲間とともに勉強してきました。その中で、25年前の厚生省(当時)が「老齢者はそしゃく力が弱いため、他の年齢層にくらべて、消化・吸収がよく、良質な食品を必要とする」と言っていたことを知りました。国自身が、老齢加算が必要であることを認めていたのです。ところが今になって、「70歳以上の高齢者の消費支出が少ない」などといって老齢加算廃止を進めています。
私は、不満や怒りを持っていても、表に出せない高齢者が全国にたくさんいると思います。高齢者の毎日の生活は、質素な食事をして、テレビを見て、一日何となく過ごす、日常生活で、近所の冠婚葬祭のつきあい、そして、電化製品の故障など、不意の出費もあります。老齢加算がなくなりつつある今、社会活動、社会生活に参加することもままならない状況に追い込まれています。高齢者が立ち上がるきっかけになればという思いもあり、今回の裁判を起こすことにしました。
私の思いは、何十万世帯といる高齢者の思いの代弁でもあります。くれぐれもこのことをよくわかっていただきたいと思います。

以 上



京都社保協『事務局通信』26-39

2005年07月14日 16時15分39秒 | 事務局通信
京都社保協事務局

京都社保協『事務局通信』26-39 2005.7.14

審議内容より時間が優先される委員会審議!!
議長による一歩的審議打ち切りにより、
「障害者自立支援法案」が衆院厚労委で採決強行!!


 資料の不備から、「これでは採決に賛同できない」と反対する野党の質疑が行われる中、審議内容より時間を優先させる議長の質疑終了を求める「申し合わせ時間を過ぎたので、審議を終わるように」との発言に、野党議員が議長席に詰め寄る一幕がありましたが、結局、議長が一方的に審議を打ち切ってしまいました!!
 審議打ち切りに反対する、「野次・罵声」が飛び交う中、採決に向けての手続きが一方的に進められ、政府与党の数の力に物を言わせた一方的「採決強行」が行われました。


雨の振る中
「作業所は遊園地じゃない! 仕事場です!」
『応益負担』反対!
街頭大演説会・パレードに500人が参加!!

 「7月13日にも衆議院厚生労働委員会での委員会採決強行か!?」と言われる中の7月9日(土)、「障害者自立支援法案」の審議不十分な早期成立に反対するため、雨の降る京都市役所前に500名にのぼる「障害当事者、家族、市民、団体」と、民主党から「山井和則 衆院議員」「泉健太 衆院議員」「福山哲郎 参院議員」、メッセージで「松井孝治 衆院議員」、共産党から「穀田恵二 衆院議員」が参加し、「『応益負担』反対! 障害者自立支援法案の成立を急ぐな! 京都で公聴会を開いて当事者の声を聞け!」街頭大演説会が行われました。
 演説会では、障害当事者、家族、国会議員からの発言がおこなわれ、「障害者が通う作業所は、障害者にとっての仕事場であり、仕事をしに行っているのに、お金を払わないといけないのはおかしい」こと、「負担の平等というが、収入が平等でない現状」「職業選択の平等がない」ことなど、現在、障害者がおかれている「早急に解決されるべき、『応益負担』という前に解決されるべき問題」についての障害当事者、家族からの発言や、国会議員からは、今法案では、「負担の平等」という考え方から『応益負担』が導入されようとしているが、「障害者の受けている福祉が『益』という考え方自体が、国連加盟のどの国を見てもそのような考えを福祉に持ち込んでいるような国がない」こと等が、報告されました。
 また、街頭大演説会後、京都市役所前から四条河原町までパレードが行われ、市民に訴えました。

当事者の声に耳を傾けない政府・与党!!

法案審議がされているはずなのに、厚生労働省や大臣の答弁は、「これから検討」「政省令で具体化していく」という答弁ばかりであり、法案審議と呼ぶにはあまりにお粗末な審議で、「障害当事者の生活が、この法案によって左右されることを認識しているのか?」と、疑いたくなる状況です。
今法案は「障害者自立支援法案」という名が付いていますが、本当に自立支援の法案であれば、こんなに反対の声が巻き起こるのでしょうか? 雨の振る中、500名を越える人が屋外での演説会に参加するでしょうか? 雨の中パレードをするでしょうか? 本当に障害者の自立を考えるのであれば、当事者の声をしっかり聞くことこそが、今必要なことなのではないでしょうか? 当事者の声に耳を閉ざし、目を伏せ、当事者の置かれている現状を無視しているからこそ、1万人を超える人々が国会を包囲し、雨の降る中、街頭で演説会をしたりパレードをしたりという行動になっているのではないでしょうか?
 また、障害者の生活実態を、厚生労働省は何一つ把握していないことが審議の中で明らかになっています。しかも、実態把握していないにもかかわらず、対象となる人がそのうちの何割を占めているかすらわからない推計の資料をもとに法案審議が進められるというのは、あまりにも無責任ではないでしょうか?
 当事者を無視した今法案には、断固として賛成することは出来ません。


―《お知らせ》―

人間らしく生きる権利
憲法25条を語りあう集い

日 時:7月22日(金) 午後6時30分~
会 場:日本バプテスト京都教会

<趣旨>
○「すべての人に、人間らしく生きる権利がある」-企画は、各分野でいのちと生きる権利を守って活動するものの交流を目的にした集会です。各分野からのリレートークを通じて、おたがいの運動と人間的交流を深めます。
○それを通じて、京都での社会保障を取り戻す運動の発展、共同づくりを目指します。討論がそれに資すれば幸いです。
 
連絡先:日本バプテスト京都協会、 京都社保協(℡.075-801-2526)

障害者自立支援法 委員会審議が山場!!

2005年07月12日 12時25分57秒 | 事務局通信
【中央社保協発行『共同ニュースNo.28』より】
【国会情勢】                   
障害者自立支援法案 7月13日採決か

7月8日(金)、厚生労働委員会・理事会で、障害者自立支援法案の「与党修正案」が出され、委員長が「13日(水)には採決したい」とのべた。
委員会では、修正案の趣旨説明が行われ、13日(水)に、修正案への質疑も行われ、採決されることとなる。時間割も与党から提案され、与野党筆頭理事間で合意された。
日本共産党は「修正案は今見たばかり、今日、採決する合意は無かったはず。採決には反対。」と主張。民主党は採決に賛成した。

《審議時間割》 10:00~10:30 自民(30分)
          10:30~11:00 公明(30分)
          11:00~12:00 民主(60分)
               休憩
          13:00~14:30 民主(90分)
          14:30~14:50 共産(20分)
          14:50~15:10 社民(20分)
                        ※共産・社民は30分で再検討

衆議院厚生労働委員会」への「拙速な採決反対、徹底審議つくせ」等の要請(FAX・打電等)の集中と、傍聴行動の準備を!
 
○ 拙速な採決を許さないため、厚生労働委員宛要請の集中を
○ 傍聴行動の強化を

衆議院段階の最大の山場を迎えています。13日(水)12時15分から、衆議院議員面会所で傍聴受付を行いますので、結集してください。なお、当日は、マスコミも入ることが予想され、傍聴は入れ替え制になる可能性が高いことをご了解ください。

※ 万が一、採決が強行された場合の抗議集会等については、別途調整中です。決定次第、お知らせします。 

雨の降る中 『応益負担』反対! 街頭大演説会・パレード

2005年07月11日 11時41分53秒 | 事務局通信
『応益負担』反対!
街頭大演説会・パレードに500人が参加!!

「7月13日にも衆議院厚生労働委員会での委員会採決か!?」と言われている、「障害者自立支援法案」の審議不十分な早期成立に反対する多くの障害当事者・市民・団体が、雨の降る中、京都市役所前に500名にのぼる「障害当事者、家族、市民」と、民主党から「山井和則 衆院議員」「泉健太 衆院議員」「福山哲郎 参院議員」、メッセージで「松井孝治 衆院議員」、共産党から「穀田恵二 衆院議員」が参加し、「『応益負担』反対! 障害者自立支援法案の成立を急ぐな! 京都で公聴会を開いて当事者の声を聞け!」街頭大演説会が行われました。
演説会では、障害当事者、家族、国会議員からの発言がおこなわれ、「障害者が通う作業所は、障害者にとっての仕事場であり、仕事をしに行っているのに、お金を払わないといけないのはおかしい」こと、「負担の平等というが、収入が平等でない現状」「職業選択の平等がない」ことなど、現在、障害者がおかれている「早急に解決されるべき、『応益負担』という前に解決されるべき問題」についての障害当事者、家族からの発言や、国会議員からは、今法案では、「負担の平等」という考え方から『応益負担』が導入されようとしているが、「障害者の受けている福祉が『益』という考え方自体が、国連加盟のどの国を見てもそのような考えを福祉に持ち込んでいるような国がない」こと等が、報告されました。
また、街頭大演説会後、京都市役所前から四条河原町までパレードが行われ、市民に訴えました。

京都社保協『事務局通信』26-37

2005年07月05日 12時27分04秒 | 事務局通信
京都社保協事務局

京都社保協『事務局通信』26-37  2005/7/5



「応益負担」反対!障害者自立支援法案の成立急ぐな!

【国会情勢緊迫!】1日の衆院厚生労働委員会の理事懇談会で
自民党、週内の採決提案!! ・・・ 7/8(定例日)
       採決強行の構え!
                            (民主党も、日程協議に応じる姿勢)

本日(5日)、障害者団体等が国会周辺で大規模な行動を実施

7月9日(土) 大演説会と河原町パレードに参加を!!
 
「応益負担」に反対する大集会実行委員会(京都社保協も参加)の主催で、下記の日程で、「応益負担」反対!障害者自立支援法の成立急ぐな!の街頭大演説会と河原町デモが実施されます。多数の車椅子での参加も予定されています。京都社保協は4日、事務局長名で各団体からの参加を改めて呼びかけました。多数の参加が期待されています。


日 時 : 7月9日(土) 16:00~
場 所 : 京都市役所前
内 容 : ◎街頭大演説会(16:00~)
           ◎パレード (16:40~)
           *パレードコース「 市役所前 ⇒ 四条河原町」

7月2日「障害者福祉を否定する京都地裁判決を読み解き、控訴審への決意を新たにするつどい」に50人!!

7月2日京都市中京区のハートピアで「障害者福祉を否定する京都地裁判決を読み解き、控訴審への決意を新たにするつどい」に約50人が参加し開催されました。これはさる5月18日京都地裁が学生無年金障害者訴訟で不当判決を下したことによるものです。つどいでは岡根弁護士が判決文を批判して詳しく分析的に報告しました。また、広島からわざわざこられた社会保険労務士の畝田谷さんが障害者の年金問題を判決との関係で詳しく報告されました。最後に原告を代表して坂井さんがお礼と控訴審への決意を述べられました。この訴訟は、原告らの救済に留まらず、憲法25条を正しく生かせる社会をつくることにつながっています。

亀岡で「国保」の相談会!!

2005年07月04日 14時14分24秒 | 事務局通信
6月に結成された「亀岡社会保障推進協議会」(亀岡社保協)が、結成から1ヶ月を迎える7月10日に、「国民健康保険料 相談会」に取り組まれます

と き:7月10日(日)
じかん:午後1時30分 ~ 4時30分
ところ:ガレリアかめおか 2階第4研修室
ひよう:無料

亀岡市にお住まいの皆さん、ご近所やお知り合いに声をかけて、ご一緒にご相談においでください

京都社保協『事務局通信』26-36

2005年07月01日 15時05分20秒 | 事務局通信
京都社保協事務局

京都社保協『事務局通信』26-36  2005.7.1

大阪地裁で不当判決!
介護保険違憲訴訟「不当判決許さない」
大阪高裁に控訴!!  断固闘う決意!!

 28日、大阪地裁で、介護保険料賦課決定取り消訴訟の判決があり、「請求棄却」の不当判決がありました。この裁判は、保険料の逆進性や生活保護基準以下の年金(原告の1人は月34,000円の年金、そこから介護保険料2,400円天引き)からの年金天引き等は憲法25条、14条、13条に違反すると問うたものでした。しかし、判決は、25条に関し、「立法裁量」の問題として退けました。また、低所得者から保険料を徴収することについて、「個々の国民の生活水準は、現在の生活水準によって決まるものでなく、これまでの蓄積した資産等によっても大きく左右されるものであり、現時点で収入の少ない所得者からも保険料を徴収すること事態が直ちに憲法25条の趣旨に反するとはいえない」とまったく危険で不当なものになっています。
判決のあと開かれた報告集会では、原告の二人があいさつに立ち、不当な判決に怒りを示しながら、多くの方から激励を受け、裁判を通して運動が広がっている実感を述べ「私たちは重いけれど(笑い)担がれるならばいつまでもがんばります」と延べ、大きな拍手を受けました。原告と弁護団は、「このような不当判決は許すことができない」と大阪高裁に控訴して闘うことにしています。また集会では、京都からということで、田阪京都社保協事務局長が、「京都でも同じ25条で、生活保護・生存権裁判を提訴した」ことを紹介し、連帯のあいさつをしました。

《生存権裁判に関する7月の予定》

●生存権裁判第1回公判  7月13日 10:00~ 京都地裁
●生存権裁判決起集会   7月25日 18:30~ ラボ-ル京都 大ホール

多くの皆さんの支援をよろしくお願いします。


18日 乙訓社保協 総会を開催
草の根の運動を起こそうと活発な議論

18日(土)、乙訓社保協は定期総会を開催し、運動方針と新しい役員を決めました。最初に仏教大教授の浜岡乙訓社保協議長があいさつを兼ね、社会保障をめぐる情勢を報告。京都社保協を代表して田阪事務局長が激励のあいさつをしました。総会の議論では、草の根の校区単位での運動について、活発に議論が交わされました。


国保料の集団減免申請
下京社保協が「区役所説明会・懇談会」(交渉)

  今年の「なんでも相談会」でも、相談件数が圧倒的に多かった「京都市の国保料」に関する悩み。
  京都市の国保料は05年度、低所得者層で昨年度の2倍~3倍という大幅な値上げが行われ、市民の間に「不満と怒り」が溢れています。「収入が変わらないのに何で国保料が上るの?」「こんなに高くなったら国保料払えへん!」「京都市のやり方はおかしいのとちゃうか!?」市民の悲痛な声です。こんな事態を放置しておいたら、国民健康保険証の取り上げ、資格証や期限付き証の増加を招き、市民の健康が脅かされる事態を招きかねません。
  そこで、市民の悲痛な声に応えるため、下京社保協では、「集団減免申請」の取り組みが行われます。

日程は・・・

 ◆7月5日(火) 午後1時30分から「下京区役所4F会議室」

   ◎集団減免申請の「集団・区役所保険課の面接日」

 ◆7月15日(金) 午後1時30分から「下京区役所4F会議室」

☆要求のある方はご参加ください!(両日とも下京区民対象です)


―《お知らせ》―

人間らしく生きる権利
憲法25条を語りあう集い

日時:7月22日(金)午後6時半~
会場:日本バプテスト京都教会

<趣旨>
○「すべての人に、人間らしく生きる権利がある」-企画は、各分野でいのちと生きる権利を守って 活動するものの交流を目的にした集会です。各分野からのリレートークを通じて、おたがいの運動 と人間的交流を深めます。
○それを通じて、京都での社会保障を取り戻す運動の発展、共同づくりを目指します。討論がそれに 資すれば幸いです。

連絡先:「日本バプテスト京都教会」 又は 「京都社保協」まで