京都社会保障推進協議会ブログ

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舞鶴社保協がまいづる協立診療所と共催で、医療・介護・障害の学習会開催

2018年03月14日 12時38分02秒 | 社会保障学習会

まいづる協立診療所・舞鶴社保協共催で3月12日に「医療・介護・障害改定で支援はどうなる?」学習会を行いました。参加者は35人で予想を大きく上回る大盛況となりました。

 学習会は、京都医労連執行委員長・松本隆浩氏に「今次3改定を読み解くキーワード」、舞鶴市役所高齢者支援課係長・児玉智子氏に「4月改定以降の介護保険事業計画について」、まいづる作業所所長・泉伸也氏「介護支援で知っておきたい障害福祉の”いろは”」をテーマにそれぞれ講師をつとめていただきました。

 学習会は、診療報酬・介護報酬・障害報酬の特徴や政府のすすめる社会保障改悪、特に「共生社会」の内容と特徴、舞鶴市の第7次高齢者保健福祉計画、まいづる共同作業所の取り組みと障害者福祉制度を学びました。特に「65歳での介護保険優先」という原則が「絶対」ではないこと、介護と障害の制度の違いを前提にして高齢者・障害者にとって最も必要なサービスを提供するために何が必要なのかなどを学ぶことができました。

 参加者からは、「現在、64歳の障害のある方のケアマネジメントをしているが、65歳になると介護保険にとなると利用料が高くなり困る。舞鶴市としてどういう対抗が可能か」「介護保険と障害のサービスの併用は?」など質問がたくさん出されました。

 高齢者に必要なサービスと障害者に必要なサービスは違う。だれもが地域で安心して暮らしていけるために、粘り強く、共同を広げて、知恵を使いながら取り組みをすすめていこうという学習会になりました。

 またこの学習会は、舞鶴社保協の体制と運動の強化に向けた契機ともなり、これからの取り組みが期待されるものになりました。