京都社会保障推進協議会ブログ

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忙中閑話-国語世論調査

2008年09月20日 06時50分09秒 | 忙中閑話
 7月に文化庁から「平成19年度「国語に関する世論調査」の結果について」が公表された。毎年行っている調査結果である。
 京都の社会保障推進運動を担っている方には「無用?」かも知れないが、「忙中閑話」として、ごく一部分を紹介する。


外来語を知っているか。意味が分かるか。使ったことがあるか

<アーカイブ> 保存記録。個人や組織が作成した資料を,組織的に保存したもの。また,その施設。
<インターネット> 散在するネットワークを接続した世界規模のコンピューター・ネットワーク。
<アセスメント> 影響評価。事業が周囲に与える影響を査定し評価すること。
<イノベーション> 技術革新。経済や産業などの発展につながる,技術や仕組みの革新。
<インターンシップ> 就業体験。学生が企業などで仕事を体験しながら研修すること。
<エンパワーメント> 権限付与。本来持っている能力を引き出し,社会的な権限を与えること。
<オピニオンリーダー> 世論形成者。世論に影響力を持つ人。
<カウンセリング> 面接相談。特に,精神医学や臨床心理学の立場から相談を受け助言すること。
<キャッチアップ> 追い上げ。優位なものに対して,追い上げ,追い付くこと。
<グローバル> 地球規模。ものごとの規模が国家の枠組みを超え,地球全体に拡大している様子。
<ケア> 手当,介護。ほうっておくことができないものへの手当。
<ケーススタディ> 事例研究。問題の具体例を詳しく分析して,一般的な真実を導き出す研究方法。
<コラボレーション> 共同制作。異分野の者同士が,力を出し合って共同で作り上げること。
<コンソーシアム> 共同企業体。ある目的のために形成された,複数の企業や団体の集まり。
<スキーム> 計画。体系だった公的な計画。
<スタッフ> 職員,幹部。映画・演劇などの出演者以外の関係者。
<タスクフォース> 特別作業班。特定の課題を短期間で解決するために,特別に編成された集団。
<テーマ> 主題,題目。中心的な課題。
<ノウハウ> 技術情報,やり方。物事を行う上で必要な技術や知識。
<ノーマライゼーション> 障害のある人も,一般社会で普通に生活できるようにすること。
<フレームワーク> 枠組み。何かを行うときのおおもとになる基本的な枠組み。
<プロジェクト> 企画。事業や研究の計画。
<ポテンシャル> 潜在能力。潜在的に持っている可能性としての力。
<ボランティア> 奉仕者。公共福祉のために無償で社会事業などに参加する人。
<ミッション> 使命,任務。ある目的のため,派遣される団体。また,その果たすべき任務。
<モラルハザード> 倫理崩壊。倫理観や道徳的節度がなくなり,社会的な責任を果たさないこと。
<ライフライン> 生活線。生活に不可欠な水道・ガス・電気などの供給路。
<リコール> 解職請求,回収修理。公職にある者の解任の請求や,欠陥商品などを回収すること。
<リーダーシップ> 統率力,指導力。指導者としての素質や素養。
<リテラシー> 読み書き能力。情報を的確に読み解き,またそれを活用するために必要な能力。
<アイデンティティ> 独自性。自己認識。他者とは違う独自の性質。
<アナリスト> 分析家。ある専門分野の情勢を分析する人。特に経済・証券の分析家。
<インセンティブ> 意欲刺激。物事に取り組む意欲を,報酬によって引き出す働き。
<インフラ> 社会基盤。交通,通信,電力,水道など,社会や産業の基盤として整備される施設。
<ウェブサイト> インターネット上の情報ページ群。また,そのページ群のあるネット上の場所。
<エンフォースメント> 法執行。法律などを実際に守らせるようにすること。
<ガバナンス> 統治。組織が自らをうまく統治すること。
<キャンペーン> 宣伝活動。何らかの主張や宣伝のために,社会や大衆に訴える活動。
<グランドデザイン> 全体構想。全体を長期的,総合的に見渡した構想。
<グローバリゼーション> 地球規模化。ものごとの規模が国家の枠組みを超え,地球全体に広がること。
<コア> 中核。ものごとの中核となるもの。
<コスト> 経費。商品の生産などに必要な費用。
<コンセンサス> 合意。異なる立場の意見が一致すること。
<サマリー> 要約。議論や情報などの重要な部分だけを簡潔にまとめたもの。
<スケールメリット> 規模効果。規模を大きくすることで得られる効果。
<ストレス> 心身の負担。肉体的,精神的な緊張や圧迫。
<デリバリー> 配達。必要なものを必要とする人や場所などに届けること。
<トレーサビリティ> 履歴管理。生産流通の履歴を管理し追跡できる仕組み。
<バックオフィス> 事務管理部門。前面に出ることなく後方で事務や管理業務を行う部門。
<ヒアリング> 公聴会。政府などが,関係者から意見を聴取すること。外国語を聴き取ること。
<ボーダーレス> 無境界。境界が薄れて存在しない様子。また,そのようになること。
<ホームページ> ウェブ・ページの最初のページ。ウェブ・ページ自体を言うこともある。
<マネージメント> 経営管理。経営や運営について,組織だって管理すること。
<メセナ> 文化擁護活動。企業などが芸術,科学,文芸を庇護(ひご)し援助すること。
<モラトリアム> 猶予。猶予期間。猶予を与えること。
<ユニバーサルサービス> 全国一律サービス。全国どこにいても一律に受けられるサービス。
<リアルタイム> 即時。二つの事柄の間に,時間のずれがないこと。
<リサイクル> 再利用。廃品やエネルギー資源などの再利用や再生。
<ログイン> 接続開始。コンピューターシステムを使うための接続開始の手続。
<レクリエーション> 娯楽。気晴らし。余暇を利用した娯楽などで,心身の疲れをいやすこと。


どちらの意味だと思うか

(1)さわり
○「話しなどの要点のこと」
×「話などの最初の部分のこと」

(2)煮詰まる
○「(議論や意見が十分に出尽くして)結論の出る状態になること」
×「(議論が行き詰まってしまって)結論が出せない状態になること」

(3)憮(ぶ)然
○「失望してぼんやりとしている様子」
×「腹を立てている様子」

(4)檄(げき)を飛ばす
○「自分の主張や考えを,広く人々に知らせて同意を求めること」
×「元気のない者に刺激を与えて活気付けること」

(5)琴線に触れる
○「感動や共鳴を与えること」
×「怒りを買ってしまうこと」



 いかがでしたか?


(以上)