どーーーしても欲しいもの

先月帰省している間、姉一家もやってきました。
境港の水木しげるロードに行くというので、うちの子も一緒に連れて行ってもらうことにしました。
さすがに猛暑の中ちびがっぱは連れて行けないので
こがっぱ一人だけです。

水木しげるロード大好きな息子、
境港には息子を誘惑する数々のグッズが売られています。
出発前、息子によーーーく言い聞かせます。
いい?あれも欲しい、これも欲しいって言っちゃいけんよ。
どーしても欲しいものだけ、買っていいからね。
姉にもどーしても欲しいものだけを買ってやって、とお小遣いを託しました。

朝9時、いってきま～す!!

夕方6時、ただいま～!!


姉の話だと、境港に着いた途端、もうハイテンションだったそうです。
たくさんの妖怪ブロンズ像を、名前のプレートを見ずに
「これは○○だよ!」とみんなに教えていたとか。
さすが水を得たかっぱです。
水木しげる記念館にはたくさんの妖怪が展示され、ちょっと不気味な感じなんですが
甥っ子(小4)が恐る恐る進んだのに対し、我が子は大喜びで楽しんでいたようです。
そして興奮が冷めぬまま、結局帰り道の3時間も寝ないで
ずーっとしゃべったり歌ったりしていたそうです。

大満足の顔をしています。

あ、それで何を買ってきたの?

息子がとても嬉しそうに袋から出してきたのは・・・・

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
えーーーーーっと、、、息子よ、聞きたいことがたくさんある。
これは?
「もくもくれん」
あ。ホントだ目々連だ。
正確には、『目々連が取り憑いた布団に襲われている人間』だけど。

えーーーーーっと、で、何でこれにしたの?
「『ひゃくめ』かな～とおもったら、『もくもくれん』だったの」
・・・間違って買ったのか。
『百目』も体中に目がいっぱいついている妖怪です。
どちらにしても、たぶんマイナーな妖怪です。
姉も「他にもぬりかべとかいろいろ有名なのがあったぁけどなぁ、どーーーしてもこれがいいって言って」と
とても不思議そうにフィギュアを見ています。

えーーーーーっと、で、なんで百目がよかったの?
「ひひっ。ヒミツ」
・・・。

で、息子よ、最後にもう一つ教えて欲しい。
これをどこに飾るの?
新しい我が家は床や壁が白を基調としたもので、とても明るい部屋です。
引越しを機に、物をごちゃごちゃと置かないシンプルな部屋にしようと私は思っているのですが
(まだごちゃごちゃしたままだけど)
その部屋のどこに???
「う～ん。。。かざるばしょきまるまで　しまっとくね」
丁寧に目々連を箱にしまいました。
現在もそのままです。
あらら。せっかく買ったのに飾らないのか。
それなら買わなくてもよかったんじゃないの?もったいないなぁ。
・・・ん???私、目々連を飾らせたいのか???


　　　　

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