かっぱと暮らす

日々の暮らしの中の「うれしいなぁ」を綴っていきます

妖怪検定中級の傾向と対策

2010-10-21 | ゲゲゲ
さてさて今日の『かっぱと暮らす』は
境港で行われる第5回妖怪検定の中級の受験生さんに捧げます。(偉そうに語ります)
・・・それだと読んでくださる方が本当に少数(少数もいらっしゃるかどうかも怪しいのですが)になってしまうので
受ける気は全くないけど、妖怪検定ってどんなのよという方も良かったらお付き合いくださいな。

妖怪検定には初級と中級があります。
初級のテキストは『水木しげるロードの妖怪たち』で
これを読んでいれば、大抵の人は合格します。(合格率80~90%)

これで妖怪検定なんておちゃのこさいさいこがっぱの屁~♪なんて思って中級を受けると
試験開始と同時に血の気が引きます。
目がテンになります。
初級は受けたら合格、でも、中級は合格させる気がないに違いない。(合格率約17%)
そんな問題ばかりなのです。

中級のテキストは初級と同じ『水木しげるロードの妖怪たち』に加え『日本妖怪大全』ですが
『水木しげるロードの妖怪たち』に出てくる妖怪たちはほとんど出題されません。
この本から出題されるのは、境港に関する問題だけです。
妖怪問題は、、、そう。この妖怪が425も出てくる『日本妖怪大全』からです。
問題パターンとしては、

 ( A )はものすごく長い鰻のようなもので、西海に多く出るものとされる。
 ( B )と( C )で供養するとか( D )をまけば退散するとか書かれた書物もある。

のように、妖怪名(記述)、空欄に入るもの(選択)を問うものが多いようです。 

・・・425
聞いたことも、会ったこともないような妖怪たちがうじゃうじゃです。
そんな本から出される問題はもちろんマニアックなものばかり。
やっぱり境港の試験なんだから、鬼太郎ファミリーははずせないでしょ~。とお思いの方、
残念ながら鬼太郎ファミリーなんて出てきません。
そんな試験の勉強をいったいどうやってすればよいのか。
それは・・・ひたすら425の妖怪を覚えるのみ、です。
それじゃ『妖怪検定中級の対策』じゃないぞ!と怒られそうなので、
逆にやってはいけない勉強の仕方を。

【1】子どもも受けるんだし、難しい漢字の妖怪は出ないさ~
  → 出ます。『馬魔』の読み方が出題されました。

【2】似たような妖怪が多いから、紛らわしいのは出ないさ~
  → 出ます。むしろよく出ます。
   「見れば見るほど高くなる妖怪を愛媛県では(  )という」が出題されました。

【3】425もいるんだから、前の試験に出た妖怪は出ないさ~
  → 出ます。第2回と第4回に「テルテル坊主のモデルとなった妖怪は?」が出題されました。
    ちなみに境港に関する問題も、出題範囲が狭いせいか毎回同じような問題です。

、、、受験生の皆さん、どうでしょうか。
私がやってしまった手抜き勉強方法をしてはいないでしょうか。

では次に私がやって良かった勉強の仕方を。
とりあえずテキストどおりのあいうえお順で、まずは覚えていきます。
しかし425の妖怪の中には、似たような妖怪がいます。
先ほどの【2】の例題のような「見れば見るほど高くなる妖怪」は大入道、大坊主、高坊主、入道坊主、、、と10も。
火の妖怪なんて30以上も!!
名前も似ているし、もう一緒でいいじゃん!!!と言いたくなります。
そこは落ち着いて、似たものは似たもの同士で別にまとめてしまいましょう。
入道系の出現地、火が飛ぶ高さや大きさなど、違いが見えてきます。
先ほどの例題でわかるように、この3文字4文字程度の情報が
似たもの妖怪の見極めにとてもとても重要なのです。

そして忘れてはいけないのが出典です。
毎回必ず「○○という本に出ている」という問題が出ます。
『日本妖怪大全』に出てくる書物はそんなに多くないので
いや、多いかもしれないけど425いる妖怪に比べたら少ないので
『妖怪学』といえば敷次郎!と言えるくらい覚えておくと良いでしょう。


『妖怪検定中級の傾向と対策』いかがだったでしょうか。
これをいつか書こう書こうと思っていたのですが、何だかバタバタしてしまい
こんな時期になってしまいました。
気がついたら検定はこんどの日曜日でしたね。遅くなってしまいました。
受験生の皆様、健闘を祈ります。
ちなみに検定のサンプル問題はこちらです。


・・・と、おそらく多くの方がひいてしまった今回のブログ。
次回からはいつものほげほげブログに戻りますから、ご安心を!         


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     この人、なんで妖怪検定にこんなに必死だったんだろう。。。と
      不思議に思った方、ポンッとお願いします。
      なぜ必死だったのか、自分でもわかりませんなぁ。