某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

日本は苦しみの4年間がはじまるか

2008年11月06日 00時33分42秒 | 真面目な独り言
「Yes We Can」の大合唱 オバマ次期大統領、勝利演説 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース
「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース


民主党のオバマ候補が次期アメリカ大統領に決まりました。
8年ぶりの民主党政権が誕生するわけです。
日本の一部にはこれを非常に喜んでいる人がいますが、本気なのでしょうか。

愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ。
これはビスマルクの言葉ですが、歴史から学べば民主党政権が日本に非常に厳しいものになるのは当然であるのに、それを忘れてしまっている人がそんなにおおいのでしょうか。

過去100年くらいの民主党のアメリカ大統領を考えれば、いかに日本にとって害悪となっていたかがわかります。
日本を対米開戦へと追いやり、日系人を迫害したフランクリン・ルーズベルト。
共和党の反対を押し切り、原爆投下を命じたトルーマン。
国内産業保護の名目で、日本製品にアンフェアな関税をかけ続けたケネディ、ジョンソン、カーター。
日本に対抗する極として中国を優遇し、逆に自分の国にとっても脅威になるほど巨大化させてしまったクリントン。
どれも日本にとっては最悪の時期ばかりでしょう。

それでもブッシュは最悪の大統領だ、という日本人がいるのならば、誰が最良なのか逆に問いたいものです。
ブッシュ時代の8年間は、日本にとって非常によい8年間でした。
日本及び日系の企業にアンフェアな規制をされることは一切なく、どんなに円安が進んでも文句を言われることはありませんでした。
外交でもテロとの戦いという名目の元、拉致問題を公にテーブルの上に乗せてくれたりもしました。
クリントン時代の8年間の悪夢を思い出せば、それがいかにいい時代だったかということをまざまざと感じられるはずです。

おそらくオバマ時代も日本にとっては最悪の時代となるでしょう。
それを考えると頭が重くなります。

しかし、マケイン候補は素晴らしい政治家ですね。
マケイン氏「新大統領に全力で協力する」と敗北宣言 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース
負けたのに勝った相手を祝福し、新大統領に全力で協力するといえるなんて、なんと素晴らしい誇りある負け方でしょうか。

日本の政党のように、自分たちの主張が受け入れられなかったなどと馬鹿な言い訳などするわけがありません。
その点は日本の政治家も見習うべきでしょうね。

と思っていたらこんなニュースが。
民主党の渡部恒三最高顧問は「チェンジ、チェンジ、どっちがいいとか悪いとかじゃなくてチェンジ」と述べたということです。
この人は国民を馬鹿にしているんでしょうか。

いいか悪いかとかじゃなくてチェンジ?
つまり自分たちが政権をとればより悪くなるけど政権を変えてくれ、とでも言っているのでしょうか。
呆れてものも言えません。
やはり民主党に政権を任すのは日本では無理ですね。