改正貸金業法、あす完全施行 「借りられない」ATMはや混乱(産経新聞) - goo ニュース
明日、改正貸金業法が完全施行されます。
おかげで今日はその対応にてんてこまい。
書類の差し替え、ポスターの張替え、チラシの追加…
よくあることではあるのですが、ここまで大規模なのが期末期初以外であるのは非常に珍しいことなんです。
今回の貸金業法の改正は、今までの日本の金融政策の流れからするとさほど大きな変化ともいえません。
日本の金融政策は、金利は低い方がいい、貸し出す額は少ない方がいい、それで資金を借りれなくなっても知ったことじゃない、という3点に集約できると思います。
今回の改正もただそれを強化するだけ。
さほど違和感はありません。
しかし、それで果たしてよいのでしょうか。
金融業の中でも貸金業というのは、お金が余っている人から足りない人への仲介をするというのが本来のあり方です。
金利はその手間賃でありリスクを負う対価であり、そして資金の出し手への報酬でもあります。
金利を下げるということは、リスクを負う対価を減らす、つまりリスクの高い融資ができなくなることであり、資金の出し手への、この場合ほとんどは預金者ですが、報酬を減らすことにもなります。
つまりはさらに預金金利が下がるということです。(実際には他の様々な要因によって決定されるので、簡単に下がることは無いと思いますが…)
資金が必要な人に貸せなくなる。
資金が余っている人へ報酬を減らさざるをえなくなる。
物事は複雑に絡み合っており、お金の借り手のことを考えて金利を下げ、融資限度額を設けているのかもしれませんが、実際はあらゆる人を不幸にするだけなのです。
実際のところ、この改正でお金が借りれなくなる人は非常に多く出てくると思います。
お金を借りずに生活したり商売すればいいじゃないか、という人もいますが、それは経済のしくみがわかっていない証拠です。
ここで運転資金の仕組みを説明するなんてことはしませんが、経済が円滑に運営されるためには、自由な資金のやり取りが不可欠なのです。
個人的には、上限金利も総量規制も撤廃すべきだと思います。
上限金利があるから上限金利で横並びになり、健全な金利水準を維持できなくなっています。
また総量規制にしても、個々の人によって下がるのに、一律の規制はナンセンスです。
どちらも市場の形成に悪影響を与えているといえるので、私は撤廃した方がいいと考えています。
今回の改正で、行き着くところまで行き着いてしまったという感があります。
これで不利益を受ける人がたくさん出るでしょうが、その人たちの不満の声が国の金融政策を一大転換させてくれればと思います。
明日、改正貸金業法が完全施行されます。
おかげで今日はその対応にてんてこまい。
書類の差し替え、ポスターの張替え、チラシの追加…
よくあることではあるのですが、ここまで大規模なのが期末期初以外であるのは非常に珍しいことなんです。
今回の貸金業法の改正は、今までの日本の金融政策の流れからするとさほど大きな変化ともいえません。
日本の金融政策は、金利は低い方がいい、貸し出す額は少ない方がいい、それで資金を借りれなくなっても知ったことじゃない、という3点に集約できると思います。
今回の改正もただそれを強化するだけ。
さほど違和感はありません。
しかし、それで果たしてよいのでしょうか。
金融業の中でも貸金業というのは、お金が余っている人から足りない人への仲介をするというのが本来のあり方です。
金利はその手間賃でありリスクを負う対価であり、そして資金の出し手への報酬でもあります。
金利を下げるということは、リスクを負う対価を減らす、つまりリスクの高い融資ができなくなることであり、資金の出し手への、この場合ほとんどは預金者ですが、報酬を減らすことにもなります。
つまりはさらに預金金利が下がるということです。(実際には他の様々な要因によって決定されるので、簡単に下がることは無いと思いますが…)
資金が必要な人に貸せなくなる。
資金が余っている人へ報酬を減らさざるをえなくなる。
物事は複雑に絡み合っており、お金の借り手のことを考えて金利を下げ、融資限度額を設けているのかもしれませんが、実際はあらゆる人を不幸にするだけなのです。
実際のところ、この改正でお金が借りれなくなる人は非常に多く出てくると思います。
お金を借りずに生活したり商売すればいいじゃないか、という人もいますが、それは経済のしくみがわかっていない証拠です。
ここで運転資金の仕組みを説明するなんてことはしませんが、経済が円滑に運営されるためには、自由な資金のやり取りが不可欠なのです。
個人的には、上限金利も総量規制も撤廃すべきだと思います。
上限金利があるから上限金利で横並びになり、健全な金利水準を維持できなくなっています。
また総量規制にしても、個々の人によって下がるのに、一律の規制はナンセンスです。
どちらも市場の形成に悪影響を与えているといえるので、私は撤廃した方がいいと考えています。
今回の改正で、行き着くところまで行き着いてしまったという感があります。
これで不利益を受ける人がたくさん出るでしょうが、その人たちの不満の声が国の金融政策を一大転換させてくれればと思います。