
これは珍しいオーストリアの映画
原題は「HINTERLAND」なんだけど邦題は”ヒンターランド“ではなく「ヒンターラント」と最後の”D“は濁らせてないとこがまずはミソ
そして見終わっていつものように調べていたら、なんと役者さんは全シーングリーンバックで演技をしており
背景から何やら全部CGだとか、通りでどことなく画面が反り返って見えてる感じがしてたんだよね
見出し画像のジャケットもどことなく反り返ってるでしょ
そしてオーストリアの歴史に詳しくないとついていけない時代背景っていうのもあったりして
時は第一次世界大戦後っていうことでドイツ圏ということでドイツ側で参戦しているオーストリアだし当時オーストリアは君主国家だったのが敗戦のどさくさに皇帝が逃げてしまってるって言うことで皇帝陛下の軍人として参戦していた主人公たちが
ロシヤに抑留されていたのが戦後2年してようやく国に帰ってくるとこから映画は始まる
主人公のピーター・ペルグとその抑留仲間たちはウィーンの土を踏み、それぞれ別かれるものの皇帝の軍人たちは喜んで迎えられる立場にはいなくて
それぞれ変わり果てた母国民たちの風当たりの変化に戸惑う中
彼らの一人が惨殺死体で発見される
そこで犯人とみなしてピーターを警察に連行してきたのは若手警部であるゼヴェリン
ところが警視であるヴィクトル・レンナーがピーターと昔同僚であったことと
そして解剖医であるケルナー博士も”お帰りなさいピーター“と・・・
そう戦地に行く前のピーターは刑事で数々の難事件を解決していた名刑事だったことで
戦友の殺人事件のオブザーバーとして捜査に参加するもののゼヴェリンは納得がいかない
が、これが連続殺人の始まりでオープニングの戦友たちが次々に惨殺されていくことで物語は動いて行く
さらにピーターまでもが命を狙われる
まぁいわゆる抑留中の遺恨が原因で犯人のオチとか殺害動機とかピーターまでもが殺されそうになったことで大体彼の立ち位置もわかるし
後半ではなんとゼヴェリンとピーターのバディものになっていくし
刑事仲間だったヴィクトルとピーターの奥さんとが肉体関係があったりとか脇道のお話もあったりと
結構面白く見させてもらいましたが
先に書いたようにオーストリアの歴史を知ってれば・・・って言うような部分がちょっと東洋の端の島国に生まれ育った私には難点でしたが
犯罪映画として見てる分にはそれなりに楽しめる作品ではあったかな
2021年製作、オーストリア・ルクセンブルク合作映画
ステファン・ルツォヴィツキー共同脚本・監督作品
出演:ムラタン・ムスル、リヴ・リサ・フリース、マックス・ボン・デル・グレーベン、マーク・リンパッハ、マルガレーテ・ティーゼル、アーロン・フリエス、スタイプ・エルツェッグ、トリスタン・ピュッター








かなり斬新な映像でした。
こういう手法がもしかしたら今後増えていくのかもしれませんね。
妻が不倫したのなら、俺もする!とか色々寄り道がありましたが、犯人捜しをメインにした展開は割と面白かったです。
戦争が生み出したモンスター(殺人鬼)てことで、やっぱり戦争は害悪だなあとも思わせる作品でした。
最初はどんな映画だろうって見てたら刑事ものでしたねぇ
映像の斬新さは全編クロマキーだったんですね
これからの映画製作の新しい道標になるかもしれませんよね
これだけCGが発達したらロケ馬撮影者だけであとはスタジオ一室だけで映画が作れてしまうと言う
今作は敢えてちょっと背景を反らしていましたが