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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊

2024-01-24 05:05:26 | 洋画
アガサ・クリスティ原作のエルキュール・ポアロシリーズをケネス・ブラナーが製作・監督・主演の一人三役で映画化した、「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続く第3作目
相変わらずの豪華俳優陣が数多く出演されているものの、なんと今作に限って103分という2時間を切った尺になってて、ある意味見やすく簡便に纏めていたのが良かったかな
 
まぁFox映画もディズニー参加に入ってこの作品もレンタル店には導入されずセル&配信(ディズニープラスのみですが)だけ、さらに傘下の作品ということでセル版にもデジタルコピーが付いていないというのにディズニー直接のMovieNEX版よりもセル価格が高いという販売戦略も意味不明
さらに日本語音声もついていなかったぞ
って映画は日本語字幕の原語版で見るから別にいいけど高い割に扱いが酷くないかい
 
ポアロが現役引退して隠遁生活をベニスで過ごし、誰とも合わないっていうとこに
ポアロの活躍を本にして30作も売ったものの、最近の三作の売れ行きが振るわない小説家のアリアドニが訪ねてきて
元オペラ歌手ロウィーナ・ドレイクの娘が飛び降り自殺した事件を
その屋敷で行われる降霊会に参加する事になり、その降霊術師のトリックを暴いたところなんとその降霊術師が殺されて
さらにそこから屋敷内で数々の超常現象などが起こりさらに第二第三の殺人がおき
ポアロが好むと好まざるとにかかわらず犯人を炙り出して過去のこの家の娘の事故死の真相までをも掘り起こしてしまうっていうお話

基本は殺人と謎解きミステリーですが、舞台が無気味な屋敷内で起こるいわゆるワンシュチェーションミステリーですから単なる推理だけではなく、今作ではそれに超常現象要素を加味してきてるとこがミソかなぁ
その超常現象までをも解き明かすポアロの推理を見てるだけでも面白く見られるが
尺が短い分ちょっと映画としては粗い作品でしたねぇ
アガサ・クリスティらしい登場人物全員が何かしらの秘密を持っててみんな犯人に見えるとこはいつもの作品というコトですが
 
なんと今作ではマセた十歳の少年が結構ポワロ顔負けな推理力を発揮していたとこが見どころかなぁ
そしてこの事件を解決したコトで引退して世捨て人となってたポワロ自体にまだまだ灰色の脳味噌も動いたって言う気分が芽生えてのラストシーンですからねぇ
今作もポワロ役のケネス・プラナー含めて11人もの役者を揃えてのこのケネス・プラナー版のポワロシリーズも一体どこまでシリーズとして製作されて行くのか?
このまま三部作で終わるのか?
 
2023年製作、アメリカ映画
ケネス・プラナー製作・出演・監督作品
出演:カイル・アレン、カミーユ・コッタン、ジェイミー・ドーナン、ティナ・フェイ、ジュード・ヒル、アリ・カーン、エマ・レアード、ケリー・ライリー、リッカルド・スカマルチョ、ミシェル・ヨー

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