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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

カラーパープル

2024-06-29 05:05:03 | 洋画
1985年にスピルバーグが製作・監督して作られた映画を再びスピルバーグが製作に名を連ねて
今度はミュージカルとしてリメイクした作品
ってもミュージカル化はブロードウェイでかなり上演されていてそれらの楽曲をそのまんま使っての映画化みたいですね
スピルバーグ作品ということでオリジナルの85年版を見ようって思っていたのですが
この当時は映画小僧だった私ですから雑誌やなんかで事前情報かなり入れ込んでおり、内容的にものすごく暗い作品であることを知り敬遠しちゃってた作品だった

いくらブロードウェイだヒットしたとは言え暗い内容に変わりはなく
こう言った作品は敬遠かって思うものの何とレンタル作品が不足してきてしまい
ここんとこ邦画ばっかりということもあって
ブログの目先を変える意味も含めてレンタルしてきてみるには見ましたが
その凄まじい内容に唖然茫然のプロットにドン引きしてしまいました

いくらフィクションとは言え、いやフィクションではないのかもしれませんがアフリカから勝手に連れてこられて奴隷人生をアメリカという異国の地で過ごし育った黒人が奴隷解放されたのちに
その鬱憤をどこに持ってったのかって言ったら耐力的にひ弱な黒人女性に黒人男性たちが向けて
今までの鬱憤を晴らすかのように同じ黒人同士での性差別を超えたような暴力の報復連載の作品は見てて辛い

これをドラマだったらかなりくるものがありますが今作はミュージカルってことで多少は薄まっているものの
やはり見てて辛いものがこみ上げてくるし
黒人男性からの様々な暴力以外にも解放されたのは奴隷制度がけであって人種的な差別自体は根強く残ってる訳で
これほどの差別と迫害を受けながらも生きることに執着できたのはいわゆる主人公の家族への愛と希望があったからなんですかねぇ

こんな性差別人種差別の作品をいくらミュージカルにしたところでその根本に差別への批判やモロモロ何込められてるわけですが
それを差別する側がこぞってみるって言うのもなんかアメリカ人っていうのも不思議な人種だなぁってアジアの小国の人間が思うだけの作品でしかなかったかな
個人的にはミュージカルは舞台でも映画でも大丈夫な人ですけど
さすがにこの内容で二時間二十分の作品はキツかった気がするし
不覚にもラストシーンでは熱いものがこみ上げてきてしまった

ってか6月リリースのレンタル作品が不足気味でなければ避けて通る作品でした

2023年製作、アメリカ映画
アリス・ウォーカー原作、スティーブン・スピルバーグ他製作、ブリッツ・バザウレ監督作品
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー

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