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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

王宮の夜鬼

2020-02-13 00:20:34 | 韓国映画
「百鬼夜行」って言う四字熟語がありますが、この映画は“二鬼夜行“って言うような化け物でしょうか
“二鬼“って造語にしたのは、邦題にあるように化け物は“夜鬼”
簡単に言っちゃえば、ゾンビって言って構わないんですが、ゾンビと違うのは生きた人間の血を吸うこともあるし
肉を喰らうものの、夜行性で、太陽光線に弱いんで
バンパイアとゾンビを合わせた怪物っていうのかな
で噛まれると人の生き血を求める怪物になってしまう

そんな怪物が李氏朝鮮王朝を舞台に大暴れをすると言う事で
歴史アクションにゾンビ映画を付け足したような作品
更に王朝時代劇の本筋はバンパイアゾンビではなくて
実は李氏朝鮮王朝転覆を狙う奸臣の企みを阻止する王子一派のお話が実はメインとなっており
バンパイアゾンビはそのお話に花を添える存在ですか

一応宣伝惹句には‘新感染“に匹敵するパニックアクション映画って言うウリになっていますが・・・
王朝を転覆し、新しい朝鮮王になろうと目論む奸臣にはチャン・ドンゴン
って事で、悪が強いと、バンパイアゾンビがいなくても絶対面白いメインプロットではあるんですが
そこをさらにバンパイアゾンビが、王宮に雲霞の如く押し寄せてきて
サスペンスと緊張感で映画を盛り上げてくれます

ヒョンビン演じる王子がイ・チョンですから、李氏朝鮮で間違いないわけですが
奸臣もですが、ヒョンビンの父親である王様自体がコレまた木偶の某の王様で女しか興味ないような
で、ヒョンビンは次男王子ですから秦に人質としていってるんですが、
長男は賢いものの奸臣に計られて自ら命を絶ち、次男に妻子を託し
それで帰ってくるものの、宮廷はこんな有様だし、民衆は悪政に疲弊しており

好むと好まざるままに怪物と奸臣のクーデターに巻き込まれていく定番なストーリー
韓国映画のストーリーテリングの巧みさとバンパイアゾンビを絡ますアイデアには感服させられる
チャン・ドンゴンの存在感はすごいやね、でも王子さまにやられるわけではないんですよね
あんだけ破壊された王室ってどう立て直したのか
まさに歴史活劇ここにありって言う作品
娯楽に徹する韓国映画ってやっぱすごいやねぇ
いや面白かった

2018年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ソンフン監督作品
出演:ヒョンビン、チャン・ドンゴン、チョ・ウジン、チョン・マンシ、イ・ソンビン、キム・ウィソン

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2 コメント

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こんにちは! (ヒロ之)
2020-02-13 16:32:41
面白かったですよねえ。
予告編を観た時に「絶対面白いやつだこれ」と思ってましたが、予想通りでした。
対となる主役2人の存在感が半端なく輝いてました。
それに負けず仲間の姿もきちんと描かれているので、終盤での命落とす場面は強く胸を打たれてしまいましたよ。
こういうのを見せられて「韓国で大ヒット」の文字を見ると納得しちゃいますよねえ、それに比べて日本の「大ヒット」の文字の安さって。。。(全部が全部とは言わないですけど)
返信する
ヒロ之さん、こんばんは (morkohsonimap )
2020-02-13 22:49:19
コメントありがとうございました
今月リリースの豊富な韓国映画に外れないようですね
個人的には、剣戟アクションは、中国映画のようなワイヤー使わないのも好感持てますし
国家戦略として映画産業を育成してきたのが完全に実を結んだようですね。
羨ましい限りです
国が金出せばオモロイもんが作れるんですねぇ
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