MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

一週間 愛欲日記

2024-08-07 18:44:23 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルでの恒例企画番組“おとなの桃色シネマ白書”
実はこの企画番組で過去のOAされた小林政広脚本作品を集め今月21日から”脚本家・小林政広の全仕事“と題して集中OAが予定されており
今月の“おとなの桃色シネマ白書”は小林政広作品の二本
そのうちの一本はなんと彼のピンク映画初であり最後の監督作品がこれ
 
っていう事で飲み屋で知り合ったばっかりの男との女がその酔った勢いで男のアパートに入り込み
なんと一週間二人して仕事はサボってこもりっきりでお互いの肉体を貪り尽くす様を描いたこの作品
一応ちゃんと1日目二日目とスーパー月入る
そして場所は男の家賃9万のアパートの一室のみ、そして登場人物はこの男女二人のみ
男には川瀬陽太さん、女には葉月蛍さんの二人しか出演してこない
 
もう床に入ったきり飲まず食わずでお互いの体をむさぼりつづけるだけの映画
ちょっと見てて小林政広氏はピンク版「ラスト・タンゴ・イン・パリ」を撮りたかったのかとは思いましたが
男女共に日常の生活への思いを忘れずにいるものの、肉体の欲求に抗えずにお互いを傷つけ合うわけでもなく
ただただひたすら快楽にふける姿を映してるだけで
やることがある意味限られてるのでどうしても画角が変化に乏しいのと
単調な行為の繰り返しにエロスというものがある意味遠のいていくのは仕方のない事なのか
 
見てるこっちはこの延々と続く繰り返しの連続をどう作品として納めるのかっていう方に興味が
もうちょっとなんらかの趣向が欲しかったかな
こういう終わらせかたはあまりにも安直すぎなかったかなぁ
ラストに一工夫欲しかったとはおもうもののこう言った収め方以外やっぱないんだろうな
劇中になんらかの伏線入れと行かないとねぇって言いつつ見てるこっちもこの収め方は順当とも言えるんだけど・・・
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2000年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
小林政広脚本・監督作品
出演:葉月蛍、川瀬陽太
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ポーカーフェイス 裏切りのカード

2024-08-07 05:05:20 | 洋画
ラッセル・クロウが(共同)脚本&監督そして主演の一人三役でつくったオーストラリア映画
原題も邦題も「Poker Face」なんでいわゆるギャンブルのヒリヒリするような映画だと
だってねぇオープニングから若者時代の彼らが野原でおとな相手にポーカーゲームをするシーンから始まるし
相変わらず情報は全く入れないからいわゆるギャンブル映画だって思うじゃない誰でも
でも確かにポーカーゲームしてるシーンはまさかの付け足しであって
もう後半になって泥棒が侵入してきてからはこの映画一体何だったんだっていう映画に堕して終わるという全くイミフな作品で
まぁあんまりやらないんだけど94分といういがいと短い尺だったので途中ちょっとオチたってのもあって続けて二回見たけど
結局何だったんだろうっていうだけで終わってしまった作品。

いや無駄にした時間返してよって言う感じの作品ではあるんだけど
そこはラッセル・クロウですから
ってアクションシーン皆無ですが彼の演技ってもほとんど突っ立てるだけでしたが
彼の存在感の力技で見てるこっちがうむも言わされぬままねじ伏せられてしまった映画
いったい何が言いたかったんだろう

理解できたのは最初に美術館で出会った画学生がきっちり苦労の肖像画を仕上げてそれが見事に賞をとったことなんだけど本筋には全く無関係
本筋も一体何か目的があったはずなんですよクロウには
しかしどれも突然押し入って来た泥棒によってクロウの目的が果たせなかったっていう寸法で方向性がしまいには泥棒退治にシフトしちゃってたからねぇ
好きこそものの上手なれってっ事でポーカーの道を極めるとこのような大金持ちにまでになるんですね
それにしてはかなりセキュリティの脆弱な豪邸ですよね
でもしっかりと大の大人が5人も隠れていられる避難場所がしっかり備わっているんですね

最後は財産分与っていうような形でなんとなく彼がこの映画でしたかったことが語られていたことで
そこで読み取れるからいいやってことだったんでしょうか。にしてもクロウの死の真相はこっちで読み取るしかなく
病魔かなにかですから余命を知ったクロウが仕掛けたポーカーの罠だったものが突然の強盗でごはさんにされたっていうだけのお話だったようで
原題の「Poker Face」はポーカーゲームでのおとぼけ顔ではなく現実世界での生活の中での隠し事の方に捉えるべきだったようで
あえてポーカーゲームを中途半端にシノプシスに入れ込むからややこしやな映画になっちゃったってことだったのかな

2022年製作、オーストラリア映画
ラッセル・クロウ共同脚本・出演・監督作品
出演::リアム・ヘムズワース、エルサ・パタキ、RZA、エイデン・ヤング
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