MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

漫画『カラオケ行こ!』

2024-08-15 17:44:04 | 漫画
人間ハマるっていうことはゲニ恐ろしきことでして
普段から漫画やアニメを見ないって公言しているこの私ですが
映画を見終わってこの映画にドハマりして買い物ついでに地元のショッピングモールにある唯一の本屋さん三省堂書店にフラって入ったらなんとこの『カラオケ行こ!』と『ファミレス行こ。(上)』とがセットで売っており
なぜか速攻購入してるという、全く自分でも考えられない行動を起こしており
 
速攻でこの二冊読んでしまいました
先に言っておきますが中学から卒業して4年東京のO田区K田のファミレスでバイトする岡聡実クンには馴染めませんでした
ってことで過剰に期待が膨らんでたのかなぁ上巻だけでは物語の全体像も掴めず方向性も成田狂児との関係も掴みきれないままのこの作品
映画をみて原作読んで臨んだ続編ですが実に私の『ファミレス行こ。』への期待は急激に萎みましたって先に言っておきます。
 
で映画化された方の『カラオケ行こ!』の方ですが
映画ではかなり聡実少年の成長期に起きる男の子だったらほとんどの少年が通り過ぎてもなんともおもわない変声期の悩みが物語全体の全面に押し出されていて
映画では変声期の“へ”の字も台詞として聡実少年の口から漏れ出てないのですが
いや実に文字化されすぎやろっていうくらいでてきてたなぁ
 
漫画だとこういう風に文字化していかないといわゆる絵面だけではわかりにくいっていうことなのでしょうね
そこいくと映画だとやくざたちの前で紅を絶唱することで変声期を克服させることを見事に音と映像で見せることができても二次元ではそうは行かないってことなのね
コミカルさも傘の絵面で見せたりしとらんし
漫画は、コマとコマの間を埋める作業を読者に強いらせることで成り立っているものだということは言わずもがなですが
埋める作業も十人十色ですがやっぱ埋めきれない部分もあるということを改めて知らされたかな
 
一応成田狂児の名前の由来と
カラオケ屋での狂児のバイト時代に関してのエピソードは本編とは別エピソードとして付録的に本編終わりに付け足されているのね
 
まぁハマった私が悪いのか普段やらないこと
つまり漫画を読みその感想までブログにアップしてしまうという愚挙でしたが・・・
お付き合い   感謝
コメント (2)
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カラオケ行こ!

2024-08-15 05:05:36 | 邦画
いやハマった今までこれほどハマった作品は珍しい
何せ107分ある作品なんですが
一度見終わってから、さらにもう一回最初っから見直しましたものね
っていうのもあの自動車事故でストレッチャーで運ばれる男の左手が溢れてて
その左手の小指小指どうだったって見直しもかねていた
まぁ先に言ってしまいますが微妙な角度で左手小指は見えない。そうあるかないかが判別出来んかったわ

何と原作は漫画だそうで、どうりで破天荒な現実噛み合わない二つの団体に属し年齢もかなり離れた男同士の友情というか絆をこれほど見事に描いた作品だったとはほぼタイトルの「カラオケ行こ!」から想像できただろうか

まぁここまでとおまわしに書いたもののヤクザの若頭補佐の男と中学3年で合唱部の部長をしてる少年との普通の世界では絶対に交わらない二人が何と主人公
これは完全にコミカルな作品でして映画的には二か所で思いっきり吹いたなぁホントに
目立つ亀さんの図案の傘によってやくざのお兄さんとの関係性を嫌った主人公が母親にあたらしい傘を買ってくれと頼んで買ってもらってジャーンって母親が新しい傘って開いて見せた図案がなんとツル
鶴亀のおめでたい図案はわかるけど何故かこの鶴で吹いた
ナイスセンス

そしてもう一つはやくざにダッシュボードから濡れティッシュ取ってくれって頼まれた少年がダッシュボードを開けるとこっちの予想ではチャカが出てくるって思ってたからねぇ
なんと出てきたのは詰めたばかりの小指
これは予想を遥かに通り越してくれててこれにも思いっきり吹いた

大体相入れないっていうか世間の常識として交わることのない二つの団体の構成員がまじわることでそこにドラマが生まれるんですよね
決して葛藤ではなくドラマなんですよね、葛藤は少年の変声
見終わっていつものように調べていたらなんとこの5年後再び二人が出会うという続編の『ファミレス行こ。』っていう作品も上梓されているんですね
ってことを踏まえてのエンドクレジット中の映像なんですね、続編あるのかな映画でも
確かミナミ銀座が5年後に生まれ変わるっていうようなセリフもありましたし
このミナミ銀座の路地の景観はオールインの作品群で今までいっぱい見てきてる景観でしたねぇ

まぁカラオケの歌唱指導をすると言いつつ結局何一つ指導してるわけでもなく
少年自身成長期の男の子の変声期の悩みを抱えていたものの
それもまたやくざたちの前で“紅”を絶唱することで自己解決しちゃっていたのかな
最近のいわゆるBL好きな女子にもバエるやくざと中坊とのBLもどきの男の胸の裡っていうようなとこで受けたさくひんなんでしょうね
漫画はほとんど読みませんが個人として機会が有れば『ファミレス行こ。』の原作も読んで見たい気にさせられた映画でした
だってこの二人一体どうなっていくのか興味尽きますもの

綾野剛相手に一歩も引けを撮らないで淡々と中坊を演じてた齋藤潤が凄すぎた
チョイ役でしたがヒコロヒーのあのうらぶれ感も見事でしたねぇ

尚、劇中流された映画は「カサブランカ」と「自転車泥棒」だけはわかりましたが後の二つは不明

2023年製作、日本映画、KADOKAW作品
山下弘監督作品
出演:綾野剛、齋藤潤、芳根京子、八木美樹、後聖人、井澤徹、橋本じゅん、やべきょうすけ、坂井真紀、宮崎吐夢、ヒコロヒー、加藤雅也(友情出演)、北村一輝
コメント (2)
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