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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

前科おんな殺し節

2019-07-21 23:56:45 | 邦画
一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本は6月の東映チャンネルの深夜枠でOAされた
60年代後半から70年代前半にかけて所謂2本立の併映作品として池玲子、杉本美樹主演で製作されてきた”女番長”シリーズや”恐怖女子高”シリーズ等の東映ピンキー映画の掉尾を飾る作品なんですねぇ

ってことで池と杉本の所謂ヤクザ映画でいうところの鶴田、高倉の役所の集大成映画でもあるような作品として成立してます
東映ピンキー映画では私個人としては池玲子さんの立ち位置とか演技力とか買っているんですが
杉本美樹さんの派だったんですよね

映画的には父親を殺された羽鳥マキは、父の仇である新興やくざ大場興業会長大場に包丁で切りかかるが果たせずに殺人未遂傷害罪で刑務所へ送られる
雑居房には、強姦・恐喝・暴行傷害の芦田かおる、
学生運動に巻き込まれ交番やパトカーを爆破した中川雪江
スピード違反で白バイ警官二人に重傷を負わせた木村夏子
と同房になった女囚たちの紹介をかねて彼女らの罪状をしっかりと具現化させるテンポのよさ

そしてマキと敵対するようになる賭場で男を刺した蛇の刺青を背中にいれた谷政代も。いた
マキと政代はムショ内で命をかけてタイマン勝負をするものの
その場にあったラインマーカーの白い粉にまみれて決闘するものの
お互いがその根性を認め合い

そして数年後、出所したマキを待っていたのは、かおる、雪江、夏子たちだった
マキの復讐を手伝うという彼女たちにマキは己の肉体を駆使して武器と金を調達するのだった
そしてなんだろうな大場を倒すために地元ヤクザと大場を噛み合わせて復讐を果たそうとするマキの前に現れたのは
大場の情婦の政代だった・・・

池、杉本の共演10作目にして最終作品になってしまうんですね
映画的にはラストで再びマキと政代はジャックナイフでタイマン張るんですが
この時も大場から奪い取った10キロの麻薬が散乱し、白い粉まみれに・・・
映画の文法に則った作品でしたが

1973年製作、日本映画、東映作品
三堀篤監督作品
出演:池玲子、片山由美子、風間千代子、宗田政美、杉本美樹、葉山良二、堀田真三、佐藤晟也、見明凡太朗、地井武男、伊達弘、中田博久、小松方正、由利徹

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