日本映画を積極的に見ていこうという企画と片岡礼子さんと松本穂香さんで視聴した作品
何とわたしは寡聞にして知らなかったって言いつつもこのお方がレジェンドとして君臨されていたNHKのケータイ大喜利は毎週見ていたんですよね
でもツチヤテルユキなる人物はまるっきり記憶にないちゅうか、作者よりも寄せられたネタに気が向いていたっていう記憶はあるけど
この映画の根本的なテーマでもあったかと思われますが
結局お笑いネタなんてその場限り、一瞬人を笑かしたら消えていくもんなんですよね
ってことで投稿ネタに若き命を削ってその日その日を生きてきた若者がお笑いのいわゆる表に出る側でなく
そう劇中でも彼自身人間関係で生きていく術を失い命までをも失って行くような社会生活を営められない人物にして生きてきたのも事実だし
そんな投稿ネタでようやっと人生を歩もうとする一歩を踏み出せるところまできてるのに
生き方というか人としての社会人としての生き方はネタみたいにいかないところで
挫折を味わっていく自伝的半生を描いたいわゆる実話の持つ強みなんでしょうねぇ
そんな人としての生き方のできない天才肌の人物をしっかりと好演してる岡山天音さん、ちょいワルではあるものも最後の方ではしっかり映画を締めてる菅田将暉さんと主人公の良き理解者である芸人を演じてた仲野太賀さんがうまいよね
松本穂香さんはある意味賑やかしでではあったものの母親役の片岡礼子さん同様主人公を私的に支えてきた人物だったようですね
何故か、真実の持ってる強みなのでしょうか二時間弱見入ってしまった作品でした
道頓堀は飛び込んでも死ねない川のようですね
2023年製作、日本映画、「笑いのカイブツ」製作委員会作品
ツチヤタカユキ原作・劇中ネタ原案、滝本憲吾共同脚本・監督作品
出演:岡山天音、片岡礼子、松本穂香、前原滉、板橋駿谷、淡梨、前田旺志郎、管勇毅、松角洋平、柳ゆり菜、菅田将暉、仲野太賀
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