MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

バニシング '72

2020-02-11 00:55:16 | 洋画未公開
コレって未公開作品なんですが、実によくできてる作品
昨日の記事で「ロンドン・バーニング」っていう、いわゆる実話ベースの映画を見たのですが
この作品どこにも実話ベースって記載も何も書かれていないんですが
実は実話だったんじゃないんでしょうかね?

っていうのも原題「FINDING STEVE MCQUEEN」は、かの著名な役者スティーブ・マックィーンが登場してきますし
ってもお名前だけですが、そして邦題には“バニシング”に年代を表す“ ‘72”がついていて
つまり映画の舞台が72年って事で、まさにアメリカ人なら忘れられないあの“ウォーターゲート事件”が起きた年でして
コレによってニクソンがその後失脚してしまうんですが、
一応そんなお話も映画の中では断片的にTVニュース画面で出ては来ます

ってか実にこの映画の影の主役はそのニクソン
なんとそのニクソンが秘密資金をDCではなくて、カリホルニアの小さな銀行の貸金庫に隠していて
その30億弗を盗んじゃおうっていう、強盗団のお話です

で隠し金ですから盗んでも誰も追ってこんだろうっていうのが強盗団のポリシー
更に誰も殺さず、かつド派手ではなくて、人知れずスマートにっていうオーシャンとその仲間たちみたいなお話でして
劇中にもその文言が台詞として出てくるんですが、一応断っておきますが、時代が72年ですから
私もオーシャンとその仲間たちって書いたのは、フランク・シナトラ版の映画だから
でもって結構6、70年代の映画のタイトルが台詞にバンバン出てくる訳で
実に映画愛に溢れた作品となっており

強盗に使うクルマとか、爆薬とか家を借りたりする時に、主人公が使用した名前がSteve McQueenなんですね
でそんな主人公が逃亡中に知り合った女の子に惚れてしまうんですが
この女の子のファミリーがみんな保安官っていうのも面白い
って事で、みごとに強盗は成功するもののFBIによって主人公だけが捕まらないわけでして原題になってるんですが
秘密資金は結局分からずしまいなんですが、
私は金庫から出てきた野球カードがプレミアでないかと思ったら違ってましたが
野球カードじゃ、いくらプレミアとか、レアでも、30億には届きようがないやねぇ

で、最終的にお話は主人公が愛の告白ではなくて、実は銀行強盗だったっていう顛末を彼女に告白するって形で
全貌が語られるわけですが
それでも、“私、待つは”っていう、ある愛の物語だっていう半面も合わせもっていたんですね

エンドクレジット前に主人公の刑期とその後の人生が綴られていたところから実話ベースって思うしかないんですが
掌品ではあるんですが、なかなかよく出来た映画でした、ってか拾い物に当たるといった方が妥当かな

2019年製作、アメリカ映画
マーク・スティーヴン・ジョンソン監督作品
出演:トラヴィス・フィメル、レイチェル・テイラー、ウィリアム・フィクトナー、リリー・レーブ、リス・コイロ、フォレスト・ウィテカー

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 偽装姉妹 | トップ | ドアロック »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (ヒロ之)
2020-02-17 16:41:12
コメントありがとうございました。

自分が思ってたのとかなり違う内容だったので、それもあってか、ちょっと話に入り込めなかったです。
けど、全く眠くはならず、一応ちゃんと最後まで観れたので、ストーリーそのものは良かったようには思いました。
ただやっぱり派手なカーチェイスが観たかった、てのが本音でしょうか。
返信する
ヒロ之さん、今晩は (morkohsonimap )
2020-02-17 21:38:46
コメントありがとうございました。
そうですよねカーチェイス映画みたいな邦題と
ジャケットの作りは
ある意味ジャケット詐欺ですよね

アクションシーンがないんですね
でも映画愛に溢れた作品には好感が持てました
何も起きないけど個人的には好きな作品でした。
返信する

コメントを投稿

洋画未公開」カテゴリの最新記事