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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

せかいのおきく

2024-01-23 20:08:29 | 邦画
いやホント画面から汚穢の匂いが漂ってくる映画だったかな
敢えて白黒スタンダード画面にしたんですかね
カラーだと多分見てるこっちが耐えられないけど、古き良き時代を描くっていう意味でもモノクロスタンダードが生きてる映画
そうなんです汚穢のシーンは別にしてなぜか見てると色つきに見えてくるから映画って不思議ですよね

日本っていつの時代から汲み取りだったんだろう
西洋が下水道によって水洗先進国だっていうのはまぼろし
トイレは日本語で厠って書きますが、平安時代の書院造りの貴族社会では川屋
そうトイレは母屋とは別に外の川の上に建ち、自然の水洗だったわけでいち早く文化生活を送っていたわけでして

西洋は逆にトイレがなくてそうなんです用足しは皆さん室内でおまるを使用しておりまして
いわゆるフレア式のロングスカートはそう言った環境から生まれた必然であり
おまるが溜まると外に捨てる
外では豚がそれを食らう
そのための豚が食いやすいように道には凹凸のある石畳にしており

外を歩く人は降ってくる汚穢を避けるためのフロックコートであり
ハイヒールはスカートの裾が落ちてる糞避けとして生まれたそうな
ただそれによってネズミが跋扈しペストとか流行したためにトイレが生まれたとも・・・

日本でもこの映画の長屋のように水回り同様に厠も一箇所共同なのね
江戸末期のお話として若者が糞尿を買い、それを肥料いわゆる下肥として農家に売るという循環型経済だったわけね
いや戦後の昭和でもこの循環型が日本を支えていたものの野菜の回虫等で・・・

こう言った人が嫌う生業は士農工商の身分外の非人という人たちが請け負っていたんじゃなかったかと思うのだが
侍屋敷や町屋に、上は江戸城にまで入るって事で汚穢屋さんは人別帳に記載されてる”人“でなければいけなかったのねと納得
見てる間こんな上に書いたことばっか考えつつ見ていた90分だった

世の東西を問わずに糞尿はあまり表だって語られないものだけど、こう言ったとこに目をつけるとは・・・
阪本組の脇役が皆さん渋すぎるし演技巧者だから若手三人がこうやって目立っているのも事実でしたねぇ
って映画の話はたった3行かい(汗

2023年製作、日本映画、FANTASIA作品、東京テアトル配給
阪本順治脚本・監督作品
出演:黒木華、寛一郎、池松壮亮、真木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司
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懐かしいなぁ テトラパックだよ〜ん

2024-01-23 15:50:33 | 日記
地元のスーパーで月曜から北海道フェア開催
 
そんな中で見つけたテトラパックのコヒー牛乳
なんと懐かしいけどパッケージが紙からポリエチレン製に変わっておりますが
 
2、3日前のテレ朝のバラエティ番組「ザ・ニンチドショー」で昭和世代と平成世代が現在も作られてるかって言う懐かしい製品のあるなしクイズやっており
その時出てきた昭和世代には懐かしいテトラパックの牛乳
 
なんと2004年にほとんど生産が中止されたそうですが
唯一北海道のべつかい乳業興社さんだけが現在でも生産販売してるそうで
 
まぁ近隣スーパーの恒例の北海道フェアですが
このパックを見たのは今回が初めて
多分にTVのOAにあわせたのかも
ってコトでミルクはありませんでしたが、コヒー牛乳があったので速攻購入してしまいました
 
一個198円(税込み214円)
 
ちなみにミルクは
 
こんな感じ
 
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オファリング 悪魔の生贄

2024-01-23 05:05:00 | 洋画未公開
これもGEOさん先行ですが、この配給会社であるブルグの作品はセル店の店頭に並んでるのを今まで見たことない
今作が初のブルグ作品となる
さて限定の封印を解いたもののあんま面白い作品ではなかった
けど今月のレンタル作というか新譜が2月リリースまで持つか持たないか今んとこギチギチ・・・

いわゆる悪魔つきのをホラー映画ですか
ある意味驚かす作品だけどこう言った驚かし系作品はJホラーには全くお呼びもつかないんですね
っていうのも驚かされるのは劇中の役者さんたちで、こっちはそれを見てるだけですからちっとも視聴者は怖くない
そういう意味ではJホラーは見てるこっちを驚かし劇中の役者もだが視聴者をも恐怖のどん底に落とさせる
って事でJホラーには恐怖映画としては一日の長があるのも事実

アメリカのユダヤ人世界のお話になってるんだ
ってことでユダヤ教が強く映画に影響を与えているところが窺えるのでユダヤ人の世界観に造詣がないとよくわからないかもしれないとこが散見できる
最初に死んだ奥さんの魂を召喚させようとした爺さんが悪魔を召喚してしまい
ユダヤの葬儀社に死体を持ち込まれた結果

そうそこの息子はユダヤ系でない女と結婚しユダヤ人の世界からでていたのだが
建て売りに不動産業に二進も三進も行かなくなり
妻が妊娠してるのを利用して父親の葬儀社を担保に銀行から融資を受けようって魂胆で実家の葬儀社には帰ってきたとこに
オープニングの爺さんの死体が運ばれてきて
悪魔の祓いのネックレス外したことによって悪魔が蘇り
葬儀社の中でまずは父親を殺して・・・

この悪魔命を得るには子供の魂が必要でヒロインが妊娠中ってコトで・・・
このヒロイン演じてる女優さんは実際に妊娠中にヒロインを演じられていたのかなっていうように全編通してのを腹ぼて姿での出演でしたねぇ
まぁ蘇った悪魔の姿をCGとかの映像で見せるわけでもなく
幻覚で悪魔憑きの様子を見せるというかなり低予算で作られた感のある作品で

結果この葬儀社の主人と園息子のを命を奪った挙句
さらにその牙は腹ぼてのヒロインに向かうとこで映画は終わるという
一体何がっていうような作品でした
ユダヤ人の世界観である必要性があったのかな
冒頭のスーパーでは世界中のどこでも子供遠必要とする悪魔がいるとわざわざ断ってるのにねぇ

2022年製作、アメリカ ・イギリス ・ブルガリア合作映画
オリヴァー・パーク監督作品
出演:ニック・ブラッド、エミリー・ワイズマン、ポール・ケイ、アラン・コーデュナー
コメント (2)
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