MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ザ・フォーギブン 襲撃地帯

2024-01-03 20:08:39 | 洋画
新宿のミニシアターであるシネマカリテの恒例企画興業って言ってもその実態はある意味DVDスルーの作品の箔付のための企画興行である<カリコレ2023>で上映された一本ではありますが
作品的には実に重たいし、こう言った作品がたとえ箔付だけのためであっても劇場公開されるって言うことに意義があるんですよね(それに値しない作品も多いんですが・・・
 
確かに面白かったけど実に重たい作品でして
実際に2007年に起きたミュージーランド大統領暗殺を企図したとしてニュージーランド政府はいわゆるネイチャーの少数民族であるルアトキ集落のマオリ系民衆をテロ犯として指定して
ニュージーランドの警察とその実働部隊でトゥホエ族が軍事訓練をしているのでは、という疑惑からニュージーランド政府は一般市民を巻き込んで集落全体を強制捜査に臨む
 
テロを企てていると疑われた先住民の村に特殊部隊が襲撃をかけるが、混乱の最中に悲劇が起きてしまうまでの前半はほとんど人物紹介と少数民族の文化と相容れない政府との様々な模様を描写してるとこはちょっと退屈ではあるんですが
 
小さな村ですから地元警官もなんと任務の傍らスクールバスの運転手をしていたりするんですね
そこいら新鮮だった
で、ニュージーランド警察は村の一般市民を巻き込んで集落全体を強制捜査
警察の真の目的は先住民マオリ族の人権擁護の活動家タメ・イティの逮捕
しかし捜査の過程で実働部隊の警官が武器と間違えて若者を追いかけてるなかで事故死した実働部隊隊員の拳銃を手に入れた若者を地元警官が追いかけて銃を受け取る時に実働部隊員が地元警官を誤殺してしまい
それを糊塗するために若者の口を塞ぐためになりふり構わずに行動するために暴力の連鎖が起こる
 
オープニングでもスーパーで断り入れていますが本作は実際の警察の襲撃を再現したものではなく
誤殺自体が多分フィクションだったんでしょうね、俄然物語が動いて映画として面白くなります。
 
警察はそれでも政府の命を受けてこの事件の抹殺を図るという暴挙に出てくるところはフィクションであってもやっぱり怖いですよね
 
なんと2007年の実際の警察襲撃の時に逮捕された少数民族の指導者タメ・イティが本人役で出演していたんですね
監督もマオリ族の血を引いてる人だとか
 
2022年製作、ニュージーランド映画
テアレパ・カヒ脚本・監督作品
出演:クリフ・カーティス、ジェイ・ライアン、マヌー・ベネット、タメ・イティ、シモーヌ・ケッセル、リア・テ・ウイラ・パキ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

2024-01-03 05:05:48 | 洋画
あれ!?インディ・ジョーンズってパラマウント映画だったよね
第一作の時のパラマウント映画のロゴのお山がそのまんま実写の山に変わりいきなり映画が始まるとこにすごく感動したのを覚えてる
ってことでなんで今作も一応パラマウント映画配給なのにディズニー映画なのって思ったら
本元のルーカスフィルムがウォルト・ディズニー・カンパニーに買収されてからの製作映画だったのね
もうハリウッドはディズニーとチャイナマネーでしか映画は撮れないのかなぁ
ってことでこれまた日本ではレンタル店に並ばんし
で一応このシリーズ前作4本持ってるってのもあって躊躇なくセル版購入しましてのお正月鑑賞に
 
やっぱあのインディのメロディにはワクワクさせられますが
今やハリソン・フォードも傘寿を迎えられてるご老人
ったらなんと若い40年前のインディが終戦間際の時代設定で登場でしたか
そうなんですよねAIの技術で何歳の頃の誰々になって動きから音声まで複製できる時代になってしもうて
それでまずは戦時中からのつながりで若きAIによるハリソン・フォードを見せてくれてちゃんとアクションまで複製できるとはねぇ
 
で時代が流れて日本で言えば昭和になるのかな大学を定年退職のジョーンズ博士
これはそのまんまご本人が齢80歳の現状出演でしたから、アクションシーンのほとんどはおっかっけっこ
いまではカーチェイスとかなんですが馬とかバイクとか車とかでの追っかけシーンの数々を見てて
そうなんだ映画の原点って、そしてインディシリーズの原点もこの追っかけっこだったんだって・・・
でも今作の監督さんはルーカスではないんだよね
 
それでもしっかりカレン・アレンさんまでラストに登場させてくれてたのには感謝
っていうか彼女の方がお若いのにハリソン・フォードの方が若く見えるってのも
いや老いるっていうのはある意味残酷ではあるのもカレン・アレンさんは見せつけてくれていましたが
多分に現在のハリソンのアクション部分で顔アップだけで後はボディダブルだよなって見ていたのは意地悪なのかなぁ
 
悪の御大にマッツ・ミケルセンを持ってきたのはセオリー通りでしたが
ヒロインもっと魅力的な女優さんいなかったのかなぁ
まぁヒーローがヒロインと結ばれるちゅうような作品ではないもののもうちょっとねぇ・・・ってもそう思ったのは私だけ?
そしてやっぱ尺が長いよせめて2時間あたりでしょう、もうお年だし
まさかアルキメデスまで出てくるとは
最終回だからこの紀元前の時代にインディとどまるんかいって思わせといてのカレン・アレンさんでしたねぇ
 
まぁちょっとした流れでのムチシーンも見れたし
バンディラスの出番少なすぎだしさらに水中シーンだし
 
2023年製作、アメリカ映画
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ジェームズ・マンゴールド監督作品
出演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイヴィス、トビー・ジョーンズ、ボイド・ホルブルック、イーサン・イシドール、ショーネット・レネー・ウィルソン、トーマス・クレッチマン、オリヴィエ・リヒタース、カレン・アレン、マッツ・ミケルセン
コメント (2)
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