父親的生活

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

少子化に挑む

2005-01-06 13:43:38 | 出産・育児
「少子化に挑む」というタイトルで日経新聞で少子化問題への特集がされています。
今回は第5回です。

時を同じくして毎日新聞さんでも同じ様な特集が為されているようですね。
(terning pointさんの記事を参照)

両方を読んで面白かったのは、毎日新聞さんは「女性と、生き方と、社会のかかわり」が結構大きなテーマですね。女性にとっての仕事は、いまや大きな生き方の一つで、それは単なる収入だけではなく「社会とのつながり」としてとらえられているあたりが非常に興味深かったです。
方や日経新聞、今回の記事は数字が多く出ていました(さすが日経)。

例えば、出産費用を40万円と仮定し、昨年生まれた110万人全員を国が負担したとすれば、総額は4千4百億円だそうです、この金額は2005年に住宅金融公庫の損失処理に使われる公的資金とほぼ同額なのだそうです。又全員に百万円の祝い金を出したとすれば1兆1千億円、これは道路公団による年間の道路建設、維持費用と同額なのだそうです。又、小学校入学前の子どもは690万人いて、一人月5万円の育児給付をすれば年間4兆1千億円、44兆円ある公的年金給付金の10%に満たないそうです。このあたり、日経らしくて面白かったです。

そして今回すごいなぁと思ったのはその記事中の文章
「未来への投資と負の遺産の処理とでは重みが違うだろう」 
「子どもが増えなければ道路を使う人も増えない」 案外過激ですね。

思わず頷いたのは
「お金だけで子どもは増えるわけではないが、日本は子どもに投資する姿勢に乏しい。(中略) 子どもに囲まれて暮らしたい。そんな気持ちを忖度する度量をもつ時だ」という最後の行。

子育てはやってみないと素晴らしさってなかなかわかりませんよね。そして感じ方も人それぞれ、このあたりは、実際父親、母親である皆さんがまさにそう感じていらっしゃるのだと思うのです。
天晴れ、日経新聞ですね。ここまでズバリと書いてくれて気持ちがすっきりしました。
記事に興味のある方は新聞を捜して見てください、今日の1面です。

私も子どもが生まれるまでは、こんなに自分が変化するなんて思っていなかった方ですから。
最初の一人目を作る勇気がなかなか出なくて、結婚しても夫婦二人と言う方、結婚自体をためらっている方って結構多いと思いますよね。
そんな子育ての楽しさが、少しでも伝わればと、年始らしく改めて誓うseuratでした。