続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

マグリット『炎の帰還』

2017-09-13 06:35:33 | 美術ノート

 『炎の帰還』

 仮面を被った山高帽の男が巨大化し、街を踏むようにして現出。街も空も真っ赤に燃えている、男は踏むという重力を持たないような軽さ…否、縮小された仮想の街なのかもしれない。

 男は頬杖をついて何かを見つめており、片方の手には一輪の薔薇が・・・。

 バラは美の象徴であり、花言葉は《愛情》である。
 世界中を見渡しても、あなたほどの美はなく、やっぱりあなたを愛している。

『わたくしの情熱、総てをかけてあなたを愛しています』
 というマグリットの妻への告白ではないか。(元の絵を借用して描かれた本物の告白)


(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)


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