霜の葉やふところに秘む熱の指
霜葉紅於二月花・・・霜の葉は紅く美しい。命の終わり、続きはなく朽ちていくだけ。人に踏まれ風に吹き寄せられる霜の葉の定め。けれども、その紅さ、情念は燃え落ちることなく残っている。
景色は霜が降りるほどの寒さであるが、夜の記憶の指はまだ冷めえない。
胸の奥底、消すことのできない烈火の指、その感触がまだ熱く騒いでいる。
恋の秘め事の隠微、霜の葉はかくも美しく明日の定めを知らない。
霜の葉やふところに秘む熱の指
霜葉紅於二月花・・・霜の葉は紅く美しい。命の終わり、続きはなく朽ちていくだけ。人に踏まれ風に吹き寄せられる霜の葉の定め。けれども、その紅さ、情念は燃え落ちることなく残っている。
景色は霜が降りるほどの寒さであるが、夜の記憶の指はまだ冷めえない。
胸の奥底、消すことのできない烈火の指、その感触がまだ熱く騒いでいる。
恋の秘め事の隠微、霜の葉はかくも美しく明日の定めを知らない。