続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

地球科学入門⑤

2015-02-15 07:01:45 | 博物館講座
【柴田先生の授業】

「断層とは割れ目、地層のズレのことをいいます。逆断層・正断層・横ズレ断層など、《押す力》と《引っぱる力》の作用によってできるもので、今後も動く可能性のあるものが活断層です。(三浦半島の断層は右横ズレ断層)
 日本は2000万年前大陸から離れ日本海が出来たと推測されます。構造線(帯)とは地層群の境界線を言います。たとえば中央構造線/糸魚川静岡構造線などは衛星写真で見ると明らかに一本の線(帯状)になっていることが分かります。そして、伊豆半島が日本列島にぶつかったことで中央構造線がハの字形に曲げられました。

『褶曲』とは波曲状の変形構造(背斜・向斜)のことで、断層運動に伴って出来るものと変形しやすさが異なる層の褶曲があります。流水/海底の地すべりによって水平なものが変形します。
 ニ谷町の漣痕/波調層や海外町のスランプ構造/背斜上構造(海底の地すべり面が、下からと左からの圧力によって撓んだもの)などが見られます。

『火山』とはマグマが地表に出るところをいい、岩石の溶融体(900~1200℃)玄武岩~安山岩・流紋岩など、マグマが固まった物を火成岩といいます。火山の分布は海嶺(例:大西洋中央海嶺)・島孤(例:日本)
 マグマの出来方には、地温上昇(ホットスポット)、マントル物質の上昇(海嶺)水が加わる(島孤)があります。
 ホットスポットとは地球の中で温度が高い場所のことで、ハワイ/太平洋の真ん中やアフリカなど温かい部分が地表に湧き出してくるところです。(常にマグマを供給するような所)
 また、冷たい部分が落ち込んで行くところとしては、中国やアジア大陸などがあります。

 マグマだまり(地下5~10km)で冷却され、結晶化(結晶分化作用)によって出来るものを深成岩といいます。
 マグマの化学組織が変化したものは、玄武岩質ですが、安山岩・流紋岩質など、溶けたり固まったりしていろいろな種類の岩石になります。(均一に溶けず、濃いものから溶けます)

 火山体としては、溶岩ドーム(昭和新山)カルデラ(箱根)スコリア丘(大室山/伊東)などがあります。
 なお成層火山としては富士山があり、溶岩台地(アイスランド)楯状火山にはキラウエア(ハワイ)などがあります。


 火山国でありながら、火山を遠く他人事のように眺めていたわたし・・・。
「よく注意しましょうね」って先生。何をどうすればいいの? 活動している(燃えている)地球の上に暮らしているなんて話は聞かなかったことにしたい。

『冬のスケッチ』26。

2015-02-15 06:50:56 | 宮沢賢治
   和賀川のあさぎの波と
   天末のしろびかり
   緑青の東の丘をわれは見たり


☆話の化(形、性質を変えて別のものになる)として千(多く)は破(形を崩す)。
 転(ひっくりかえる)末(結果)を録(文字に書き記し)、章(文章)に套われたものを究(つきつめる)と現れてくる。

『城』1880。

2015-02-15 06:29:00 | カフカ覚書
測量師の地位のことでブルーンスヴィックと話をしたいというKの申し出に、ハンスは同意した。もちろん、彼が同意したのは、それによって母を父から守ってやれるからにほかならなかったし、おまけに、それもいわば最後の手段で、まずそういう必要は起こらないとおもえたからである。


☆測量師(土地がないことに気付いた人)の立場のことでブルーンスヴィック(種族を包むもの)と話をしたいという申し出に、ハンス(国/団体)は同意した。もちろん彼が同意したのは、それによって母を父から守ってやれるからである。ただ死の危急(切迫)において、礼儀正しく歩み寄ることはないと思えた。