続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

不意に眠る。

2012-12-05 06:25:49 | 日常
 不意に倒れるようにして眠ってしまう。午後二時・・・昼食も片付けも終え、さて(これから)というときに力尽きたというようにバッタリ炬燵に入ったまま身体をくの字にして爆睡・・・毎晩よく眠っているのに、春でもないのに・・・どうして?
 もうこの世の終わりという感じ、何もかも投げ出す気分で眼を閉じてしまった昨日のわたし。


 ああ、こんな風にあの世に逝けたらどんなに楽で幸せだろうと思う。
 生老病死・・・老いはすでに迎えているけれど、病は何とか避けたい。けれど何らかの疾患によって人は死ぬのであれば、病は避けがたくわたしを待ちうけているに違いない。

 身体の劣化・・・明かに承知している部位もある。ただ死に至る因には少しばかり遠いので我慢を強いられている。そういう箇所が徐々に増え、生きようとする気持ちをつぶしていくのだろうか。

「白露や 死んでいく日も 帯しめて」(三橋鷹女)

 ここまでキリリとした生き方はできないかもしれない。それでも、不意に眠るように西にあるという国へ行きたい。

 どんな意気地なしでも、最後の一歩だけは自分の足で逝くというあの世。
 あと少し・・・頑張って早く行ってみたいな・・・よその国。

『洞熊学校を卒業した三人』25。

2012-12-05 06:17:36 | 宮沢賢治
「小しゃくなことを。」と蜘蛛はたゝ一息に、かげろふを食ひ殺してしまひました。そしてしばらくそらを向いて、腹をこすってからちょっと眼をぱちぱちさせて
「小しゃくなことを言ふまいぞ。」とふざけたやうに歌ひながら又糸をはきました。

☆傷ついた千(たくさん)の衆(人々)が逸(かくれていること)を惻(悲しむ)自記である。
 説(はなし)の考えは、複(重なって)現われる。
 消えては現われる化(形、性質を変えて別のものになる)の有(ありよう)を、試みる。

『城』1115。

2012-12-05 06:04:24 | カフカ覚書
「なるほどね。あの人には泣かされます和。わたしがあなたにここにいてもらいたくないとおもっていたときには、あなたをここに引きとめてしまうし、今こうしてあなたにいていただいてありがたいとおもっているのに、こんどはあなたを追いだそうとする。あの人のすることといったら、いつもこんな具合なんですの」

 なるほどね/Dasglaube→Das Glaube/その、信仰。
 泣かされる/geschlagen///schlagen/決闘する。
 追いだす/treibt・・・漂流する。
 去る/fort→Fort/砦。

☆その信仰、と、お内儀(監視、親衛隊)は言った。あの人(監視)とは決闘をします。わたしがあなたにここにいてもらいたくないときには引きとめてしまうし、いまこうしてあなたにいてもらい具合がいいとおもっているのに、こんどはあなたを砦に漂流させようとしている。いつもこんな具合です。