続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

蝉の鳴く。

2012-08-04 06:25:31 | 日常
 蝉の鳴き声が朝からすごい!ミーンミーンと絶え間なく続く・・・あんなに小さな体のどこにあんなに大きな鳴き声が出るのだろう。
 わずか3日の命と聞いている。
 6年も地面の下で眠り、やっと地上に出ての3日間を鳴き通す。かなり不条理な話。


 人も不条理を生きている。思い違い、いざこざ、落胆、驚喜・・・もみくちゃにされながらも、何とか生きる姿勢を補正しながら暮らしている。

 ひたすら鳴き続けることで終えていく蝉のストレートな生き様はこの世に何も残さず潔くさえある。

 懸命に生き、死んでいく。このシンプルさは、迷い多き人を諭していると思うのは考えすぎだろうか。

 3日の儚さ・・・人は年月を重ねて苦悩している。『波阿弥陀仏』と唱えれば救われるという教えは蝉が鳴きとおす無心に通じているのかもしれない。

『風の又三郎』401。

2012-08-04 06:10:20 | 宮沢賢治
そこに取りついてゐれば、鬼は押へることができないといふのでした。それから、はさみ無しの一人まけかちでじゃんけんをしました。

 取りはシュと読んで、趣。
 鬼はキと読んで、記。
 押へるはオウと読んで、往。
 無しはムと読んで、無。
 一人はイツ・ジンと読んで、逸、神。

☆趣(ねらい)を記すと、往(死んだのち)は、無(存在しない)で、逸(かくれている)神になる。

『城』903。

2012-08-04 05:54:40 | カフカ覚書
第二は、わたしという人間、現実に存在している人間の事です。このわたしという人間は、役所の外部にいて、役所から不利益な処分を暗いかけているが、それがあまりにもばかげた処分なので相変わらず危険の重大さをほんとうに信じかねています。

 第二に/zwitens→zwangen/圧しつける、強行する。
 Ernst→arrest/禁錮。
 役所/Amt→ente/虚報。

☆圧しつけは現実にわたしという人間に対してです。わたしは虚報の外にいて虚報から不利益な処分にさらされかけているが、それがあいかわらず禁錮の危険があるので信じかねています。