ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

200924 浦和アトレの植栽 他

2020年09月24日 | 植物・園芸など
通院のため一駅歩きました
浦和駅西口北側の植栽が興味深い おしゃれだなと思う植栽の1つ
ハーブやユーカリ、オーストラリアの植物らしき『洋風?』のいろんな樹木が混在しながらも調和を持って植えられている。季節をかえて通るたびに見慣れない花が咲いていて植物園みたいだ
植物名が書いてあったらいいのに・・・残念・・・でも調べる楽しみがあるって思うことにしよう
 

宿題
一瞬、ウミシダを連想しました
ヤマモガシ科 バンクシア属  
または ドリアンドラ属の何かと思われる

葉は前者と違って針葉樹みたいだけれど
おそらくこれもヤマモガシ科 バンクシア属 の何かと思われる
 
ヤマモガシ科のGrevilleaグレヴィレア(シノブノキ)属の仲間と思われる
 

ヤマモガシ科のGrevilleaグレヴィレア(シノブノキ)属の仲間と思われる
Grevillea robusta G.ロブスタ 和名シノブノキ に近いと思われる


ミツバハマゴウ
Vitex trifolia L.
ウイテクス
シソ科(旧クマツヅラ科)



北入口のシンボルツリーはオリーブ
 
アトレから北へ歩いた歩道の街路樹の元には・・・
コンロンカ アカネ科 コンロンカ属
Mussaenda parviflora Miq. 
ムッサエンダ パルウィフロラ
黄色いのが花で、白いのは萼片
安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:294
 
いつも参考にしている日本花名鑑④の属名解説を見てみると
Banksiaバンクシア属 37頁
73種からなるとされる常緑の低木または高木
1種がニューギニア、72種がオーストラリア固有
小さな花が多数穂状に集合して球-円柱状の花序を作る
雄しべの花糸が4裂する花被に合生し葯だけが花被の先につき、
花序全体がブラシ状を呈する
英名のAustralian honeysuckleが示すように多量の密を出す
日当たりを好み水はけのよい環境に生育するが
湿地や石灰岩地に耐える種もあり、
更新を山火事に依存する種もあるなど生態的に興味深い
・・・う~ん興味深い
 
Grevillea グレヴィレア属 シノブノキ属 188頁
261種からなる常緑低木または高木
254種がオーストラリア固有少数がスラウェシ、ニューギニア、ニューカレドニア、ヴァヌアツ
葉は互生ししばしば深裂
花は頂生、2個ずつ密につく総状花序をつくる
4数性だが花弁を欠き、筒状に合生し高不意から雌しべが長く突出する。
密を大量に出し、雌しべ先熟花
属名は英国王立園芸協会創設者Grevilleを記念したもの
 
Acacia アカシア属 マメ科 4頁
1200種からなり、オーストラリアに900種が自生し、wattlesと総称される、托葉に由来する刺のある低木または高木。葉は互生し、2回羽状複葉。花は普通黄色まれに白色で、球状または穂状の頭状花序につき、さらに花序が総状や円錐状に集まって複合花序を形成する。花弁は普通4~5小あるが、目立つのは多数の長い雄しべ。ゴールデン・ワトルはオーストラリアの国花。
 
Eucalyptus エウカリプツス ユーカリノキ属 フトモモ科 154頁
600種以上が認められ、一部がマレーシアにあるほかほとんどがオーストラリアに分布する成長の早い常緑樹。幼葉は無柄で対生し、成葉は有柄で互生する。
 
Anigozanthos アニゴザントス属 ハエモドルム科 21頁
オーストラリア南西部に分布する12種からなる常緑または半常緑性の多年草。葉は線状披針形-帯状。花被の内外綿は毛が密生し、花の形をカンガルーの前足になぞらえてkangaroo pawと総称する。
 
・・・う~ん興味深い
 
一方こちらは南アフリカ
Protea プロテア属 ヤマモガシ科 353頁
約100種からなる常緑低木または小高木 69種がケープ南西部に固有
葉は互生、ほぼ全縁。花は無柄で小さいが多数が頭状に集まって大型の花序をつくり、花序を囲む多数の総苞が着色して鑑賞性に富む。
 
Leucospermum レウコスペルムム属 ヤマモガシ科 262頁
ケープ南西部ジンバブエに分布する46種からなる常緑小高木または低木ときに這性。葉は硬質で互生し、形態は多様。花は4数性で開花すると萼が2片(1萼片と合生3萼片)に裂けて長い雄蕊が飛び出し、花序全体では針山状になる。
 
・・・う~ん興味深い
 
オーストラリアの植物からホンの少し代表的な属を書き写した。ほかにもオーストラリアの植物が入ってきているのだけれど、調べて見るとオーストラリア系とケープ系が頭の中でごっちゃになっていた。
 

参考: ①安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社による(頁数を記しました) 

オーストラリアの花と植物

③学名はどれも YList植物和名‐学名インデックスによる


200921 芝川で

2020年09月21日 | 植物・園芸など
 

イタドリ タデ科 ソバカズラ属
Fallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr. var. japonica
花の色がやや赤みがかっているけれど、イタドリでいいのか・・・宿題
 
蓼食う虫も好き好きというけれど、この葉虫食いの跡がたくさん
 


キバナコスモスと思われる

キバナコスモス キク科
Cosmos sulphureus Cav.
帰化植物
 


ヒガンバナ
ヒガンバナ科 ヒガンバナ(リコリス)属
Lycoris radiata (L'Hér.) Herb.
シロバナヒガンバナ(白花)やショウキラン(黄花)があり
他にオレンジ色やピンク色、紫色のリコリス属の園芸品種は意外に多い
 
 

ジュズダマ

ジュズダマ イネ科 ジュズダマ属
Coix lacryma-jobi L.
 


大型のカヤツリグサの仲間

同じくカヤツリグサの仲間・・・先ほどの写真と同じかも

イネ科の仲間の何か
 

イネ科の仲間の何かの花 セイバンモロコシ?
雄しべの葯が見える
川岸に多くのアシ(ヨシ)がはえていますが、
陸上部に繁茂しているのこのイネ科の何かは別のもののようです


ツユクサ ツユクサ科 ツユクサ属
Commelina communis L.
 





ミントの仲間
雑草化して旺盛に伸びている
葉に触れると強いミントの香りがする・・・種類はわからない
 




葉柄が長く少し赤みがかっている
新芝川河岸に生えていて、サイクリングロードから遠い・・・もっと近寄って見たいなぁ
アカメガシワと思われる・・・宿題
アカメガシワの葉、全縁だったり浅く3裂したりする
カクレミノやクワ、ヒイラギなどもいろんな葉がある
こういうのを検索図鑑で見ていくと、正解にたどれなくて苦労する
複葉の小葉を葉とみてしまうとこれまた、検索がたどれなくなる
便利なようでコツがいる検索
 
アカメガシワ トウダイグサ科
Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.
雌雄異株。枝先に長さ7〜20cmの円錐花序を出す
 
 

キク科の仲間
ノコンギク?

ホトトギスの仲間
 

キンエノコロ イネ科
Setaria pumila (Poir.) Roem. et Schult.


アキノエノコログサ?
Setaria faberi R.A.W.Herrm.

エノコログサ? イネ科
Setaria viridis (L.) P.Beauv. 広義
 


今日おそらく本来の植栽で一番多く咲いていたのがこのアベリア
アベリアはツクバネウツギ属の属名
 
ハナゾノツクバネウツギ スイカズラ科 ツクバネウツギ属
Abelia x grandiflora (Rovelli ex André) Rehder
Abelia chinensisとA.unifloraの交雑種で広く栽培されている 
アベリア グランディフロラ
これにはさらに葉に変異のある園芸品種がいくつもある
参考:安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:1
 


キク科の何か・・・アラゲハンゴウそう?・・・宿題
キクイモの仲間?


コゴメイ イグサ科
Juncus decipiens (Buchenau) Nakai
と思われる
花序が長いので コゴメイもしくはホソイかもしれない・・・茎を裂いたらわかると後で判明
コゴメイ イグサ科
Juncus polyanthemus Buchenau 帰化植物
茎を裂いたら髄がはしご状とのこと、こんどは裂いてみよう
ホソイ イグサ科
Juncus setchuensis Buchenau
 
 
イグサって、茎や葉の構造がどうなっているのだろうか
花より上は、苞が伸びたものだ・・・という説明があった
・・・う~ん不思議な植物だな
 
今日は午後の短時間の散歩でお菓子工場のアウトレットを訪ねる道すがら
多くの植物を見たけれど、ざっと科名属名まではわかっても
同定までたどり着かない植物ばかりだった
 
また、歩いてみよう
それから、すこし片付けて、図鑑を掘り出して見てみよう
 

参考:学名はどれも YList植物和名‐学名インデックスによる


200921 ひっつき虫 旧芝川で

2020年09月21日 | 植物・園芸など
つる植物はツツジやアジサイの上を植栽を覆っていましたが
もう、この植物を除草しなかったらそこがどんなだったかわかんないってほどの量で
繁茂していたのは、その実を見ると
オナモミ ・・・宿題
在来のオナモミなのか帰化植物のオオオナモミなのかわからない
 
オオオナモミ キク科 オナモミ属 帰化植物
Xanthium orientale L. subsp. orientale
草丈0.5~2 m。果実(果苞)の長さが2~2.5 cmと大きくて表面に毛が少ないく、棘が3~6㎜。熟して褐色になる。葉に短い鋸歯があるが尖らない
 
オナモミ キク科 オナモミ属
Xanthium strumarium L. subsp. sibiricum (Patrin ex Widder) Greuter
草丈0.2~1m内外。果実の長さが0.9 ~1.8 cm、棘が2~3㎜で、表面に毛が多く、やがて灰緑色になる。葉には鋸歯があり先端は尖る。

三崎の海岸の砂地に実が茶色くなる(今考えればあれはオオオナモミ)のが生えていた
学生さんがその実を取って、小さな100均のクリスマスツリーに松ぼっくりに見た手てその実をつけて飾っていた
 
実が毛や服に引っ付くのでひっつき虫

花序の先端の今茶色になっているのが雄花
下の雌花はもう実になっている
 
オオオナモミは要注意外来生物指定
オナモミは2007年第3次レッドリスト
旧芝川に繁茂する写真はどっちなんだろうか
草丈は低く、棘の長さは2~3㎜、葉の鋸歯はやや尖っている、今は珍しくなってという在来のオナモミだと思うのだけれど、これが、除草されなかったら、実の変化を見てみよう。灰緑色なら在来のオナモミ、褐色になったら帰化植物のオオオナモミに決まり。
また歩いてみよう
 
参考: 国立環境研究所侵入生物データベースオオオナモミの頁はこちら → https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80660.html
 
ウィキペディア オナモミの頁はこちら → https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%A2%E3%83%9F
 


コセンダングサ
キク科 センダングサ属
Bidens pilosa L. var. pilosa
ビデンス
帰化植物
筒状花だけであり、アメリカセンダングサのような葉のように目立つ総苞がない
こちらはわずかに白い舌状花がある
コシロノセンダングサのようにはっきり白い舌状花があるわけではない
アイノコセンダングサかもしれない(コセンダングサ×コシロノセンダングサ)
(ネット検索ですませて図鑑を開かない自分に後ろめたさを覚えてきた)
 
果実(痩果)に2~4本の芒(刺)があり、芒には下向きの小さな刺がある
これも引っ付き虫
 
コシロノセンダングサ キク科 帰化植物
Bidens pilosa L. var. minor (Blume) Sherff
 
参考: 松江の花図鑑・センダングサに似た仲間の頁はこちら → https://matsue-hana.com/yasou/kubetu/sendangusa.html
 
シロチョウの種名はわからない
参考: 庭のチョウの頁はこちら → https://butterfly-garden.jp/doc/butterfly.php


イノコヅチ ヒユ科 イノコヅチ属
針状の小胞がどうぶつの身体などにくっつく、ひっつき虫
ヒナタイノコヅチ と ヒカゲイコズチ がある、これはどっち?・・・と思って
帰って植物和名-学名インデックスで検索したら、
イノコヅチの別名がヒカゲイノコヅチ、イノコズチ・・・とあった
ヒカゲノ・・・ヒナタノ・・・と「ノ」が入って覚えていたのは間違いだった
 
イノコヅチ ヒユ科
Achyranthes bidentata Blume var. japonica Miq.
別名:ヒカゲイノコヅチ、イノコズチ
普通に見られる。毛が少なく、小苞の基部に半透明の白い付属物は長さ1㎜。
 
ヒナタイノコヅチ ヒユ科
Achyranthes bidentata Blume var. fauriei (H.Lév. et Vaniot)
葉の両面に毛がある。小苞の基部の付属体が0.3〜0.5mm
 
これはどっち?
 
今日たくさんであった旧芝川の植物のうち、
動物散布のこれら3種は動物散布のひっつき虫
ざっくりと名前がわかるけど、種の同定までは難しかった・・・宿題
また歩いてみよう