付属中学の卒業花の片付けに駅への道すがら冬芽と花を探してゆく

アカシデと思われる。樹皮は縦筋がはいり外周がうねることが多い

雄花序が伸びている、雌花序はまだ。以上医療モールの庭
次の写真は帰りのアートパークのアカシデ、あたらしくラベルが付いていた

見上げると、全体が赤い、なるほどアカシデ

雌花序も伸びてきた。葉が展開して花序の苞がよく見えない
アカシデ 別名コシデ,シデノキ,ソロノキ,コソロ
Carpinus laxiflora (Siebold et Zucc.) Blume
カルピヌス ラクシフロラ
カバノキ科 クマシデ属
枝は無毛でイヌシデより赤い
♂: 雄花序は黄褐色、長さ4〜5cm、前年枝から垂れ下がる
苞は広卵形で紅色を帯び、先端は鋭くとがり、ふちに軟毛がはえる
雄花は苞に1個ずつつき、雄しべは8個で葯の先は紅色を帯び、軟毛が生える
♀: 雌花序は本年枝や短枝の先端に上向きにつくか、または垂れ下がり、 苞は卵状披針形
雌花は苞に1個ずつつく

イヌシデ、幹は平滑で縦筋が目立つ

こうやって見ると前者の雄花序は赤い、ビルの北側、イヌシデは淡黄緑

東側の木、枝の先端に雌花序が伸びてきた
イヌシデ 別名シロシデ,ソネ
Carpinus tschonoskii Maxim.
カルピヌス チョウノスキー
カバノキ科 クマシデ属
・・・・・ここまで医療モールの庭
次はアートパークのイヌシデ

♂: 雄花序は黄褐色で長さ5〜8cm、前年枝から垂れ下がる
雄花は苞の下に1個ずつつくき、苞は卵状円形で、ふちには毛がある
雄花には雄しべが数個つき、葯の先にひげ状の長い毛
♀: 雌花序は本年枝の先端や短枝のわきから垂れ下がる
苞は広卵形で、雌花が2個ずつつき、花柱は紅色で先端は2裂する
アカシデ、イヌシデともに
参考: 冬芽ハンドブックp.16 松江の花図鑑「アカシデ」 松江の花図鑑「イヌシデ」
片づけを終えて、午後の予定まで少し時間があるので西口リリアパークからアートパークを経由してストアーによって帰ることにする
リリアパークで、ラベルはシモクレン

シモクレンは花びらが細長く半開するので、これは園芸品種なのか?

リリアパークで、ラベルはシモクレン

シモクレンは花びらが細長く半開するので、これは園芸品種なのか?
ハクモクレンの白と、遠目で見ても華やいで見える
たくさんの人で芝生はにぎわっていました
ソメイヨシノは満開

やっぱりソメイヨシノは青空
あらためてカツラの並木を見にアートパークへ行く。カツラは雌雄異株

バナナのような昨年の袋果の殻があるので雌の木

バナナのような昨年の袋果の殻があるので雌の木
葉が展開する前に開花し、花弁も萼もない花の基部は数個の膜質の苞で包まれる
柱頭が紅紫色の雌しべが3〜5個

・・・これも雌花?
♂雄花なら葯は紅紫色で長さ約5mm、長い花糸でぶら下がる
追記: この頁の上の方、医療モールの樹がカツラの雄株でした
参考: 松江の花図鑑

アメリカハナノキは2枚の翼がわかるようになってきた

木全体が紅色に見える

雄花と両性花は来年の宿題
アメリカハナノキ 別名アカカエデ、ベニカエデ紅楓
Acer rubrum L.
アケル ルブルム
日本花名鑑には6品種載っていました
アートパークのアメリカハナノキはどれなんだろう
参考: 日本花名鑑④p.9

コナラに葉の展開と同時に花序が下がっていた、梢が高くてよくわからないが、見えているのは雄花序のようです
コナラは雌雄同株
♂: 雄花序は長さ2〜6cmで新枝の下部から多数垂れ下がる
雄花の花被は直径1.5mm、5〜7裂し外側に軟毛が密生し、雄しべは4〜6個
♀: 雌花序は短く、新枝の上部の葉腋から出て、小さな雌花が数個つく
雌花は軟毛が密生した総苞に包まれ、柱頭3個
果実は長さ1.6〜2.2cmの長楕円形の堅果で年内に熟す
コナラ小楢 別名ハハソ
Quercus serrata Murray
クエルクス セラタ
ブナ科 コナラ属
落葉広葉樹。里山を構成する代表的樹種の一つ。薪炭材、しいたけ栽培のほた木。
参考: 日本花名鑑④p.373 松江の花図鑑
参考: 日本花名鑑④p.373 松江の花図鑑
アンギョウカンザクラはすっかり葉桜になり、ヤマザクラが咲いていました

花は白くて赤い若葉と同時に咲く

萼片は細長くすらりとして、萼筒は細い筒状の釣鐘状
ヤマザクラ山桜
Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
ケラスス ヤマサクラ
バラ科 サクラ属
江戸時代、飛鳥山に吉宗が植えたのはこのヤマザクラだったそうだ

マンションの駐車場入り口にひっそりと咲いていたシンピジウム
ラベルがありました
Cymbidium Melody Fair`Catherine Monroe'
メロディフェアキャサリンモンロー
日本花名鑑p.119には同じメロディフェアの‘マリリンモンロー’(淡朱色)が載っていました

まだまだビオラが元気です
また歩いてみよう
