ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

190407 ゆうがお通り周辺のサクラ

2019年04月07日 | 植物・園芸など

木を知ろう森を知ろう会の観察会3/30・31には参加できなかったので
1週間遅れですが、一人で歩いてみました

スタートは中学校前 満開です 期待が膨らみます


橋から 
川の東側の歩道は2列に植えられたソメイヨシノのトンネルの中を歩くようです
西側は川に大きく垂れさがるように育ち、見ごたえがあります


ソメイヨシノだけでなく、白いのはオオシマザクラです
この辺りで、17種のサクラが見られます


同じような写真ですが、あまりにきれいなので、川に降りて見ました
向こうに見えるのは調整池


池の周辺は、かつては芝桜が見事でしたが、現在は無く、ユキヤナギとのツーショットで、池の周りの広場を見渡しました
雨の後は、ここに周辺の雨水が流れ込み一面が水面下に沈みます


これは、枝垂れ桜越しに見た調整池
冬にはカモ類やコハクチョウが飛来します
今は、カルガモとガチョウが残っています

いただいた資料から ゆうがお通り周辺で見られる17種のサクラのリストを転載します
栃木県に自生する7種
 ①エドヒガン ・・・ 早咲き ガク筒は壺型 巨木 
 ②カスミザクラ(ケヤマザクラ) ・・・遅咲き 白い花と緑の葉が同時
 ③ヤマザクラ ・・・ 白い花と赤褐色の葉が同時
 ④オオヤマザクラ(エゾヤマザクラ) ・・・ ヤマザクラより遅い 赤みの強い葉と紅色~淡紅色の花が同時 北海道の標本木  
 ⑤チョウジザクラ ・・・ 日本固有種 葉の両面に毛が多い 白花は葉と同時 ガク筒長く花弁短く横から見ると丁字 
 ⑥ミヤマザクラ ・・・ 5~6月に開花 葉が展開した後にくぼみのない花弁が開花
 ⑦タカネザクラ(ミネザクラ) ・・・ 花は白~淡紅色・小型  
分布の標高が高い方から並べると
タカネザクラ→ミヤマザクラ→オオヤマザクラ→カスミザクラ→チョウジザクラ→ヤマザクラ→エドヒガン
 
県内には自生していない3種
⑧マメザクラ ・・・ 白~淡紅色の小さい花は下を向く 
⑨オオシマザクラ ・・・ 白い大きい花と緑~茶色の若葉が同時 葉を桜餅に利用
⑩カンヒザクラ(寒緋桜) ・・・ 沖縄の標本木 緋色の鐘型の花が下向きに咲き、ガク筒についたまま落下
 
他7種
⑪カワヅザクラ(河津桜) ・・・ 早咲き 葉より先に淡紅紫色の花が咲く 
⑫ソメイヨシノ ・・・ エドヒガンとオオシマザクラの雑種 葉が出る前に開花
⑬シダレザクラ(平安後期からイトザクラとして知られる) ・・・ エドヒガンと同じ特徴 
⑭カンザン ・・・ 八重 濃紅色
⑮ウコン ・・・ 八重 黄緑色
⑯フゲンゾウ ・・・ 八重 淡紅色
⑰ヒヨドリザクラ(鵯桜) ・・・ 濃紅色の花弁非常に多い 

 

日本の自生種については・・・

*2016年にヨシノザクラが発見されて自生するサクラの新種とされた

*カンヒザクラは自生種ではなく栽培種だとする考えもある

参考

*ゆうがお通り周辺のサクラ 木を知ろう森を知ろう会 2019年 
*サクラハンドブック