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セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO

2023年06月03日 | グルメ

母の日に息子がスターバックスのオンラインギフトカードを贈ってくれたので、以前から行きたかった中目黒の STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO に行ってまいりました。

桜並木で知られる目黒川沿いを大橋方面に10分ほど歩いたところにあるこちらの店舗では、ブルーボトルコーヒーのように、コーヒー豆の焙煎から店内で行っています。4階建ての広々とした特別な空間で、コーヒー、ベーカリー、ティ、バー等がゆったりと楽しめます。

オープンしたての頃は長い行列ができると聞いて躊躇していましたが、さすがにそろそろ落ち着いてきたでしょうか。それでも昼は相変わらず混むだろうということで、朝食を食べに行くことにしました。朝7時から開いているので8時頃訪れました。

1階から2階への階段の途中から。1~2階が一部吹抜けとなっていて、一面大きなガラス張りとなっています。目の前が桜並木なので花が咲く頃は見事な眺めとなるでしょうね。瑞々しい青葉も美しかったです。

1~2階の間の壁に、一面コーヒーカップが埋め込まれています。一見規則性がありそうで、よく見ると無秩序というのがおしゃれ。すてきなインスタレーションです。

2~3階の間の壁は、今度は色とりどりのコーヒーのパッケージがレイアウトされています。こちらもロゴとパッケージがそれぞれ個性的ですてきです。

おおざっぱに言うと、1階がコーヒーとベーカリー、2階がティー、3階がバーとなっていて、1~4階のあいている好きな席に着くことができます。私たちは1階でカフェラテとサンドウィッチを買い、3階の席でいただきました。

本日のコーヒが3種類あったので、説明を聞いて適当に2種類選びました。(正確な名前は忘れましたが、コースターにGravitas と Papua とメモ書きがありました。)

大きなクロワッサンにズッキーニやトマト、キャロットなどをはさんだサンドウィッチ。カラフルで目にも美しい。

チャパタにツナとオリーブ、トマトなどをはさんだサンドウィッチ。チャパタのもちっとした生地にボリュームたっぷりのフィリングがよく合います。

気のせいか一般のスタバのお店より、ていねいに淹れられている気がします。バリスタさんの手による美しいフォームミルクの模様にうっとり。

時々細い管を通って、焙煎されたコーヒー豆が補充されてきます。3階ばバーなので、右の壁にウィスキーの樽が装飾として並べてありました。

コッパーの管を店内に巡らせた、コーヒー工場のような楽しい空間です。


T.Y.HARBOR(2023・初夏)

2023年05月27日 | グルメ

だいぶ間が空いてしまいましたが、GWの続きです。この日は天王洲で見たい展覧会が2つあり、アートギャラリーのはしごをしてきました。その前に、運河沿いにあるお気に入りのビアレストラン T.Y.HARBOR でお昼をいただきました。

人気があるお店なので事前に予約しておいた方がベターですが、この日は早めの時間に訪れたので、バーコーナーであれば予約なしにすぐに席に着くことができました。

【過去記事】T.Y.HARBOR (2022-01-12)

ブリュワリー (ビールの醸造所) が併設されているので、天井が高くて広々としています。アメリカンなカジュアルな雰囲気が心地よい。

クラフトビールのおいしいお店ですが、天王洲には車で出かけることが多いので飲めないのが悩ましい。この日はノンアルコールのドリンクから、私は左のブラッドオレンジレモネードをいただきました。

右はシックスブレンデッドジンジャーエール。ハウスメイドのジンジャーエールは、スパイスがぴりりと効いて大人の味わいです。

サンドウィッチを2つオーダーしてシェアしていただきました。こちらは、バターミルククリスピーフライドチキンサンド、デーヴィッドスペシャルソース。併設されたベーカリーのパンがおいしい。チキンも柔らかくてジュ―シィで最高です♪

スパイシーフライドフィッシュタコス、スイートマンゴーサルサとコリアンダー。ボリュームたっぷりでびっくりしました。タコスというと挽肉やチキンであることが多いので、お魚のフライというのが珍しい。

ぴりっとスパイスの効いたタコスに、マンゴーを使ったスイート&スパイシーなサルサが新鮮な味わい。ソースがこぼれないように気をつけながら、がぶりと豪快にいただきました。

空はすっかり初夏の様相でした。時々自家用ボートやクルーザーでやってくるお客様もいらして、リゾート気分が味わえるお気に入りのお店です。


豊洲場外食堂魚金

2023年05月06日 | グルメ

映画を見たのは、久しぶりのららぽーと豊洲。お昼をいただくのに、レストランエリアをうろうろしましたが、ららぽーと豊洲はとにかく広大で、たくさんお店があって迷いました。

最終的に、夫が前に来た時に気になっていたという「ららぽーと3」1階の豊洲場外食堂魚金に入ることにしました。人気のお店で5,6組待っていましたが、ほどなくして席に着くことができました。

こちらのお店は、お魚がおいしくて人気の居酒屋 魚金さんの系列で、以前新橋のお店に連れていってもらったことがありますが、こちらは豊洲という場所柄、お昼はお寿司を中心に、お魚の定食がいただけます。

私は鯛のかぶと煮が気になったのですが、平日のみの提供だそうで、にぎりの10貫セットをいただくことにしました。

ショッピングセンターの中のお寿司屋さんということで正直あまり期待していなかったのですが、まずは見た目の美しさにわ~っと感激しました。寿司下駄が細身の横長で、お寿司が一列に並んでいるのがスタイリッシュです。

ねたもおいしく、しゃりは人肌で量が多すぎず、口に入れた時にほろりと崩れるほどの柔らかさが私好みでした。おしょうゆ皿がありますが、ねたとしゃりに軽く味がついていて、そのままいただけるというのがうれしい。最近のお寿司のトレンドですね。

口に入れるととけるほどに柔らかい茶碗蒸しも、ほっとする味わいでおいしかったです。

こちらは、一番人気の極上海鮮どんぶりです。見た目がよくある海鮮どんぶりとまったく違うので(メニューに写真がついていたとはいえ)とまどいました。ごはんの上にのっているのは、マグロ、サーモン、いか、たこ、いくらなどなど、さまざまな海の幸が10種類くらい

たたきの状態でのっています。見た目はう~ん、という感じなのですが、いただくとさまざまな海の幸が交ざり合って、絶妙なお味のハーモニーとなっています。上のたたきがほぼなくなったところで、右上のお刺身をのせてスタッフに声をかけると

おだしを持ってきてくださいます。おだしをかけて、二度楽しめるどんぶりです。おさしみをのせて、だしをかけていただく食べ方に、愛媛の宇和島鯛めしを思い出しました。


IL PACIOCCONE CASEIFICIO

2023年04月22日 | グルメ

六本木通り沿いにあって、いつも車で前を通るたびに気になっていた南青山のイタリアンレストラン IL PACCIOCCONE CASEIFICIO (イル・パチョッコーネ・カゼイフィーチョ) にお昼を食べに行きました。

いかにもイタリアの街角にありそうな本格的な佇まいが気になっていました。最寄り駅は表参道ですが、この日は六本木ヒルズに車を停めて、うらうらとした陽気の中、六本木通りを歩いて行きました。

外観も目を引きますが、内部もいかにもイタリア食堂といった雰囲気で、厨房ではイタリア語が飛び交っていて、シェフやスタッフたちのイタリア愛が伝わってくるお店でした。

自家製のモッツァレラと生ハムの盛り合わせ。こんなにおいしいモッツァレラをいただいたのははじめてです。よくあるゴムのような食感ではなく、ふわふわにとろけるよう。生ハムも塩気が絶妙で最高においしかったです。

たっぷり有機野菜の具沢山なサラダ。野菜が新鮮でもりもりといただけます。生ハムやゆでたまごが入っているので、適度なボリュームもあって、おいしくいただきました。

手作りのフォカッチャも、思わず手がのびるおいしさでした。

イチジク・ブッラータとゴルゴンゾーラのピッツァ。お好みではちみつをかけていただきます。イチジク&チーズの甘塩っぽさと、ゴルゴンゾーラの風味がやみつきになるおいしさ。途中ではちみつをかけて、味変させていただくと、これまた最高においしい。

生ハムとグリーンピースのクリームソーススパゲティ。ふだんはクリームソースのあまりいただなかいのですが、これはおいしそうな予感が的中しました。春の味わいです。

食後のドルチェは詳細は失念してしまいましたが、私の大好きな焼き菓子でした。上にムースがのっています。

イタリアンコーヒーといっしょにおいしくいただきました。

***

ランチでいただいた自家製モッツァレラがあまりにおいしかったので、お会計の時にモッツァレラも買い求めました。オンラインショップでも購入できるようです。

糖度の高いプチトマトとバジルとあわせて、上からオリーブオイルをたら~り。シンプルにカプレーゼでいただきました。ランチの時にも感動しましたが、ふわとろのモッツァレラがとにかくおいしい。また絶対に買いに行こうと心に決めました。


Trattoria Pietra Bianca

2023年04月15日 | グルメ

ブログで親しくおつきあいくださっているまだ~むさんと、ごみつさんと麹町のイタリア料理レストラン Trattoria Piettra Bianca (トラットリア ピエトラ ビアンカ) でランチをごいっしょしました。

前日に急に決まったのにもかかわらず、まだ~むさんがすてきなお店を見つけて予約してくださいました。ビルの2階、細い階段を上ったところにあるこじんまりとしたお店ですが、イタリアの洞窟を思わせる店内は、温かみがあって落ち着けました。

お店のHPもセンスがよく、写真がきれいですてきですよ。私たちはサラダとパスタ、メインのお料理、飲み物とデザートのあるランチのコースをいただきました。

最初に運ばれてきた自家製?のフォカッチャ。柔らかさと塩分が絶妙でおいしいです。オリーブオイルは3種類。私はエクストラバージンオリーブオイルをディップしながらいただきました。

千葉の農家さん直送 健康野菜のサラダ。私の写真では美しさが今ひとつ伝わらないですが、カラフルでみずみずしくてさっぱりとおいしかったです。

上にのっているのは先入観でスライスオニオンと思ってしまいましたが、紫大根でした。スライサーを使って家でもまねして取り入れてみたい。

ごみつさんが召し上がった魚介のトマトソーススパゲティ。これは絶対に私の好きなパスタに違いないないと思いましたが...

まだ~むさんと私はちょっとめずらしい、ナチュラルビーツペーストのクリームスパゲティにしました。お店のトップページにもあって、ひと目で心惹かれていました。パスタにもビーツが練り込んであってピンク色が美しい。優しいお味でした。

まだ~むさんが召し上がったメインのお料理はチキン。パリパリの皮が魅力的です。マスタードが自家製というのにびっくりです。

ごみつさんと私は、鰆のお料理をいただきました。手前の赤いのはサルサソースですが、辛味を抑えた上品なお味。菜花やからし菜?など、グリーンがわしゃわしゃたくさん添えられているのも私好みでした。

デザートはチョコレートのテリーヌにいちごのムース。いちごのソースが添えられています。イタリアンコーヒーとともにおいしくいただきました。

***

お食事の後は、場所を近くの珈琲店に移して続きのおしゃべりを楽しみました。お二人とも楽しい時間をありがとうございました。


WOLFGANG PUCK PIZZA BAR

2023年04月02日 | グルメ

赤坂 (溜池山王) にあるアークヒルズは、アメリカ大使館が近いこともあって、アメリカ料理のレストランが充実しているのがうれしい。この日は、久しぶりにWOLFGANG PUCK PIZZA BAR (ウルフギャング・パック ピッツァバー) にお昼を食べに行きました。

ウルフギャング・パックは、カルフォルニアを本拠地に活躍しているアメリカのスター・シェフ。こちらのお店は、ピッツァがメインとなっていますが、他にもトラディショナルなアメリカ料理の数々がいただけます。

ランチのメニューから3品選び、シェアしていただきました。

この日は無性にシーザーサラダが食べたい気分でした。ロメインレタスにプチトマトを彩りに、ゴロゴロと入ったクルトンが香ばしい。にんにくを効かせたドレッシングであえ、上からはマイクロプレインですりおろしたパルメザンチーズがたっぷり。

これぞアメリカといったお味でした。

アメリカといえばこれでしょ、というハンバーガーですが、こちらのハンバーガー、個人的にはこれまで食べた中で一番というくらいにおいしかったです。味付けは塩とこしょうのみ、グリルで焼き上げたハンバーガーですが

ステーキ用のエイジドビーフを使っているのでしょうか?? お肉そのもののおいしさが存分に堪能できました。フレンチフライがディープフライ用バスケットを模した器に入っているのがかわいい。

ボロネーゼソースのパスタですが、これもこれまで食べた中で一番というくらい、私好みのお味でした。カネリーニ・ビーンズ (白いんげん豆) があえてあるのが、いかにもカルフォルニアスタイルといった感じ。このアイデアをまねして作ってみたいです。

カジュアルなインテリアですが、椅子が革張りで座り心地がよかったです。壁にいろいろな額縁の絵をコラージュしてあるのが、アメリカらしい雰囲気で懐かしかったです。

***

これは昨日ですが、六本木ヒルズで買い物ついでに、さくら坂で名残の桜を楽しみました。

桜はだいぶ散りつつありましたが、桜吹雪がみごとでした。一本だけあまり散らずにがんばっている木があったのでパチリ。3月~4月は別れと出会いの季節。桜を見るといろいろな思いが去来して、胸がいっぱいになります。


THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN(2023・春)&アークヒルズの桜

2023年03月26日 | グルメ

桜が満開だというのに、この週末はあいにくの雨。昨日はこの雨の中、車で赤坂アークヒルズにある THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN (ザ シティ ベーカリー ブラッスリー ルービン) にお昼を食べに行ってきました。 

前回の記事はこちら。
THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN (2021-04-10)

ニューヨーク発の THE CITY BAKERY がプロデュースしているレストランで、モダン&スタイリッシュな空間で多国籍のアメリカ料理が楽しめます。本家ニューヨークのお店は2019年に閉店してしまいましたが、日本では引き続き運営されています。

この日はランチのセットから選び、シェアしていただきました。

バスケットに入ったパンと、フレッシュグリーンのサラダ。パンは併設するベーカリーのもので、お代わり自由です。バゲット、フォカッチャ、くるみブレッドの3種類で、どれも食事によく合い、おいしかったです。

エジプトの混ぜパスタ "Kushari" (コシャリ) 。2種類ありましたが、こちらはハンバーグののった「バーグコシャリ」です。数種類のパスタにチェダーチーズをからませたものに、ハンバーグがのっていて、上にはフライドオニオンがたっぷり。

右に見える、辛いソースと酸っぱいソースを、それぞれお好みで加えていただきます。フライドオニオンはこんな風に使ってもよいな、とヒントになりました。

私は、インドン家庭料理 "Sabzi" (サブジ) にしました。こちらも2種類あって、私はチキンのサブジにしましたが、過去記事を見たら、前回もこちらを食べていましたね。^^;

野菜はブロッコリー、じゃがいも、大根、にんじんなど。大根のしゃきしゃきした食感がアクセントになっていました。じゃがいもは甘みがありましたが、キタアカリでしょうか。上にのったレモンをぎゅっとしぼっていただきます。

スープが若干オイリーでしたが、パンでぬぐっておいしくいただきました。

食後にコーヒーをいただきました。前回も書いていますが、色違いのカップとソーサーがかわいい。おなかいっぱいでいただかなかったですが、ケーキもいろいろあってどれもおいしそうでした。

***

アークヒルズ周辺は桜もきれいで、以前はよくここでお花見をしていました。昨日は雨降りだったので、車で桜のトンネルを通るだけにしました。

桜坂の桜。(ちなみに福山雅治さんの歌のモデルとなった桜坂は田園調布にあります。)

この後、六本木ヒルズのさくら坂も通りました。

そろそろ小さな緑の若葉が出はじめていましたが、今週は名残の桜が楽しめそうですね。


ぴょんぴょん舎 GINZA UNA

2023年03月14日 | グルメ

TOHOシネマズ シャンテで映画を見た後に、盛岡冷麺の ぴょんぴょん舎 GINZA UNA でお昼をいただきました。こちらのお店は、私がブログを始めた頃にやりとりしていた方からお聞きして、ずっと行きたいと思いながら、いつの間にか15年も経ってしまいました。

場所は銀座教会のすぐ隣のビルの11階。どことなく宮沢賢治のイーハトーブの世界をイメージしたような?素朴ながら洗練されていて、広々としたほっとする空間です。ちなみにUNA (ウナ) とは韓国語で ”銀河” という意味だそうです。

盛岡で創業し、日本人の口に合うように工夫を重ねてきたという韓国料理は、本格的なお味が苦手な方にもクセがなく食べやすいかと思います。私は少しずついろいろなお料理が楽しめるハーフ&ハーフのセット、夫は冷麺と焼肉のセットをいただきました。

チョレギサラダと牛肉の煮込み。ぱっと見て韓国風肉じゃが?と思ったらじゃがいもではなく大根でした。チョレギサラダのドレッシング、大好きです。

夫の方は、チョレギサラダとナムル。ナムルも和風?というくらいあっさりとした味付け。

3種類の部位をいただく焼肉。少しの量ながら、きちんとグリルの網を使って自分で焼き、本格的なお味でした。

私にはミニサイズの石焼ビビンパ。コチュジャンを加え、全体を混ぜ混ぜしていただきます。私は混ぜすぎず、それぞれのお味が少し残るような感じにしていただくのが好みです。

チヂミ。豚バラ肉が入っていてまさに韓国風お好み焼きといった風情。甘めのタレもよく合います。

夫の冷麺はふつうサイズ。韓国冷麺はそば粉を使うらしい?ですが、盛岡冷麺は小麦粉を使っているのが特徴だとか。実は夫はずっと韓国冷麺が苦手と言ってたのですが、こちらのお店のは口に合ってとても気に入ったみたい。

私のはミニサイズの盛岡冷麺です。麺がもちもちして弾力があり、つるりといただけます。冷麺はそのままあっさりといただき、キムチはビビンパの方に混ぜていただきました。ちなみに冷麺、韓国のお店のようにハサミでチョキチョキはありませんでした。

デザートは、フルーツ (りんご・いちご) ととうもろこしのひげのお茶。最後までおいしくて大満足でした。


レストランひらまつ 広尾

2023年02月26日 | グルメ

帰省した息子を交えて、レストランひらまつ 広尾 でフランス料理のランチをいただきました。1982年に創業し、日本のフランス料理を牽引してきた老舗レストラン。広尾にある一軒家(というよりビル)のお店は、1階に広々としたエントランスがあり

お店のマダムとスタッフが満面の笑顔でお迎えくださいます。この日は2階のサロンのお席に案内くださいました。お部屋にも廊下にも階段の踊り場にも名画や版画が飾られ、まるで小さな美術館のような佇まいでした。

食事の前にスパークリングワインと食前酒のご案内がありました。最初にお値段を知らずにとんでもないものをオーダーしそうになり、スタッフのさりげないアドバイスで、最終的に私はお勧めいただいたノンアルコールのいちごのカクテル、

息子はアルコール入りのいちごのカクテル、夫は比較的お手頃なスパークリングワインをいただきました。大粒のいちごのピュレで作られたカクテルは、食事に合わせるには少々甘めですが、色が愛らしく華やいだ気分にぴったりでした。

お酒といっしょにいただいた、3種類のチーズを練り込んだシューの皮。3種類のチーズはたしか、ミモレット、パルメザン、ブルーだったでしょうか。一口サイズでつまみやすく、さくっ、ふわっとした食感。スナック感覚でいただきました。

アミューズブーシェはイタリア産赤ピーマンのムースと、フルーツトマトのピュレ。同系色ながらお味のコントラストが楽しめました。フルーツトマトの甘さにびっくり。まさにフルーツのようでした。

前菜です。徳島産クマエビを、瑞々しい生野菜とともにいただきました。ソースは3種。左はサフランを使ったマヨネーズ風のソース。右は春菊とクレソンを使った少し苦みのあるソース。奥にはオニオン(とおそらくナチュラルチーズ)を使ったソースが添えられています。

全粒粉を使ったハード系のパンはどれも食事にあいました。バターをつけたり、ソースをぬぐったりして、おいしくいただきました。

メインのお料理はお魚料理か、お肉料理を選びます。

夫がめずらしくお魚料理にしました。和歌山県産釣り鰆を、いぶりがっこを使ったソースでいただきます。鰆がぎりぎり火が通っている状態で、まるでたたきのようでした。空豆、長野県産寒せりはじめ、はしりの春野菜が贅沢に使われています。

私と息子は、鳥取県産因幡鹿をいただきました。鹿がまったくクセがなく、とろけるように柔らかい。クセがなさすぎてジビエ好きの方には物足りないかもとおっしゃっていましたが、赤ワインを使ったソースとの相性も抜群でおいしくいただき、大満足でした。

野菜は、新潟県すずまさ農園の一果南瓜、ヨーロッパから取り寄せたというきのこ類など。こちらにも春野菜が使われていますが、きのこ類が特に鹿肉とソースによく合いました。

この日は夫のバースデイということをお伝えしていたので、特別にデザートを用意くださっていました。"Bon Anniversire" とフランス語のお祝いメッセージとともに名前が入っていましたが

お店のスタッフは息子のお誕生日だと思ったようで、夫と知ってびっくりしていました。^^;

デザートは、奈良県生駒 中井農園中井さんの古都華といういちごを使ったグラタンです。半分にカットした大粒の苺の上にザバイヨーネソースをかけてグラタンにし、その上にいちごのソルベがのっていて、熱々冷え冷えのコンビネーションを楽しみました。

ソルベに刺さっているのは、クレープ生地を極薄パリパリに焼き上げたプレートで、くずしてグラタンやソルベといっしょにいただきました。

先ほどのお誕生日のケーキを3等分し、ミニャルディーズ(小菓子)とともに運ばれてきました。ミニャルディーズはレモン風味の一口サイズのマドレーヌと、ゼリーでした。

コーヒーとともにおいしくいただきました。

***

お食事の後は、ひらまつさんの目と鼻の先にある ナショナル麻布スーパーマーケットへ。久しぶりにアメリカの食材や日用品を、眺めたり買ったりしながら、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。


グランド キッチン @パレスホテル東京

2023年02月11日 | グルメ

丸の内・パレスホテル東京のオールデイダイニング、グランド キッチン (GRAND KITCHEN) でランチをいただきました。ロビーラウンジの奥にあるこちらのレストランは、天井が高く、一面の窓の向こうにテラス席が広がる開放的な空間です。

寒い時期でもあり、私たちは室内の席にしましたが、ブラウンを基調としたシックでモダンなインテリアが、落ち着いた雰囲気でくつろげました。

この日は車で出かけたので、ノンアルコールの飲み物をいただきました。私はノンアルコール スパークリングワイン (Opia Non-Alcohol Sparkling Wine  Chardonnay) もうひとつはノンアルコール 赤ワイン (Opia Non-Alcoholic Wine Cabernet) です。

スパークリングワインはさっぱりと軽やかな口当たりで、食事によく合いました。はじける泡に気分が華やぎます。

前菜の前に運ばれてきたパン2種は、かりっとしたバゲットと、少し甘みのあるテーブルロール。私はバゲットが特に気に入って、オリーブオイルをたっぷりディップして、お代わりもしていただきました。

前菜その1は、真鯛のマリネ/ちりめんキャベツとアンチョビ、シブレットクリーム。白とグリーンが見た目にもさわやかな一品です。

上の緑をどけますと、やわらかくゆでたちりめんキャベツの上に薄造りにした鯛のマリネがきれいに重ねられています。チャイブ風味のクリームがさわやかです。

前菜その2は、鱈、ムール貝、帆立貝のナージュ仕立て/岩海苔&生姜。魚介を使ったスープ風の一品です。魚介のうまみがぎゅっとつまった風味豊かなお味でした。岩海苔と生姜で、薬膳風の味わいもありました。

メインのお料理は3種類から選びます。こちらは、香川産オリーブ豚バラ肉のプティ サレ オ ランティーユ。あとで調べたところによると、プティ・サレ・オ・ランティーユとは、塩漬けにした豚肉とレンズ豆を煮込む、フランス・オーベルニュ地方の伝統料理とのこと。

こういう滋味深いお料理、大好きです。

私は「西オーストラリア産骨付き仔羊肉/グランメール、白人参のピューレ」にしました。グランメールとはおばあちゃんのことで、家庭的なお料理という意味合いがあります。

仔羊のロースト?は柔らかくてクセがなく、添えられたソースも絶品でした。フレンチの王道をいく、ほっとする味わいのお料理でした。

この日は私の誕生日のお祝いだったので、レストランの方で、デザートにメッセージとキャンドルを添えてくださいました。デザートは「蜜柑のマリネ/マスカルポーネのエスプーマ、ピスタチオのアイスクリーム」です。

甘みのある旬のみかんに、ふわりと柔らかく泡立てたマスカルポーネの軽やかな酸味がよく合います。コーヒーといっしょにおいしくいただきました。