セレンディピティ ダイアリー

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鴨川 ぽんとさんの納涼床

2019年11月27日 | +京都

前回から1回お休みして、京都・城崎温泉旅行記の続きです。

京都に着いてからホテルでひと休みして... 夜はせっかくなので、9月までやっている鴨川納涼床に行こうということに。バスで四条河原町に向かい、息子の案内で先斗町(ぽんとちょう)にある居酒屋「ぽんと」さんを訪れました。ちょうど雨も上がってよかった♪

納涼床は、京都の夏の風物詩。鴨川にテラスを張り出して、夕涼みしながら食事ができます。京料理のほか、イタリアンやフレンチ、カフェなどもお店を出しています。ぽんとさんは、元お茶屋さんの建物を生かした居酒屋さんですが、四条大橋に近く、すばらしい眺めでした。

目の前に、改修工事をして昨年再開場したばかりの美しい南座が見えました。私たちはまずはビールとともに、お料理は納涼床のミニコースをいただきました。

おぼろ豆腐に、京の盛り合わせ(胡麻豆腐・漬物・揚げ湯葉しゅうまい・生麩)

海老と九条ねぎのからし酢味噌。このあと、鱧と湯葉のお椀をいただいて(写真なし)、6種類のお料理から3種類を選びました。

生麩田楽。

水菜とたこのカルパッチョ。

生麩と伏見とうがらしの天ぷら。

〆に、おにぎり(大きい!)と、京漬物のお茶漬けをシェアしていただきました。最近の夏の暑さは半端ないので、9月くらいが納涼床にはちょうどいいかもしれません。夜風が心地よく、気持ちよかったです。

このあとは、先斗町を三条まで散策して...

三条からは鴨川の河原を歩いて、四条までもどりました。川沿いに続く納涼床のぼんぼりの明かりや、夏の夜を楽しむ人々のざわめきが旅情をかきたてました。

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Pope Francis

2019年11月26日 | 日々のこと

今日はミーハーな投稿をお許しください。

昨日、都内某所を歩いている時に、警察官が何人も出動していて何事か...と思ったら、ローマ教皇が通られるとのこと。30分ほど待って、お姿を拝見しました。

長崎、広島に続き、都内でも、東日本大震災の被災者や、若者たちとの交流、そして東京ドームでのミサと連日のハードスケジュールにもかかわらず、通り一遍のあいさつではなく、心のこもったお祈りのおことばに大きな希望と慰めをいただきました。

今日はお帰りの途につかれるとのこと。感謝とともに、これからのますますのご健康をお祈り申し上げます。

***

交通規制がはじまって、幹線道路に車一台通らず、しばしの沈黙が訪れた時。唐突ですが、2012年の金環日食で鳥の鳴き声が止まった数分間を思い出しました。

一瞬の天気雨のあと、空は美しい秋晴れでした。

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城崎温泉 城崎町家地ビールレストランGUBIGABU

2019年11月25日 | +兵庫

だいぶ間が空いてしまいましたが、京都・城崎温泉旅行記の続きです。旅館をチェックアウトして町を散策し、お昼を食べてから京都にもどることにしました。

カニも但馬牛もいただいたし、あとは地ビールかな?ということで、大谿川(おおたにがわ)沿いにある 城崎町家地ビールレストランGUBIGABU(グビガブ) さんを訪れました。実は散策中に気になって目をつけていたのです。ロケーションがすばらしく、シックで落ち着いた雰囲気のよいお店です。

城崎の地ビール4種類が少しずつお試しできるセットをいただきました。

左から、ピルスナー[空のビール]。”チェコ産ザーツホップをふんだんに使用したコクと旨さのバランスが素晴しいクラシックラガー” とのことですが、一番飲みやすいビールでした。

次は、スタウト[黒のビール]。”ローストした麦芽の苦味と甘いカラメルフレーバーがマッチした黒ビール”  たくさんは飲めませんが、私は実は黒ビールも好きです。ピルスナーとハーフ&ハーフにしてもおいしそう。

次は、ヴァイツェン[川のビール]。”小麦麦芽を使用しています。フルーティーな香りと飲みやすい口当たりが人気” いわゆる濁り酒ですが、それほどクセもなく飲みやすかったです。

一番右が、カニビール[雪のビール]。”ちょっと甘めの口当たりの良さとホップのキレが人気。深みのある味ですが飲みやすいビール” これが一番個性的なお味でしたが、それだけに地ビールらしいといえるかもしれません。

朝ごはんをたくさんいただいて、あまりおなかがすいていなかったので、ビールのおともに軽くおつまみだけいただきました。

自家製燻製6種盛り合わせ。ビールに合う、合う。

カニのブルスケッタ。塩気のあるカニのフレークがおつまみにぴったり。

息子はしっかり但馬牛のステーキ丼も食べていました。若いですねー。食欲旺盛です。

帰りは行きと同じく、特急 ”こうのとり””はしだて” を乗り継いで京都にもどりました。

京都駅に着いたら、隣のホームにキティちゃんのラッピングトレインが止まっていました。

ハローキティ はるかという、関西空港とJR京都駅を結ぶ特急列車だそうです。関空といえば南海ラピートしか知りませんでしたが (昔、プラレールを持っていました) JRもがんばっていますね。^^

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SHIBUYA SKY :渋谷スクランブルスクエア展望台

2019年11月24日 | おでかけ

渋谷スクランブルスクエアでお昼を食べた後、この日はお天気がよかったので、屋上の展望台 SHIBUYA SKY (渋谷スカイ) にも上ってみました。高層ビルが比較的少ない渋谷エリアにおいて、一番高い場所となっています。一応家を出る前にチケットを予約しておきましたが、それほど混雑していなかったです。

ガラスの壁にぐるりと取り囲まれた空間です。中央は一段高くなっていて人工芝が張られ、ヘリポートを兼ねていました。芝生でごろごろしている方もいらっしゃいましたよ。周りにはところどころにソファが置かれ、ゆったりくつろぎながら眺望が楽しめました。

足元の渋谷のスクランブル交差点。ジオラマのようです。

北側の眺め。大きな緑地は、代々木公園と明治神宮です。その手前の特徴のある建物は代々木体育館。奥に見えるのは新宿の高層ビル群。左手前の建設中のビルは、新しい渋谷区庁舎かと思ったら、区のプロジェクトのパークコート渋谷というレジデンスタワーのようです。

そこから視点を右に移すと、2020東京オリンピックのメイン会場となる国立競技場が見えます。左に見える緑地は、新宿御苑です。

北東方面に、東京スカイツリーが見えます。一番手前の緑地は青山墓地です。

さらに東に視点を移して、中央に見えるビルは六本木ヒルズ。その右には東京タワーが見えます。

南東の、恵比寿・目黒方面です。中央に見える緑地は白金の自然教育園です。はるか向こうにうっすらと、羽田空港と東京湾が見えます。オープンエアの気持ちのよい展望台でした。

***

ショッピングゾーンは混雑していたので、通り過ぎるだけにして... 場所を隣のヒカリエに移して、Le Pain Quotidien (ル・パン・コティディアン) でお茶にしました。

ちょっと疲れて甘いものが欲しかったので、チョコレートムースを。カフェオレボウルにたっぷり2杯いただけるポットのコーヒーとともに、おいしくいただきました。

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しゃぶしゃぶ つかだ @渋谷スクランブルスクエア

2019年11月22日 | グルメ

今月オープンした渋谷スクランブルスクエアにお昼を食べに行ってきました。

レストランフロアが開店する11時過ぎに着くようにでかけましたが、すでにほととんどお店はいっぱいで、列ができているお店もちらほらと...。やがて「しゃぶしゃぶ つかだ」さんに空きを見つけて、入ってみました。

こちらはユニークな ”ひとりしゃぶしゃぶ” の専門店で、モダンな店内には厨房を取り囲むようにずらりとカウンター席が並んでいます。名前からもしかして?と思ったら、塚田牧場さんの系列だそうです。

私たちは、A5黒毛和牛と豚肉の両方が楽しめる、ランチのコースをいただきました。

前菜が2種類から選べたので、それぞれひとつずつ選んでシェアしました。左はポテトサラダですが、しゃぶしゃぶのお肉が混ぜ込んであるのがおもしろい。右はなすのマリネで、さっぱりとして私好みでした。

やがて野菜とお肉が運ばれてきました。奥にちらりと見えるステンレスのお鍋に泳がせていただきます。たれはごまだれとポン酢の2種類で、それぞれお好みでラー油とゆずこしょうを加えます。

しゃぶしゃぶの野菜といえば、白菜や白ねぎがポピュラーと思いますが、こちらのはめずらしい青菜がいっぱい。加賀野菜の紫色の金時草もありました。レタスをしゃぶしゃぶでいただくのが新鮮で、この後、家でもよくお鍋にレタスを入れていただいています。^^

野菜は主にポン酢、お肉はごまだれでいただきましたが、どちらもおいしい♪

〆はごはんとラーメンが選べて、私はラーメンにしました。野菜とお肉をしゃぶしゃぶした後のスープが深々とした味わいです。

ごまだれとラー油を入れると担々麺になりますよ、とのお店のスタッフのお勧めで、途中で味変させていただきました。

デザートは最中の皮つきのバニラアイス。アイスを皮に詰め詰めしていただきました。

↑の写真は食べログさんより。ひとりしゃぶしゃぶは初めてでしたが、余計な気遣い?がいらないので、少人数での食事にいいかもしれません。雰囲気もよかったし、お料理もおいしかったです。

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シルク・エロワーズ「サルーン」

2019年11月20日 | 舞台・音楽会

今月初めに、シルク・エロワーズの最新作「サルーン」を見に行きました。場所は渋谷のシアターオーブです。

シルク・エロワーズは、1993年にカナダのモントリオールで生まれたパフォーマンス集団です。シルク・ドゥ・ソレイユと同じく、アクロバティックな動きに音楽や演劇などの要素を取り入れた、芸術性の高いサーカスです。

私はニューヨークで、初めてシルク・エロワーズの レイン(Rain) という舞台を見て、センスのいい音楽や、舞台の上に水たまりを設えた、水を使った幻想的なパフォーマンスに心を奪われました。↓公式サイトに動画があります。

CIRQUE ELOIZE - Rain

さて今回は、前回見たヨーロピアンな雰囲気からがらりと変わって、西部開拓時代のアメリカを舞台にしています。サルーンというのは、西部劇によく出てくるたまり場的な酒場のことです。こちらも広告用の動画があるので、よかったらご覧になってみてください。ほんの少しですが雰囲気がお伝えできると思います♪

SALOON | Teaser 1m30

シルク・ドゥ・ソレイユに比べると、ファンタジー色は控えめで、お芝居仕立てになっています。男女の駆け引きがあったり、バラバラ事件があったり、銃が出てきたり、ほんのちょっぴりお色気?やブラックユーモアを感じさせる演出が大人心をくすぐります。

ポールダンスや、ジャグリング。大きなホイールを使ったパフォーマンスなど、アクロバティックな演技や、ダイナミックなダンスがすばらしく、わくわくしながら引き込まれました。個人的には舞台に置いたピアノを使ったパフォーマンスが、このサーカスならではで気に入っています。

カーテンコールは撮影が可能でした。ウエスタンな衣装も決まってますね。(^_-)-☆

***

舞台のあとに... この日は新しい商業施設、渋谷スクランブルスクエアのオープンの日でもあったのですが、きっと激混みだろうな~と明治通りを南にぶらぶらと。金曜日の夜でどこも混んでいましたが、居酒屋さんに空きを見つけて入りました。

焼鳥やサラダなどつまみ、楽しい夜になりました。

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イエスタデイ

2019年11月16日 | 映画

もしも自分以外、誰もビートルズを知らなかったら? というアナザーワールドを描いた、ファンタジーテイストのロマンティック・コメディです。

イエスタデイ (Yesterday)

ダニー・ボイル監督&リチャード・カーティス脚本で、エド・シーランが本人役で出演しているというので楽しみにしていた作品です。映画のテイストとしては、リチャード・カーティスが監督した「アバウト・タイム」に似ているかな?

そんなばかな~という設定ではあるのですが、リチャード・カーティスらしい、ハートウォーミングなラブストーリー。ビートルズ愛あふれる音楽映画です。

もしも誰もビートルズを知らなくて、ジョンもポールもジョージもリンゴもいなかったら?(映画の中では、ジョンがサプライズ登場しますが^^) はたして今の時代に、彼らのサウンドが受け入れられるでしょうか?

私は... アリだと思いました。ジャック(ヒメーシュ・パテル)がビートルズのいない世界に紛れ込んで、はじめてアコースティックギターをつま弾きながら歌うイエスタディは、鳥肌ものでしたもの。改めてすてきな歌だな~としみじみ思いました。

映画の中では、「サージャント・ペパーズ...」というタイトルが長すぎるとか、ヘイ・ジュードのジュードという名前は古すぎるとか、いろいろ言われていましたが。^^

ジャックが、誰も知らないのをいいことに、ビートルズの歌を次々と自分が作った歌として発表していくところは、なんとなく割り切れないものを感じてずっともやもやしていましたが、そこはちゃんとジャックの葛藤も描けていたのでよかったです。

ジャックが売れない頃からずっと近くにいて彼を支え続けていたおさななじみのエリーにリリー・ジェームズ。ジャックがどんどんビッグになるにつれ、自分から離れて遠いところにいってしまうのでは...と悩む乙女心がかわいかった。

ラストもとってもすてきでした♪

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コレド室町テラス &モントルー・ジャズフェスティバル

2019年11月12日 | おでかけ

東洋文庫のあとに、私用で日本橋に行きがてら、9月27日にオープンした「コレド室町テラス」に寄ってみました。コレド室町1・2・3に続く新しい商業施設で、台湾発の人気セレクトショップ「誠品生活」の日本1号店がオープンするというのが話題になっていました。

名前が「良品生活」に似ている?と思っていましたが、日本でいうところの「蔦屋書店」みたいな感じで、本屋さんに雑貨屋さんやカフェなどが組み合わされています。時間の都合でざっと見るだけになってしまいましたが、すてきなショップがいろいろありましたよ。

王徳傳という台湾茶のお店です。赤い缶がかわいい。

ここはカフェかな? 天井の照明がすてきです。

書店のエリア。

タピオカミルクティのTHE ALLEY。

家庭雑貨のお店。今風のハイセンスな雑貨がある一方、どこか懐かしい素朴な雑貨もあるのが楽しい。

この日はちょうど室町エリアで「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019」が開かれていて、あちこちで路上ライブが行われていました。YUITOの地下広場でジャズピアノの音が聴こえたので、吸い込まれるように近づいてみました。

電子ピアノとタップダンスのステージでしたが、まもなく始まったのがキャラバン!! しかもアレンジが映画「セッション」(Whiplash) と同じだったので興奮しました。ビッグバンドのパートを電子ピアノが演奏し、マイルズ・テラーのドラムをタップダンスで表現しています。とてもすてきな舞台でした♪

Whiplash Amazing Final Performance (Caravan) (Part 1) | Whiplash (2014) | 1080p HD

こちらは映画「セッション」から。ラスト9分のキャラバンのシーンが大好きで、何度も繰り返し見てしまいます。(上の動画はその一部、前半の4分半です)

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東洋文庫の北斎展

2019年11月09日 | アート

本駒込の東洋文庫ミュージアムで開催されている「東洋文庫の北斎展」を見に行きました。

東洋文庫は、三菱3代目当主岩崎久弥氏が設立した、東洋学の専門図書館です。これまで何度も招待券をいただきながら訪れる機会を逸していましたが、今回は私にもなじみのある北斎展ということで、足を運んでみました。

ミュージアムの中心を成すのは、オーストラリア人ジャーナリスト G. E. モリソン氏が収集した約2万4千冊の書籍、通称「モリソン文庫」です。モリソン氏は中華民国総統府の顧問として20年間北京に駐在し、欧文で書かれた東洋に関する質の高い書籍を収集しました。

写真で何度も見て憧れていたモリソン文庫を目の前に見ることができて感激しました。まるで「美女と野獣」でベルが狂喜乱舞したビーストのライブラリーのようです。”天正遣欧使節記” や ”ペリー提督 日本遠征記” など、教科書にも登場する貴重な書籍が展示されています。

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この後はいよいよ北斎展です。北斎といえば、美術展では「富嶽三十六景」など多色刷りの版画が展示されることが多いですが、今回は東洋文庫が所蔵する墨一色の絵本が中心です。これまでにあまり見たことのない、東洋文庫ならではのセレクションで大いに堪能しました。(展示は写真撮影可です)

『諸国瀧廻り』全8図の中から「東都葵ヶ岡の滝」です。現在の溜池山王のあたりにあった人工の貯水池と滝が描かれています。今は溜池は埋め立てられ、地名と地形からその面影を知るのみですすが、かつてはこんな風景があったのですね。

総房海陸勝景奇覧 (1818-1819)

右端に房総半島、左手前に三浦半島、中央に見える海は東京湾を表しています。飛行機のない時代に、どうやってこんな詳細な鳥瞰図が描けたのか??と驚きますが、地図や地誌を参考に、北斎自身の旅の経験も生かされているそうです。地図好きにはわくわくする作品でした。

絵本隅田川両岸一覧 (1917復刻)

北斎は引越し魔で、93回引越したことが知られていますが、ほとんどは今の墨田区内でした。当時の墨田川は、水上交通の要所で沿岸は賑わっていたのだろうな、ということがうかがえる作品です。

画本彩色通 (1848)

北斎が亡くなる前年に刊行された、最後の絵手本です。これまでの画集と違い、絵を描くための指南書となっています。筆や刷毛の使い方、絵の具の種類と調合方法など、北斎が体得した画法が細かく説明された集大成ともいえる作品。後世の画家たちに残そうとして、 書かれたのでしょうか。

展示室に人がいなくなったところを見計らってパチリ。本が中心の展示というのが、ユニークでおもしろかったです。説明も平易なことばでわかりやすく書かれていて、親しみがもてました。

北斎展を見たあとは、ミュージアムに併設されているレストラン「オリエント・カフェ」でお昼をいただきました。こちらでは、小岩井農場(岩崎家がオーナー)のお料理がいただけます。

一日10食限定の「マリーアントワネット」というボックスランチにしたかったのですが、この日の分はもう終わっていたので、「マルコポーロセット」というふわとろのオムライスをいただきました。メインのオムライスにスープ、サラダ、コーヒーがつきます。穏やかな味わいでおいしかったです。

私はおなかいっぱいでいただかなかったのですが、チーズケーキが人気のようです☆

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首里城の思い出

2019年11月02日 | 日々のこと

12月31日の朝、ニュースをチェックしようとスマホを見たら、首里城正殿が燃え上がる衝撃の映像が目に飛び込んできて言葉を失いました。首里城の正殿から出火し、北殿、南殿を含む主要7棟が焼失したということです。

首里城は2011年3月、沖縄旅行の際に訪れました。ゆるやかな坂道を上り、奉神門をくぐって現れる赤い壮麗な正殿、対照的に日本の趣が感じられる南殿など、今も鮮明に覚えています。

沖縄旅行記より 首里城

太平洋戦争で焼失した後、県民の悲願のもとに復元された首里城。日本にとっても大きな損失で、特に沖縄の皆様の悲しみはいかばかりかと思いますが、いつかまた美しい姿が蘇ることを心から願っています。過去記事から一部を再掲して、お見舞いのことばに代えさせていただきます。

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ようやく正殿にたどりつきました。ここは、王と家族が居住する王宮であり、王国統治の行政機関の本部であり、宗教儀式の場でもありました。公式行事は、正殿前の御庭(うなー)で行われました。

中国と日本の建築様式が取り入れられているということですが、色彩の鮮やかさは中国の影響をより強く受けていると感じました。復元にあたっては、中国の紫禁城などを視察し参考にしたということです。

中も見学することができますが、ちょっと驚いたのは国王の任命を中国の皇帝が行っていたということです。(冊封(さくほう)) 廃藩置県で沖縄が日本となるまでは、どちらかというと中国との結びつきが強かったのかもしれません。

正殿の横の南殿は、木目をそのまま生かした、趣が少し違う建物です。これは朱に塗り忘れたわけではなくて(笑)薩摩藩の接待に使われたため、日本風に作られたのだそうです。

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