特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

求む消火器!

2006-02-20 22:31:12 | 時事問題
 晴れ。最低気温-0.1度。最高気温9.1度。日中はジャケットいらずの良い天気。

 日向にいるとお日様の匂いが気持ち良い一日でした。

 通院日だったので、朝食後病院へ。
 朝の通勤時間帯なのでバスは見事に満員。今朝のバスの運転手さん、防寒対策のためか大きなマスクを着用。道路が混雑してストレスが溜まっているのか、これでもかとばかりにクラクションを鳴らしまくり、周囲の車を煽っている。煽りまくりである。少しでもノロノロ運転している車がいると「なにノロノロ走ってんだよ!」とか、ウィンカーも出さずに割り込んでくる車には「割り込むんじゃね~よ」とか、女性ドライバーには「こいつ、一体どんな運転してんだよ!」と独り言の嵐。マスクをして両目だけが覗いているだけにちょっと怖かったです。もちろん運転も。私は心の中で叫びましたね。「運転手さん、イライラするのはよ~くわかります。でも、あなたの独り言そのままあなたにお返しします!」と・・・。

 なんとか無事に鐘路(チョンノ=종로)まで辿り着き、ホッとしながら地下鉄1号線の鐘閣(チョンガク=종각)駅のホームを歩いていたら・・・。
 消火器の表示板がありました。

 下を見ると・・・。

 肝心の消火器がありませんでした。消火器さんたら、今日は有給(休暇)でも取ったのかしらん?

 大邱(テグ=대구)で起きた地下鉄火災の惨事から先週の土曜日(2/18)で三年目を迎えました。2003年2月18日午前9時53分、ラッシュアワーのピークこそ過ぎていたものの192人もの尊い命が失われ、負傷者だけでも148人を数える大惨事でした。

 ソウルの地下鉄も最近ようやく、車両の耐燃化や駅構内の防災設備などが整えられつつあります。しかし、こんな現実を目にすると、あの痛ましい惨事が既に忘れ去られているのではないかと思ってしまいます。
 地下鉄公社は「赤字で経営が苦しいのに、政府は防災・安全対策を一方的に押し付けるだけで何の支援もしてくれない!」と声高に主張しています。しかし、赤字を理由に防災・安全対策が疎かになっては決してなりません。乗客の安全を第一に考えるのが公共交通機関の使命であり、安全は乗客のみならず、そこで働く人たちひとりひとりの身を守ることでもあるのですから。


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4 コメント

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消火器の有給 (TOMONOSUKE)
2006-02-28 11:19:36
あははは、笑いました。

公共機関でのささいな出来事も、日本ではまかり間違うと問題になっちゃいますよね。

韓国のおおらかさというか、いい加減というか(笑)

それにしても、どこにいっちゃったんでしょう?

酔っ払いに連行されちゃったんでしょうかね?
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改めて考えて見ると (特上カルビ)
2006-02-28 20:26:22
日本以上に有給休暇の取得が難しい韓国のことだから、会議中?、接客中?、あるいは直行直帰でもしたのでしょう。消火器も忙しい今日この頃です。

「消火器が 火事を消さずに 姿消し」お粗末さまです
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上手い! (TOMONOSUKE)
2006-03-02 13:01:32
座布団2枚!
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こうなったら・・・ (特上カルビ)
2006-03-02 22:29:52
目指せ座布団10枚!
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